メタバースには3種類ある？代表的なおすすめプラットフォーム8選

世界に目を向けてみると、今や無数のメタバースプラットフォームがあって迷ってしまいますよね。

実は一口にメタバースと言っても種類があって、それぞれの利用目的や好みに合わせて選ぶ必要があるんです。

この記事では、メタバースの3種類を紹介した上で、代表的なおすすめプラットフォームを8つピックアップして解説していきます。

メタバースには3種類ある

メタバースは、大きく分けてこの3つのタイプに分類されます。

ゲーム型はそのままだから分かりやすいですよね。20年前からあるMMORPGやオンラインゲームも、一種のメタバースです。

ソーシャル型は、SNSが派生したものだと思ってもらえれば分かりやすいでしょう。ユーザー同士のコミュニケーションを主体としたメタバースですね。

多くの人にとってハードルが高いのが、やっぱりWeb3.0型ですよね。詳しくは後で解説しますが、一言で言ってしまえば「現実世界と同じようにお金や資産があって、そこに経済圏ができているメタバース」のことです。よく分からないって人は、この辺りはスルーでもOKです。

ゲーム型メタバースのおすすめプラットフォーム2選

ゲーム型メタバースでは、ゲームの世界を基盤として、参加者がゲーム内で交流したり一緒にクエストに挑んだりすることができます。ゲーム性が強いことが特徴で、遊び心を満喫できるプラットフォームが多いです。

ソードアートオンラインのような作品に触れたことがある人は理解しやすいかもしれませんね。

Roblox

運営会社	Roblox Corporation
対応デバイス	Windows, Mac, iOS, Android, Xbox One
ゲーム内通貨	Robux
公式HP	https://www.roblox.com/

Robloxは、ユーザーが自分でゲームを作成・公開できるオンラインゲームプラットフォームです。世界中の開発者が5000万本以上のゲームやアプリケーションを制作しており、その数は日々増え続けています。

これだけタイトル数があるともちろんヒットするゲームもあって、そのゲーム目当てにまたユーザー数が増えるっていう好循環が生まれています。

また、Roblox内での仮想通貨「Robux」を使ってアバターアイテムやゲーム内アイテムを購入できるため、独自の経済圏が成立しています。Web3.0型の側面もあるんですね。

Fortnite

運営会社	Epic Games
対応デバイス	Windows, Mac, PlayStation, Xbox, Switch, iOS, Android
ゲーム内通貨	V-Bucks
公式HP	https://www.epicgames.com/fortnite

Fortniteは、基本プレイ無料のバトルロワイヤルゲームで、世界中のプレイヤーがPvPで戦うことができます。

ただ近年はその枠を超え、アーティストのライブやブランドとのコラボイベントが開催されるなど、エンターテイメントの場としても機能しています。

また、クリエイティブモードではプレイヤーが自分の島やゲームモードを作成できます。友達と協力して遊んだり、世界中のプレイヤーと競い合ったり、独自のコンテンツを創造したりと、ゲーム型メタバースの魅力を堪能できるプラットフォームです。

ソーシャル型メタバースのおすすめプラットフォーム3選

ソーシャル型メタバースは、ユーザー同士のコミュニケーションが主体となるメタバースです。友達と楽しむことはもちろん、新しい人と出会ったり、趣味を共有することができます。

現在はこの役割はSNSが担っていて、Twitterは文字、Instagramは画像、TikTokは動画を使っていますよね。これがメタバースになると、アバターを使ってもっと密に交流することができるわけです。

Cluster

運営会社	Cluster, Inc.
対応デバイス	Windows, Mac, iOS, Android, VR
ゲーム内通貨	なし
公式HP	https://cluster.mu/

Clusterは、VRを活用した日本発のソーシャル型メタバースプラットフォームです。音楽ライブや展示会、講演会など、様々なイベントが開催されていて、リアルタイムでのチャットや音声通話もできるため、まるで現実世界で友達と遊んでいるかのような体験が楽しめます。

さらに、Clusterでは企業や団体がイベントや広告を行うことも可能で、ビジネスの活用範囲も広がっています。

VRChat

運営会社	VRChat Inc.
対応デバイス	Windows, VR
ゲーム内通貨	なし
公式HP	https://www.vrchat.com/

VR Chatは、世界中のユーザーとリアルタイムでコミュニケーションができるソーシャル型メタバースです。自分だけのアバターを作って、他のプレイヤーとチャットやボイスチャットを楽しむことができます。

VR機器を使うことでよりリアルな体験ができますが、PCでも楽しむことができます。また、VR Chat内で自分のワールドを作成し、他のユーザーを招待することもできます。

ZEPETO

運営会社	Naver Z Corporation
対応デバイス	iOS, Android
ゲーム内通貨	ZEPETOコイン、ZEPETOポイント
公式HP	https://zepeto.com/

ZEPETOは、3Dアバターを使ってソーシャルメディアで遊ぶことができるアプリです。自分の顔写真からアバターを作成して、写真や動画に自分のアバターを加えることができます。

また、ZEPETOのバーチャルワールドでは、さまざまなファッションアイテムを使ってアバターをカスタマイズしたり、他のユーザーと交流しながら遊ぶことができます。

Web3.0型メタバースのおすすめプラットフォーム3選

Web3.0型メタバースは、インターネット上で分散された方法で運営され、ユーザーが自由に土地や建物を所有・開発できるプラットフォームです。

独自の仮想通貨や、本サイトのタイトルでもある「NFT（非代替性トークン）」が利用されていて、オンライン上で経済活動が行われています。美術品や投資、土地開発など、さまざまな分野で活用されていますね。

The Sandbox

運営会社	Animoca Brands
対応デバイス	Windows, Mac, iOS, Android
ゲーム内通貨	SAND, LAND
公式HP	https://www.sandbox.game/

The Sandboxは、ユーザーがコンテンツを作成し、販売できるクリエイティブなメタバースです。ブロックベースのグラフィックと直感的なインターフェースで、プレイヤーは簡単に土地や建物をデザインし、独自のゲームやコンテンツを作成できます。

さらに、The Sandboxでは独自の通貨「SAND」を使用して、作成したアイテムや土地を売買できます。

Decentraland

運営会社	Decentraland Foundation
対応デバイス	Windows, Mac, VR
ゲーム内通貨	MANA, LAND
公式HP	https://decentraland.org/

Decentralandは分散型のWeb3.0型メタバースで、仮想空間の土地や建物、アートなどのデジタルアセットをブロックチェーン技術を用いて管理しています。ユーザーは仮想空間で土地を購入し、自分だけの空間をカスタマイズし、構築することができます。

また、ゲームやカジノ、アート展示など多様なアクティビティが楽しめるため、さまざまな興味を持つユーザーが集まります。ビジネス面でも、企業やアーティストがプロモーションやブランディングのためにDecentralandを利用しており、新しい形のコミュニティと市場が形成されています。

XANA

運営会社	XANA Digital Assets
対応デバイス	Windows, Mac, iOS, Android, VR
ゲーム内通貨	XETA
公式HP	https://www.xana.io/

XANAは、数少ない日本発のWeb3.0型メタバースプラットフォームです。というかこのレベルでWeb3.0型を体現できているメタバースは日本には他にないですね。

「メタバース内でクリエイティビティを発揮してお金を稼げる人を増やす」という大きなビジョンを掲げて、Discordコミュニティ「XANA DAO」内で日々開発が進められています。