メタバースアバターを作りたい!
メタバースが急速に普及し、オンラインの世界でのアバターが重要な役割を果たすようになってきました。インターネット上で個性を表現するために、様々なメタバースアバター作成アプリが開発されています。
この記事では、無料で利用できるメタバースアバター作成アプリ7選を紹介し、さらにアバターを販売する方法についても解説していきます。
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アバターの市場規模は2030年に5275億8000万ドルと予測
インターネット上でのコミュニケーションやビジネス活動が増加する中、メタバースが注目を集めています。
メタバースは仮想世界を表し、人々がオンラインで自由に活動できる空間です。その中で、アバターはメタバース内で自分を表現するための大切な要素となっています。
Emergen Researchが2022年1月に発表したレポートによると、世界のデジタルヒューマンアバターの市場規模は、2030年に5275億8000万ドルに達すると予測されています。
アバターは、自分の顔や体型、ファッション、アクセサリーなどで構成されます。オリジナルアバターを使用することで、メタバースの中で個性を発揮し、他のユーザーとのコミュニケーションをより楽しくすることができます。また、企業やブランドとのコラボレーションで、特別なアバターアイテムが登場することもあります。
今はSNSのアイコンがその役割を担っていますが、今後はそれがそのままメタバースのアバターに移っていくわけですね。
メタバースアバターを作成できるおすすめアプリ7選
では早速、メタバースアバターを作成できるおすすめアプリ7選を紹介していきます。個人的に特におすすめしたい順に紹介しているので、まず最初はVRoid Studio辺りから始めるのがおすすめです。
と言っても目的によっておすすめのアプリは変わってくるので、その辺りについてもしっかり解説していきますね。
VRoid Studio
VRoid Studioは、ピクシブが開発した非常に人気が高い3Dアバター作成ソフトです。アニメ風のアバターを手軽に作成することができ、プロのクオリティに近い高品質な3Dアバターを無料で作成することができます。
VRoid Studioの3Dアバターは、VRChatやclusterなどの他のメタバースプラットフォームでそのまま利用できます。また、VRoid Hubというプラットフォームを通じて、他のユーザーとアバターを共有したり、マーケットプレイスで販売することもできます。
スマホ・タブレットに対応したVRoid Mobileもあるので、手軽に始めることができるのも魅力ですね。
MakeAvatar
MakeAvatarは、スマホで簡単に利用できるメタバースアバター作成アプリです。初心者でも使いやすい操作性が魅力で、アバター作成が初めてでも手軽にオリジナルのアバターを作ることができます。
基本的なカスタマイズ機能が充実していて、顔の形や髪型、衣装などを自由に選択してカスタマイズできます。また、色や素材の変更も可能で、多彩なパーツから選ぶことができるので、楽しみながらアバターを作ることができます。
定期的なアップデートで新しいパーツや機能が追加されるので、長期間楽しむことができるのも良いですね。
Reality
Realityは、スマホで利用できる人気のメタバースアバター作成アプリです。VTuberやメタバースでの活動に興味がある方におすすめのアプリで、独自の3Dアバターを簡単に作成できます。
さらに、リップシンクやモーショントラッキング機能を備えていて、アバターの表情や動きがリアルタイムで再現されます。そのため、動画制作やライブ配信など、さまざまなメディアでの活用が可能です。
そもそもRealityはライブ配信型メタバースプラットフォームでもあるので、Vtuberとして作成したアバターをライブ配信に活用することができます。
The Sandbox
The Sandboxは、ブロックチェーン技術を利用したメタバースプラットフォームで、独自のアバターやゲームアセットを作成できます。作成したアバターやアセットは、そのままメタバース上で活用できます。
The Sandboxには、3Dモデリングツール「VoxEdit」や、「Game Maker」というゲーム環境も提供しており、自分で作成したアバターやアセットを使ってゲームを楽しむことができます。
作成したアバターやアセットは、マーケットプレイス上でNFTとして販売することができます。この辺りは後で詳しく解説しますね。
