NFTで何を売るか。
そう考えた時に、大抵の人はまず最初に「イラスト」が思い浮かぶでしょう。
可愛い女の子のイラストや、綺麗な風景のイラスト。
ただその辺りのNFTは人気な分、ライバルも多い。
その中で上手く差別化できればその分リターンも大きいですが、なかなか難しいのが現実です。
なら、そもそもイラスト以外で何かないか。
NFTで写真って、売れないかな?
そう考えるのは、かなり自然な流れだと思います。
結論から言うと、NFTで写真を売ることはもちろん可能です。
しかも今ならライバルがかなり少ないので、意外と穴場かもしれません。
写真のNFTコレクションはまだまだ穴場状態です。
NFTの主要なマーケットプレイスと言えば、もちろんOpenSeaですよね。
実はこのopenseaのジャンルの中に、「Photography」ってちゃんとあるんですよね。
つまり、世界的には写真のNFTコレクションは割と主流のジャンルだってことです。
例えばこの、「Where My Vans Go」というコレクション。
あのVansのスニーカーを主役に、高所から撮った写真をテーマにしています。
このコレクション、なんとフロアプライスが47ETH。
つまり、一番安い物でも2000万円近くの値が付いています。写真一枚ですよ。やばすぎる。
ただ2022年5月現在では、やっぱりまだまだクリエイターの数が少ないって感じます。
特に日本人クリエイターで写真のNFTで有名な人なんて、本当に数えるほどしかいない。
イラストはあんなに売れるんだから、写真にはまだまだポテンシャルがあると思うんです。
売れている日本の写真NFTは「日本らしさのある風景写真」
自分でNFTを売るなら、既に売れているコレクションを研究することがとても大事。
ということで、売れている日本人フォトグラファーのNFTコレクションを見ていきましょう。
今回は2つだけ紹介するんですけど、この2つのコレクションにはある共通点があるんです。
それは、「日本らしさのある風景写真」であること。
ここに注目して見ていきましょう。
Neon Noir Tokyo
まずはこちら、「Neon Noir Tokyo」というコレクション。
正直、完全な写真素人から見ても売れそうな匂いがプンプンします。
フロアプライスは0.7ETH。約20万円ですね。
一枚の写真が売れたら1ヶ月過ごせます。
主な特徴は、
- 「東京×ネオン」という統一されたテーマ性
- 基本的に「雨が降っている」という点で差別化
- 人や店の看板など、ありのままの風景を大事にしている
この辺りですかね。
いやぁ、見れば見るほど上手いですね。
アートとして素晴らしいのはもちろんなんですけど、マーケティングの観点から見てもお見事です。
そして何が一番強いって、「東京のネオン街」をテーマにしている点。
これだけは海外のクリエイターには絶対に真似できない点ですし、強力な差別化に繋がる。
東京って世界的にも有名な大都市の1つですし、そりゃ売れるわなって感じです。
rkrkrk Collection
続いて、「rkrkrk Collection」です。
このコレクション何が凄いって、
アイテム数はたったの15枚なのに、ボリュームトレードは37.3ETH。
軽く1000万円以上売り上げてます。一枚70万円ほどで取引されてますね。
特徴としては、
- 都会から地方まで、日本各地の美しい風景写真
- 特に神社仏閣、お城、富士山、古い街並みなど、「日本特有」を売っている
日本特有の文化だったり美しい風景って、世界からめちゃくちゃ人気があるんですよね。
世界人気都市ランキングで京都が1位に選ばれるくらいです。
NFTやるなら、日本人クリエイターの強みを全面に出すべき
もうこれずっと思ってるんですけど、
- 単純に作品のクオリティが海外に比べて高い
- 日本だけの「文化」に対する海外からの人気が高い
特にアニメ調のイラストに関して言えば、世界一のクオリティと言っていいでしょう。
写真だって同じです。「和風な風景」は唯一無二なんで、海外のクリエイターとはそもそも立っている土俵が違う。
日本人は、クリエイティビティにおいては圧倒的な「強み」を持ってます。
NFTなら、世界中の人たちに自分の作品の魅力を伝え、買ってもらうことができる。
なら、この強みを全力で、全面に出すべきです。
それができれば、NFTクリエイターとして成功することは意外に難しくないのかもしれません。