NFTはなぜ売れるのか。大体この3つの理由に当てはまります。

なふと

NFTって、なんであんなに高くで売れるの?

今回は、そんな素朴な疑問に答えていきたいと思います。


1枚のデジタルアートが数百万円で売れた。

そんな話は、NFTの世界では決して珍しい話ではありません。

世界では、今も億単位でたくさんのNFTが取引されている。


Moonbirds

例えば、この「Moonbirds」というNFTコレクション。

このドット絵一枚が、軽く1000万円越えで取引されています。


そうだよね。あれはそりゃ売れるよね。そう思う人がいる一方で、

いや、絵じゃん。

あなたはどちらでしょうか。


NFTがなぜ売れるのか。

それは、大体3つの理由で説明ができます。

なふと

できるだけ難しい話は無しで解説していきますね!


目次

そもそもNFTって何なの?

NFT自体は分かるよって人は、ここは飛ばしてもらっても大丈夫です。


NFTとは、非代替性トークン(Non-Fungible Token)の略です。

なんて言っても余計分からなくなるかもしれませんが、少し付いてきてください。

それと比較して、仮想通貨は代替性トークン(Fungible Token)だって言われたりしますね。


非代替。すなわち、代わりが効かないって意味です。

唯一。それは世界に一つしかない、間違いなく本物。


今までは、どれだけ著名なイラストレーターの作品でもデータそのものに価値は無かったわけです。

アナログで紙に描いて額縁に入れれば売れるものでも、デジタルだとそれはできなかった。

なふと

誰でもコピー&ペーストができちゃいますからね。


そこに価値を付与することに成功したのが、NFTなんです。

デジタルアートをインターネット上にアップする際に、アドレスのようなものを付与するんですね。


そのアドレスを使って、

そのデータをいつ、誰がアップして、その後どういう過程を経て誰の手に渡って、今誰が所有しているのか。

全てを確かなデータとして、誰でも確認ができるようになったんです。


すると、当然レプリカはアップした人も時期も違えば、その後の過程だって全然違う。

なふと

これは偽物だって、一瞬で分かるようになったわけですね。


そしてこれは、別にデジタルアートに限ったことではなく、データであればなんでも可能なんです。

写真でもいいし、3Dのデータだっていい。

ライブのチケットは今後全てNFT化されて、不正な転売はできなくなるよねっていうのは有名な話です。


この辺りについては、こちらの記事で更に詳しく解説しています。


NFTが売れる3つの理由

で、NFTが何なのかは大体分かったけど。

さすがに本物だって証明されただけで、数千万で売れるのはおかしくない?

なふと

安心してください。それがめちゃくちゃ普通の感覚です。


今回は、NFTが売れる理由を大きく3つに分けてみました。

  • 単純に欲しいから
  • 転売して利益を得たいから
  • コミュニティに入りたいから

世の中の売れているNFTは、まぁほぼ全てこの中のどれかに当てはまっているんじゃないでしょうか。


単純に欲しいから

なふと

えっと、ふざけてるわけじゃないんです。


「単純に欲しい」っていうのはすなわち、

  • うわ!この絵可愛い!欲しい!
  • 好きなイラストレーターさんの作品だから欲しい!
  • 世界に一つなんだったらこれは僕が持っておきたい!

こういう、人間誰しもが持つ本能的な所有欲によるものを言います。


なふと

え?逆にそれ以外に売れる理由ってあるの?

あるんです。なんなら、この売れ方はむしろ少数派かもしれない。


個人的にはこういった売れ方が自然で好きなんですけどね。

「好きなイラストレーターさんの作品だから」なんて最高じゃないですか。応援する気持ちも込めてるわけです。


ただ、人間はたかがデータに「欲しいから」って理由で1000万は出しません。

この売れ方で売れるのは、どれだけ高くても数百万までですね。

いや、それでもめちゃくちゃすごいですけど。


転売して利益を得たいから

現時点でNFTを頻繁に売買している人の9割以上はこれだと思います。

NFTは、転売して利益を得ることができるんです。


つまり、株や仮想通貨の投資と同じ。場合によっては「投機」って言われたりもしますね。

まだ誰も知らない安いうちに買って、人気が出て値段が上がったら売る。

これがNFT界隈の現状です。


CLONE X

例えば、あの村上隆さんを中心としたプロジェクトのNFTコレクションである「CLONE X」

つい数ヶ月前までは2ETH程度、つまり60万円前後の価格で取引されていました。


それでも高いって思うかもしれませんが、このコレクションの現在のフロアプライスはおよそ16ETH。

最も安いものでも、600万円は出さないと買えないわけです。実に10倍ですね。

もしもあの頃買っていれば、それだけで割と人生が変わるような金額を手に入れられていたわけです。


そりゃみんな必死になって伸びそうなNFTプロジェクトを探しますよね。

なふと

僕も日々情報をキャッチアップして、NFT投資に勤しんでいます。


コミュニティに入りたいから

最近は、日本でもこのタイプのNFTコレクションが続々と出てきてますね。

海外ではむしろこっちが主流です。コレクションとコミュニティはセットです。


NFTを持っていることで、そのNFTを持っている人たちだけのコミュニティに入れます。

これを「DAO(自律分散型組織)」と言います。

なふと

NFT界隈では大事なキーワードなんで、名前だけでも覚えてね!


Nouns

最近だと、「Nouns」ってコレクションが物凄いことになってますね。

このドット絵が、一枚2000〜3000万円で毎日売れています。頭がおかしくなる。


DAOの中では、コミュニティメンバーがそれぞれ色んな事業をやるんです。

みんなで協力し合ったり、みんなの同意があればNFTコレクションの売り上げを資金にすることもできる。

DAOは、新しい株式会社の仕組みになるって言われてますね。


そしてコミュニティが成長すると、またそのコミュニティに入りたい人が増えてくる。

すると、当然チケットであるNFTコレクションの価格も上がる。

なふと

株式会社の株価が上がっていく原理と似ていますね。


結局みんなWeb3.0の世界に期待している

NFTがなぜ売れるのか。

結局みんな、5年後、10年後のWeb3.0の世界に期待しているんです。


まだまだNFTの市場なんて始まったばかりで、何が正しいかなんて誰にも分からない。

その中で、なんか期待できそうなものをみんなが買う。みんなが買うから値段も上がる


  • このイラストはアーティスティックだ!人気が出るかもしれないから買おう!
  • このDAOがやってるプロジェクト面白そう!成長しそうだからNFT買っておこう!

みんなこんな感じで買ってます。大口のNFTコレクターだってここはあんまり変わらない。


今は確かに、みんな金儲けのために、投機目的でNFTを買っているかもしれない。

ただ、これは立ち上がったばかりの成長市場だから仕方ないんです。そういうものなんです。


こうやって市場が伸びた先に、

株式会社は打って変わってDAOになり、資本主義の仕組みを根底から覆せるかもしれない。

クリエイティブな才能を使って生きていける人が、今よりもずっと増えていくかもしれない。


NFTが売れるのは、そういうものへの期待の表れであるとも言えると思うんです。

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