AvatarMaker
AvatarMakerは、Cluster社が開発している初心者でも簡単に扱えるメタバースアバター作成アプリです。スマホにも対応しており、無料で手軽に利用できます。
操作性がシンプルながらも細かい調整ができるため、アバターの表情やポーズを緻密に設定することが可能です。
Ready Player Me
Ready Player Meは、リアルな3Dアバターを手軽に作成できるアプリです。顔写真をアップロードするだけで、自分に似た3Dアバターを自動生成できます。ま
た、髪型や服装などのカスタマイズ機能も充実しており、自分好みのアバターに仕上げることができます。
ただ開発元が海外なので、サイトも全て英語です。英語に苦手意識がある人は、少し厳しいかもしれません。
メタクローンアバター
メタクローンアバターは、スマホアプリを使って自分そっくりの3Dアバターを簡単に作成できるアプリです。
と言ってもReady Player Meとは明確に違って、もう文字通りそっくりなんです。アバターというより写真をそのまま貼り付けた感じですね。
オリジナリティを出したいならこれ以上ないアプリですが、ほぼネット上に自分の顔を出すことになるので、使用用途は限られますね。
メタバースアバターを販売できるおすすめプラットフォーム3選
メタバースアバターを作成した後は、販売してみたいと思う方もいらっしゃるでしょう。続いては、作成したアバターを販売することができるプラットフォームを3つ紹介していきます。
アバターを売買してあなたの作品が他のユーザーに活用されることで、さらなるメタバース体験が広がります。それでは、具体的なプラットフォームを見ていきましょう。
ただ、世界的に見てもNFTマーケットプレイスはOpenSeaが最強すぎるので、迷ったらとりあえずOpenSeaでOKです。
OpenSea
- OpenSeaにログインし、新しいコレクションを作成する。
- アバターをアイテムとして追加し、必要な情報を入力する。
- 「Sell」をクリックし、価格と販売形式を設定して販売する。
OpenSeaは世界最大級のNFTマーケットプレイスで、メタバースアバターやアート、ゲームアイテムなど様々なデジタルアセットの売買ができます。
アバターを販売する場合、まずは自分のウォレットアドレスに紐づけられたOpenSeaアカウントを作成し、アバターデータをNFTとして登録します。
販売手続きは簡単で、登録したアバターに価格を設定し、売り出すだけで販売が開始されます。取引は仮想通貨であるイーサリアム(ETH)を使用し、売却益はウォレットに入金されます。
VRChat
- VRChat SDKをダウンロードし、Unityエディターにインポートする。
- UnityでアバターをVRChat向けに設定し、SDKの「Control Panel」からアップロードする。
- アバターショップを開設して、アバターを展示・販売する。
VRChatはメタバース内でコミュニケーションを楽しむためのプラットフォームですが、ユーザーが独自に作成したアバターやアイテムを販売することもできます。
VRChatのUdon Worldsシステムを利用することで、作成したアバターを展示・販売することができるようになります。
Decentraland Marketplace
- Decentralandにアクセスし、右上の「Connect Wallet」でウォレット接続。
- Marketplaceに移動し、「Create」をクリックして、アバターのアップロード。
- アップロード後、アバターの価格と説明を設定し、販売する。
Decentraland Marketplaceは、Decentralandというメタバース内で、アバターや土地、建物などのデジタル資産を売買できるプラットフォームです。
まずDecentralandのサイトでウォレットを作成し、アカウントにログインします。次にアバターをアップロードし、必要な詳細や価格を設定してNFTとして登録します。
Decentraland上では、マナ(MANA)という仮想通貨を使用します。
まとめ
と言ってももちろん、アバターを作ったからと言ってすぐにそれが売れて稼げるなんて甘い話はありません。
大切なのは、まだメタバースが一般に普及していない今のうちから、どんな形でもいいからとにかくこの業界に触れておくこと。その1つがアバターの作成ってわけですね。
触ってみると、なんとなくこんなもんかって感覚が掴める。それが今の時代は何よりの資産なんです。