- そもそもメタバースとは?
- 仮想通貨は必要?
- 「ホロアース」とは?
- 「ホロアース」でできること5選
- 正式リリース時期はいつ?
- 谷郷社長に聞く「ホロライブとメタバースのこれから」
今回は、大手Vtuber事務所「ホロライブ」が目指すメタバースであり、開発が進んでいる「ホロアース」でできることについて解説していきます。
2022年11月24日に「ロビーβ版」がリリースされた段階で、正式リリースはまだまだ先になりそうですが、現段階で出ている情報をまとめておきますね。
ちなみに僕は、割とヘビーめなホロライブリスナーの1人です。
そもそもメタバースとは?
ホロライブをきっかけに「メタバース」という言葉を知ったって人も多いと思いますので、そもそも「メタバースってなに?」ってところからですね。
メタバースは、コンピュータやコンピュータネットワークの中に構築された、3次元の仮想空間やそのサービスを指す。
メタバース – Wikipedia
要するに、僕たちが生きている現実世界とは別の、デジタル上に作るもう1つの仮想世界のことです。
「メタ(高次の)」と「ユニバース(宇宙)」を組み合わせた造語なんですね。
- ソードアート・オンライン
- サマーウォーズ
これらのアニメ作品に触れたことがある方なら、直感的に分かるんじゃないでしょうか。
ホロアースに「仮想通貨」は必要なのか
当サイトは「NFT、仮想通貨、メタバース」のようなWeb3.0領域に関する情報を発信するメディアなので、このテーマにはしっかりと触れておきたいですね。
というのも、ホロアースはあくまでメタバースプラットフォームの一種だからです。
- ザ・サンドボックス
- ディセントラランド
- ロブロックス
世界的に有名なこれらのメタバースプラットフォームでは、例外なくアバターアイテムや土地の売買に仮想通貨が使われています。
というか、世界中のユーザーがスムーズに取引をするには円やらドルを使ってたんじゃやってられないわけです。
ホロライブは特に海外のファンが非常に多いコンテンツなので、正直この流れには逆らえないんじゃないかと思ってます。
\ 簡単5分 /
ホロライブが目指すメタバース「ホロアース」とは?
「ホロアース」とは、大手Vtuber事務所である「ホロライブ」が開発を進めるメタバースプラットフォームのことです。
ホロライブの異世界創造プロジェクトである「ホロライブ・オルタナティブ」の世界観がモデルになってます。
Vtuber自体がそもそもバーチャルな存在なので、メタバースとの親和性が非常に高いんですね。メタバース上のコンテンツとして、ホロライブのタレントを絡めやすいわけです。
2021年11月にホロアースのテストプレイが公開されましたが、この時点では実装されている要素は少なく、大まかな世界観を把握することしかできませんでした。
翌年6月のプレスリリースでは、新情報が続々と発表され、ユーザーアバターや戦闘、クラフト要素の実装も確認することができました。
同年12月には、実際にメンバーがホロアース内でモンスターを倒したり、大幅にグラフィックが向上した映像も見ることができました。
雰囲気としては、「Minecraft」のようなものをイメージすると良いと思います。いわゆる「サンドボックスゲーム」と言われるものですね。
「ホロアース」でできること5選
我々ユーザーが最も気になるのはやはり、「ホロアースで何ができるの?」ってところだと思います。
ということで、今回は「ホロアース」でできることを5つにまとめてみました。
あくまで、現段階で発表されている情報をもとに解説していきますね。
ロビーでリスナー同士でコミュニケーションが取れる
ホロアースには「コミュニケーションロビー」があり、ここでリスナー同士のコミュニケーションを図ることができます。
2022年3月には、コミュニケーションロビーの機能検証テストが実施され、多くのユーザーが参加しました。
ホロライブを中心としてコミュニティを作る感覚ですね。なかなか普段リスナー同士で交流する機会は無いので、これは面白いです。
「シャウト」とか「ささやき」とか、昔からオンラインゲームをやっている層が見ると、少しニヤッとしてしまうワードが並んでいますね。
ここがホロアースか…
(フライングちょっとだけ入室した時の写真)
