草コインで「1000倍」を当てたい。そう思って調べ始めたものの、そもそもどこで買えるのか分からない。Coincheckで探しても見つからないし、海外取引所はなんだか怖い。
草コインの買い方には「国内取引所で完結するルート」と「海外取引所を使うルート」の2つがあります。どちらを選ぶかで、買える銘柄の数もリスクの種類もまったく異なります。
この記事では、仮想通貨の草コインの買い方を初心者向けに整理した上で、2026年最新の海外取引所事情や詐欺コインの見分け方まで解説します。
そもそも草コインとは何か
草コインって、最初に聞いた時はよく分からないネーミングですよね。
草コインの定義と特徴
草コインとは、ビットコインやイーサリアムのような主要な仮想通貨と比べて、時価総額が小さく知名度が低い仮想通貨の総称です。「アルトコイン」の中でもさらにマイナーなものを指し、ミームコインと呼ばれるジャンルとも重なります。
草コインの最大の特徴は、価格が非常に安いこと。1枚あたり0.01円以下の銘柄も珍しくなく、少額投資で大量に保有できるため、価格が上昇した際のリターンが桁違いになる可能性があります。
ただし、その裏側には「価値がゼロになるリスク」「詐欺プロジェクトの横行」「流動性が低く売りたい時に売れない」といった深刻なリスクが存在します。
なふと「草コイン=宝くじ」くらいの感覚がちょうどいいです。当たれば大きいけど、投資したお金が全額消える前提で臨むべき世界。
過去に1000倍を達成した草コインの実例
草コイン投資に夢があるのは事実です。過去に爆発的な値上がりを見せた銘柄は実際に存在します。
- ドージコイン(DOGE):2020年末〜2021年にかけて約100倍以上に高騰
- 柴犬コイン(SHIB):2020年の発行からピーク時に数十万倍を記録
- PEPE:2023年に短期間で数千倍の上昇
しかし、これらは何千・何万という草コインの中から生まれた「ごく一部の成功例」です。それ以外の大多数の草コインは、そのまま価値がゼロに近づいて消えていきます。
話題のトランプコインに見る「草コインの現実」
2025年1月、ドナルド・トランプ元大統領が公式に支持するミームコイン「TRUMP」がSolanaブロックチェーン上でローンチされ、仮想通貨市場を大きく揺るがしました。
ローンチ直後は一時75ドル(約1万1,000円)を記録しましたが、その後90%以上急落。多くの個人投資家が含み損を抱える結果となりました。
トランプコインが象徴しているのは、草コイン投資の「上がるときは一瞬、下がるときも一瞬」という現実です。
さらに注目すべきリスクが2つあります。
- 総供給量の約80%をトランプ関連企業が保有しており、今後3年間で段階的に市場に放出される予定。大量売却による暴落リスクが常に存在する
- 公式TRUMPの人気に便乗して、700以上の偽トークン(コピーキャット)が出現。名前が似ているだけの詐欺コインに騙される被害が多発した
なお、日本国内では2025年6月にBITPOINTがTRUMPの取り扱いを開始しています。海外取引所を使わずに国内で購入できる数少ない草コインの一つですが、上記のリスクを理解した上で判断してください。
なふと「大統領が関わってるから安全でしょ」と思うかもしれないけど、ミームコインに「安全」は存在しません。むしろ話題性が高い分、偽コインや煽りも多い。冷静さが一番大事です。
草コインはどこで買えるのか
草コインを買う方法は、大きく分けて2つあります。この2つのルートを理解しておかないと、「買いたい銘柄が見つからない」という壁にぶつかります。
国内取引所で買える草コインは意外と少ない
Coincheckやbitbank、GMOコインなどの国内取引所でも、一部の草コインは取り扱っています。柴犬コイン(SHIB)やエンジンコイン(ENJ)、サンドボックス(SAND)などが代表的です。
ただし、国内取引所で取り扱える銘柄は金融庁の審査を通過したものに限られるため、全体で見ると圧倒的に少数です。「これから爆発的に伸びる可能性がある超マイナーな草コイン」は、国内取引所にはほぼ上場していません。
選択肢を広げるなら海外取引所が必要
MEXCのような海外取引所では1,700種類以上の銘柄を取り扱っており、新規上場のスピードも圧倒的に速い。まだ誰も注目していない段階の草コインに早期参入したい場合、海外取引所は事実上の必須ルートです。
ただし、海外取引所は日本の金融庁に登録されていないため、トラブル発生時に法的保護を受けることができません。この点は後述します。
2つのルートの比較表
| 国内取引所ルート | 海外取引所ルート | |
|---|---|---|
| 取扱銘柄数 | 30〜80種類程度 | 1,700種類以上 |
| 日本円で直接購入 | 可能 | 不可(国内で仮想通貨を購入→送金が必要) |
