仮想通貨を始めると、最初に出てくる疑問は「何を買えばいいか」。でもその次に必ず来るのが、「どのくらいの割合で持てばいいか」という問題です。
この記事では、僕が実際に組んでいるポートフォリオ(BTC70% / ETH20% / アルト10%)を公開しながら、なぜこの配分にしているのかを正直に書きます。ただし、先に言っておくと、この配分を真似する必要はありません。理由はあとで詳しく書きます。
目的は「僕の配分を教えること」ではなく、読んだあとに自分で配分を決められるようになることです。
なふと最初は何をどう配分すればいいか全然わからなくて、とりあえず目についたコインを買ってました。結果、めちゃくちゃなポートフォリオになりました。
ポートフォリオの正解は人それぞれです。この記事を読んで、自分の頭で判断できるようになることがゴールです。
ポートフォリオを組む前に知っておくべきこと
具体的な配分の話に入る前に、仮想通貨のポートフォリオを組む際に必ず押さえておきたい原則があります。
- 仮想通貨は資産全体の一部にする(生活費や貯蓄を全額突っ込まない)
- 1銘柄に集中しない(分散することで1つの暴落による致命傷を防ぐ)
- 自分のリスク許容度を基準にする(他人の成功談ではなく、自分の精神的な限界で決める)
僕のポートフォリオを公開する(BTC70% / ETH20% / アルト10%)
まず自分のポートフォリオをオープンにします。
- BTC(ビットコイン): 70% — ポートフォリオの土台。安定性と長期実績を重視
- ETH(イーサリアム): 20% — 成長性枠。DeFi/Web3の基盤通貨としてのポテンシャル
- アルトコイン: 10% — SOL、XRPなど。大化け狙いの宝くじ枠
この配分に至るまで試行錯誤がありました。1つずつ理由を書きます。
BTC70%にしている理由
僕がBTCを70%にしている理由はシンプルで、「暴落しても持ち続けられるのはBTCだけだった」からです。
過去の暴落局面を思い返すと、BTCは80%以上下がっても毎回最高値を更新してきました。一方で、アルトコインは暴落後に戻らないまま消えたものがたくさんあります。Terra/LUNA、FTT、ICO時代の大量のトークン——全部、二度と戻ってきていません。
BTCは仮想通貨市場全体の信頼の基盤です。BTCが落ちれば全部落ちる。でもBTCだけは、毎回そこから復活してきた。だから、ポートフォリオの土台はBTCに置いています。
なふと正直、途中まではETHの比率がもっと高かったです。でも2022年の暴落でETHがBTC以上に下がった時、「やっぱり土台はBTCにしよう」と考え直しました。
BTC70%にしている理由は「リターンが最大だから」ではなく、「下がっても持ち続けられる安心感」があるからです。
ETH20%にしている理由
ETHはBTCとは成長のストーリーがまったく違います。BTCが「デジタルゴールド」なら、ETHは「デジタル石油」。DeFi(分散型金融)、NFT、レイヤー2エコシステム——これらの基盤通貨として「使われるほど価値が出る」設計になっています。
BTCは「持っているだけ」でいいのに対し、ETHは「使われるかどうか」が価値に直結する。だからBTCとは異なるリスク・リターンの特性を持っており、ポートフォリオに組み入れることで分散効果が生まれます。
ETHはBTCとは違う成長ストーリーを持っています。だから一定比率を持つ意味がある。BTCだけでは取れないリターンを狙う枠です。
BTC vs ETHの違いをもっと詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ。

アルトコイン10%にしている理由
SOL(ソラナ)やXRP(リップル)など、時価総額上位のアルトコインは確かにBTC以上のリターンを出すことがあります。ただし、値動きもBTCの2〜3倍は激しく、消滅リスクもゼロではありません。
だからアルトコインは「宝くじ枠」として10%以内に制限しています。当たればラッキー、外れてもポートフォリオ全体への影響は限定的。この10%が全部ゼロになっても、BTC70%+ETH20%の90%は残ります。
なふと恥ずかしい話ですが、アルトコインに夢を見すぎた時期がありました。「10倍になるかも」と思ってポートフォリオの40%くらいをアルトに振ったら、2022年の暴落で見事にやられました。
アルトコインは「宝くじ枠」です。ポートフォリオの10%以内に収めておくのが、夜ぐっすり眠れるラインです。
この配分を真似しなくていい理由
ここまで自分のポートフォリオを公開してきましたが、はっきり言います。この配分をそのままコピーしても意味がありません。人によって前提条件がまったく異なるからです。
リスク許容度が違う
配分を決める最大の要因は、「どこまでの下落に耐えられるか」というリスク許容度です。僕は過去に何度も暴落を経験しているので、40%下がっても「どうせ戻る」と割り切れます。でも、投資を始めたばかりの人が同じ状況になったら、パニックで底値で売ってしまうかもしれません。
暴落に耐えられない配分を組んでしまったら、長期投資なんて続けられません。自分が精神的に平穏でいられるラインを見つけることが最優先です。
投資期間が違う
僕は5〜10年の長期保有が前提なので、安定感重視でBTC70%にしています。過去のデータでも、BTCを4年以上持った人の大半はプラスで終わっています。一方、「1年以内に大きく増やしたい」なら、アルトコインの比率を上げる攻めの戦略が必要ですが、その分リスクも跳ね上がります。
なふと長期で持つつもりなら、日々の値動きに一喜一憂しないことが大事です。僕も最初の頃は毎日チャートを見てましたが、今は月に1回くらいしか確認しません。
知識レベルが違う
僕がアルトコインを10%入れているのは、各プロジェクトの動向を日常的にリサーチしているからです。アルトコインは放置していると、気づいた時にはプロジェクトごと消えていることも珍しくありません。情報収集に時間を割けない人は、無理にアルトに手を出さず、BTCとETHだけに絞るほうが賢明です。
自分に合った配分を見つけるには、「リスク許容度」「投資期間」「知識レベル」の3つの軸で考えるのがいちばんの近道です。
なふと他人の配分を参考にするのはいいですが、コピーしてはダメです。その人がなぜその配分にしているのか、理由を理解した上で自分用にアレンジしてください。
あなたのリスク許容度をチェックしてみよう
- 投資額が半分になっても、特に慌てず持ち続けられますか?