#Achanspaces でスペースとりつつやります! pic.twitter.com/bS7hE2G27p— 友人A(えーちゃん)👓hololive STAFF (@achan_UGA) November 30, 2022
また、11月24日に「ロビーβ版」が一般公開されました。WindowsのPCであれば誰でも参加できるので、詳しくは公式サイトへどうぞ。
週末はホロライブのタレントのライブが開催
普段はリスナー同士でコミュニティを形成したり、普通のオンラインゲームのようにクエストをこなしたり。
そんなホロアースですが、なんと週末はホロライブのタレントのライブをメタバース上で見ることができるようです。
ホロライブに限らずVtuberは、仮想のライブ会場で、Youtubeライブ等のプラットフォームを活用して、日々ライブを開催しています。
2022年夏に開催された「hololive Summer 2022 Climax Story Live」は、最大同時接続数20万人を超える規模であり、非常に巨大なコンテンツとなっています。
そもそもVTuber自体,僕はメタバース上の存在だと思っているので。それなら仮想世界自体を作ってしまって,その中でいろんなイベントやライブを楽しめるようにしたほうが自然なんですよね。そうやってファンの皆さんやタレントさんが活動できる場を増やしていけたらいいな,という。それがホロライブのメタバース「ホロアース」なんです。
ホロライブが夢見る,メタバースとの幸せな関係とは――不定期連載「原田が斬る」,第9回はカバーCEO・谷郷元昭氏がVTuberの未来を語る
ホロライブの運営元であるカバー株式会社のCEO、谷郷氏(通称YAGOO)もインタビュー記事でこう語っています。
また、クリスマスの翌日、12月26日にホロアース内でプロトライブがテスト的に開催されました。
思ったより展開が早いですね。さすYAGOO。
自分だけのアバターを作れる【美少女になれる】
ホロアース上では、我々ユーザーはアバターの姿で生きることになります。
もちろん、キャラクタークリエーション機能もあります。自分だけのアバターを作って、美少女になってメタバース上を歩くことができます。
公式情報によると、男性アバターも実装予定だそうです。
モダンな建築物をクラフトできる
クラフト要素についてもイメージが公開されていますね。
「Minecraft」や「フォートナイト」のように、ホロアース上に建築物をクラフトすることができます。
マイクラとは違って、モダン指向なようです。
モンスターを狩るサバイバル要素も
サンドボックスゲームと言えば、やはり戦闘要素も欠かせないですよね。
ホロライブにはそもそも「騎士」や「魔法使い」のような設定を持ったタレントがたくさんいるので、世界観もよくマッチしています。
正式リリースは2024年が濃厚か?続報を待て!
ホロアースのリリース時期については、2023年5月現在、まだ公式からの発表はありません。
今はゲームの部分とロビーの部分で別に開発を進めていまして,ロビーの方は機能検証テストと称し,先日(3月14日)プロトタイプを公開しました。今のところ参加者同士でチャットができて,スタンプを送り合えるだけなんですが,これを利用したイベントを,この1~2年でやっていけたらと思っています。
ホロライブが夢見る,メタバースとの幸せな関係とは――不定期連載「原田が斬る」,第9回はカバーCEO・谷郷元昭氏がVTuberの未
谷郷氏が2022年6月時点でこう発言しているので、まだ開発には少々時間がかかりそうですね。
ただ、ロビー機能だけ先にローンチして、アップデートの中でゲーム要素も加えていくことを考えると、正式リリースは2024年辺りを見据えてそうですね。
この辺りは、続報が出たら都度更新していきます!
谷郷社長に聞く「ホロライブとメタバースのこれから」
最後に、ホロライブ5期生「獅白ぼたん」さんが、「ホロライブとメタバースのこれから」について谷郷社長にQ&A形式で質問していく配信を紹介しておきます。
谷郷社長が考えるメタバース事業の展望など、かなり深い部分まで知ることができるので、興味のある方はぜひ。
せっかくなので、特に僕が知りたかった部分の質問をいくつか抜粋しておきますね。
2023年3月には第二弾も配信されたので、こちらも追記しておきます。