| 金融庁の登録 | あり(法的保護あり) | なし(自己責任) |
| 新規上場の速さ | 遅い(審査に時間がかかる) | 速い(上場直後にアクセス可能) |
| 難易度 | 初心者でも簡単 | 送金や英語対応など、やや上級者向け |
まずは国内取引所で買える草コインから始め、慣れてきたら海外取引所にステップアップする。この順番が最もリスクを抑えた進め方です。
国内取引所で草コインを買う方法
まずは、日本の取引所だけで完結するルートから解説します。すでに国内取引所の口座を持っている人は、すぐに始められます。
仮想通貨をこれから始める方は、こちらの記事も参考にしてください。
Coincheckでの購入手順
国内取引所の中でも、アプリの操作性と取扱銘柄数のバランスが良いCoincheckを例に解説します。
- Coincheckアプリをダウンロードし、口座開設(本人確認含めて最短即日)
- 日本円を入金(銀行振込・コンビニ入金など)
- 購入したい草コインを検索して「購入」ボタンをタップ
Coincheckは500円から仮想通貨を購入できるため、草コインの試し買いにも向いています。柴犬コイン(SHIB)やサンドボックス(SAND)など、国内で買える銘柄を少額で保有してみるのが最初のステップとしておすすめです。
国内で買える主な草コイン銘柄
2026年現在、国内の主要取引所で購入可能な草コイン系銘柄の一例です。
| 銘柄名 | ティッカー | 取扱取引所の例 |
|---|---|---|
| 柴犬コイン | SHIB | Coincheck、SBI VCトレード、bitbank |
| エンジンコイン | ENJ | Coincheck、GMOコイン |
| サンドボックス | SAND | Coincheck、bitFlyer |
| アスター | ASTR | bitbank、GMOコイン |
| フレア | FLR | bitFlyer、SBI VCトレード |
取引所によって取扱銘柄は異なります。目当ての草コインがある場合は、事前に各取引所の取扱銘柄一覧を確認しておきましょう。
国内取引所を使うメリット・デメリット
国内取引所は金融庁の規制のもとで運営されているため、万が一のトラブル時にも法的保護が期待できます。日本語でのサポートも受けられますし、税金の計算ツールを提供している取引所もあります。
一方で、取扱銘柄数は海外に比べて圧倒的に少なく、「まだ誰も注目していない草コイン」に出会える確率はほぼゼロです。また、販売所形式で購入するとスプレッド(実質的な手数料)が割高になるため、板取引に対応している取引所を選ぶのがポイントです。
なふと国内で買える草コインは「すでにある程度の知名度がある銘柄」ばかり。本気で1000倍を狙うなら、どうしても海外ルートが視野に入ってきます。
海外取引所で草コインを買う方法
次に、海外取引所を経由するルートです。国内取引所では買えない草コインにアクセスするには、この方法が必要になります。
海外取引所での購入手順
海外取引所では日本円を直接入金できないため、国内取引所を中継ステーションとして使います。
- 国内取引所で口座開設し、日本円を入金する
- ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)など、送金用の仮想通貨を購入する
- 海外取引所で口座開設し、本人確認(KYC)を完了する
- 国内取引所から海外取引所へ仮想通貨を送金する
- 海外取引所で目的の草コインを購入する
手順が多く感じるかもしれませんが、一度やり方を覚えてしまえば2回目以降は数分で完了します。ポイントは「送金用にどの仮想通貨を使うか」で、送金手数料が安いXRP(リップル)を使うのが一般的です。
おすすめの海外取引所はMEXCとBitget
2026年現在、日本人が利用可能で草コインの取扱が豊富な海外取引所は以下の2つです。
特にMEXCは、国内取引所に上場する前の超マイナーな草コインにいち早くアクセスできるため、「早期参入で一発を狙いたい」という人に人気があります。
ただし、2025年2月にMEXCのアプリがApp StoreとGoogle Playから削除されており、現在はブラウザ経由でのアクセスが中心になっています。この点は利便性の面でマイナスです。
トラベルルールによる送金制限に注意
2023年6月から施行された「トラベルルール」により、仮想通貨の送金時には送金者と受取人の情報交換が義務付けられています。この影響で、一部の国内取引所から海外の未登録取引所への送金が制限される場合があります。
送金する前に、利用している国内取引所が送金先の海外取引所への送金に対応しているかを必ず確認してください。
トラベルルールの対応状況は取引所ごとに異なるため、公式サイトのFAQやサポートで最新情報を確認するのが確実です。