- 投資に使っているのは、生活費とは完全に切り離した余剰資金ですか?
- 暴落のニュースを見ても、「売りたい」という衝動を抑えられる自信がありますか?
3つともYESなら、攻めた配分(アルト比率高め)にしても大丈夫かもしれません。1つでもNOがあるなら、守り寄りの配分にすることを強くおすすめします。
リスク許容度別ポートフォリオ 3パターン
リスク許容度に応じた配分例を3パターン用意しました。自分に近いパターンを参考にしてください。
| パターン | BTC | ETH | アルト | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| 守り型 | 80% | 15% | 5% | 初心者・暴落耐性低め・長期保有前提 |
| バランス型 | 70% | 20% | 10% | ある程度知識がある・3年以上の視野 |
| 攻め型 | 50% | 25% | 25% | 中上級者・暴落耐性高い・情報収集の時間がある |
配分を決める判断軸は「リスク許容度」「投資期間」「知識レベル」の3つ。この3つが定まれば、自分に合う配分は自然と見えてきます。
各コインの「役割」を理解する
ポートフォリオの配分を考える上で、「このコインはポートフォリオの中で何の役割を果たすのか」を理解しておくと判断がしやすくなります。
| カテゴリ | 代表銘柄 | 役割 | リスク |
|---|---|---|---|
| 基軸通貨 | BTC | デジタルゴールド。長期の価値保存 | 低〜中(仮想通貨の中では最も安定) |
| プラットフォーム | ETH, SOL | DeFi/Web3の基盤。使われることで価値が出る | 中 |
| 決済・送金 | XRP | 国際送金の効率化。金融機関との連携 | 中〜高 |
| ミーム/ニッチ | DOGE, SHIB | コミュニティ駆動。投機色が極めて強い | 極めて高 |
| ステーブルコイン | USDT, USDC | 暴落時の退避先。ポートフォリオの「現金枠」 | 低 |
ポートフォリオを組む時は、「自分の配分にはどの役割のコインが足りないか(あるいは多すぎないか)」を考えるのが近道です。「BTC + ETHだけ」の人は基軸とプラットフォームしかない。もし守りを固めたいなら暴落時の退避先(ステーブルコイン)を少し持つのも選択肢です。
ポートフォリオの最大の敵は相場ではなく、自分自身の感情です。暴落で狼狽売りしてしまう配分は、リターンの期待値がどれだけ高くても「自分にとっての正解」にはなりません。持ち続けられる配分を選ぶことが、長期的に最もリターンが高い戦略です。
リバランスのやり方と頻度
ポートフォリオの配分は、一度決めたら終わりではありません。仮想通貨は値動きが激しいため、時間が経つと当初の配分比率が大きくずれていきます。これを元に戻す作業がリバランスです。
リバランスが必要な理由
たとえばBTC70%/ETH20%/アルト10%でスタートしたとします。その後アルトコインが急騰してポートフォリオ全体の30%を占めるようになったとしたら、意図せず「攻め型」のポートフォリオに変わっています。逆にBTCだけが上がると、BTC85%という超集中ポートフォリオになっていることも。
どちらも「自分で決めた配分」からずれている状態であり、リスク管理が崩れています。
なふとリバランスをサボっていたら、気づいた時にはアルトが50%超えていたことがあります。しかもちょうどそのタイミングで暴落が来て、かなり痛い目に遭いました。以来、定期的にチェックする習慣をつけています。
具体的なリバランスのやり方
- 3ヶ月に1回、現在の配分比率を確認する
- 当初の配分から5%以上ずれていたらリバランスを実行
- 値上がりした銘柄を一部売却し、値下がりした銘柄を買い増して元の比率に戻す
頻繁にやりすぎると取引コストと税金がかさむため、毎日チェックする必要はありません。3ヶ月に1回、5%以上のずれがあった時だけ動けば十分です。
リバランスの頻度は3ヶ月に1回で十分です。やりすぎると手数料と税金で利益を削ることになります。
リバランス時の利確と税金の関係については、こちらの記事で詳しくシミュレーションしています。

長期保有でメンタルを保つ考え方はこちらも参考にしてください。
よくある質問
まとめ
仮想通貨のポートフォリオの組み方を、自分の配分を公開しながら解説してきました。
- 僕のポートフォリオはBTC70% / ETH20% / アルト10%。ただしこれは参考であって正解ではない
- 配分を決める判断軸は「リスク許容度」「投資期間」「知識レベル」の3つ
- 初心者は守り型(BTC80%/ETH15%/アルト5%)からスタートするのが安全
- 各コインの「役割」を理解した上で、足りない役割を補う形で配分を考える
- 3ヶ月に1回のリバランスで、配分のずれを修正する習慣をつける
なふとポートフォリオは一度決めたら終わりではないです。相場も自分の状況も変わるので、定期的に見直す習慣をつけることが、長期的に一番大事だと思います。
ポートフォリオの「正解」は、暴落時に狼狽売りしない配分です。それが見つかれば、もう迷う必要はありません。