Bybit・Binanceで草コインは買えるのか
「草コイン 買い方」で調べると、BybitやBinanceを勧めている記事がまだ多く見つかります。しかし、2026年現在の状況は大きく変わっています。
Bybitは2026年7月に日本向けサービスを完全終了予定
Bybitは日本の金融庁による規制強化を受け、2025年10月31日をもって日本人ユーザーの新規登録を停止しました。さらに、2026年1月以降は既存ユーザーに対しても段階的な利用制限が適用されており、2026年7月には日本居住者向けサービスが完全に終了する予定です。
現時点でBybitの新規口座を開設することはできません。「Bybitで草コインを買う方法」を解説している記事は、情報が古い可能性が高いため注意してください。
Binanceはすでに日本版に移行済み
グローバル版のBinanceは、2023年11月30日までに日本居住者向けのサービスを段階的に終了しました。現在、日本人ユーザーは金融庁に登録された「Binance Japan」を利用することになります。
Binance Japanは国内取引所としては取扱銘柄数が多い方ですが、グローバル版と比べると選択肢は限られます。「Binanceで何でも買える」という時代はすでに終わっています。
なふとBybitもBinanceも、「昔は使えたけど今は使えない(or 制限されている)」という状態。海外取引所の選択肢は確実に狭まっています。この流れは今後も加速する可能性が高いので、海外取引所に依存しすぎるのはリスクです。
草コインの詐欺を見抜く5つのチェックポイント
草コイン投資で最も恐ろしいのは、価格の下落ではなく「そもそも詐欺だった」というケースです。調査によると、Solana上のミームコイン取引所で発行されたトークンの約98.6%が詐欺の兆候を示しているというデータもあります。
以下の5つのチェックポイントで、危険な銘柄を事前にフィルタリングしてください。
ホワイトペーパーと開発チームの確認
信頼できるプロジェクトには、ホワイトペーパー(技術文書)が用意されており、開発チームの実名や経歴が公開されています。ホワイトペーパーが存在しない、または開発者が匿名の場合は、信頼性が低いと判断すべきです。
取引所への上場状況で信頼性を測る
大手の取引所(BinanceやCoinbaseなど)に上場している銘柄は、一定の審査を通過しているため、詐欺の可能性は低くなります。逆に、DEX(分散型取引所)にのみ上場しているトークンは、誰でも自由に発行できるため、リスクが格段に高くなります。
SNSの過剰な煽りに警戒する
X(旧Twitter)やTelegramで「次の100倍コイン」「今買わないと損」といった過剰な煽りが行われている銘柄は要注意です。インフルエンサーが報酬をもらって宣伝している(いわゆるシルマーケティング)ケースも珍しくありません。
流動性と取引量の不自然な動きに注意
取引量が急に増減する、または流動性が不自然に低い銘柄には警戒が必要です。ボットによる偽の取引量で人気を演出し、実際に買った投資家が売却できないようにする「ラグプル」と呼ばれる詐欺手法が横行しています。
分析サイトを活用する
自分で判断が難しい場合は、以下のような分析サイトでリスクスコアを確認できます。
- Rugcheck:トークンの安全性を自動スキャン
- DEX Screener:リアルタイムのトークン取引データと流動性を確認
- GoPlus Security:トークンのセキュリティ監査レポート
詐欺コインの見分け方についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

なふと98.6%が詐欺の兆候って、もはや「ほぼ全部アウト」。草コインに手を出す時点で、自分のリサーチ力が試されていると思ってください。
よくある質問
まとめ
草コインの買い方は「国内取引所で完結するルート」と「海外取引所を経由するルート」の2つに分かれます。
- 国内取引所では金融庁認可の銘柄のみ取引可能。安全だが選択肢は少ない
- 海外取引所なら1,700種類以上にアクセスできるが、法的保護はなく自己責任
- Bybitは2026年7月で日本向けサービスを完全終了。Binanceも日本法人に移行済み
- トラベルルールにより、国内→海外の送金に制限がかかるケースあり
- 草コインの98.6%は詐欺の兆候あり。ホワイトペーパー・チーム・上場状況を必ず確認
- 投資額は「全額失っても問題ない金額」に限定する
草コインに夢を見ること自体は否定しません。ただし、夢を見るなら「詐欺と規制のリスクを理解した上で、余剰資金で」が鉄則です。
なふと草コインで本当に大事なのは「どの銘柄を買うか」よりも「いくらまでなら失っていいか」を先に決めること。金額の上限を決めてから探し始めれば、冷静に判断できます。


