初めての仮想通貨はどこで買う?取引所選びと最初の手順をすべて解説

仮想通貨を買ってみたいけど、何から手をつければいいのかわからない。

僕が初めてビットコインを買ったのは2020年でした。当時は「口座開設」という言葉すらピンとこなくて、ネットで調べては別のタブを開き、気づけば2時間経っていたのを覚えています。

結論から言うと、やることは意外とシンプルです。取引所を選んで、口座を作って、日本円を入れて、買う。たったこれだけ。

この記事では、口座開設から最初の購入、売却のやり方、さらに税金の基本まで、仮想通貨を始めるために必要なことをすべてまとめました。

1本読み切れば、今日中にビットコインを買えるところまでたどり着けます。

目次

「仮想通貨を始める」とは、具体的に何をすることなのか

仮想通貨を始めると聞くと、なんだか難しそうに感じるかもしれません。でも実態はとてもシンプルで、「取引所に口座を作って、そこでビットコインを買う」だけです。

イメージとしては、証券口座で株を買うのに近いです。ただし、株と違って24時間365日いつでも取引できます。土日も深夜もお正月も関係ありません。平日の日中に時間が取れないサラリーマンにとっては、これだけでもかなり大きなメリットです。

FXと混同する人もいますが、仮想通貨の「現物購入」はレバレッジ(借金して取引する仕組み)を使いません。自分のお金の範囲でしか買えないので、投入した額以上の損失が出ることはないです。

いくらあれば始められるのか

「数十万円ないと買えないんでしょ?」と思っている人が多いのですが、実はビットコインは500円から購入できます。コインチェックなら最低500円、ビットフライヤーなら1円から対応しています。

ビットコインの価格が1,500万円を超えていても、0.001枚とか0.0001枚といった単位で買えるので、高嶺の花ではありません。まずは少額で「買う体験」をしてみるのが一番の近道です。

なふと

僕も最初は1,000円だけ買いました。値動きを見ているだけでも勉強になりますし、少額なら失敗しても痛くありません。

少額投資の具体的なメリットや注意点については、こちらの記事で詳しく書いています。

取引所はどう選ぶ?初心者が見るべき3つだけ

日本には30社以上の暗号資産取引所があります。正直、全部を比較する必要はありません。初心者が気にすべきことは3つだけです。

手数料の仕組みを知らないと確実に損をする

取引所には「販売所」と「取引所」という2つの買い方があります。名前が紛らわしいのですが、ここを理解しないまま買うと、気づかないうちに余計なコストを払い続けることになります。

販売所
取引所
  • 操作がシンプルで初心者向き
  • すぐに買える(即時約定)
  • スプレッド(実質手数料)が2〜5%と高い
  • 他のユーザーと直接売買する
  • スプレッドがほぼゼロ
  • 注文方法(成行・指値)を覚える必要がある

たとえば10万円分のビットコインを販売所で買うと、スプレッドで2,000〜5,000円が見えないコストとして引かれます。取引所形式なら数十円で済むことも珍しくありません。

最初は販売所で買ってもいいですが、慣れてきたらできるだけ早く取引所形式に移行するべきです。

アプリの使いやすさは想像以上に重要

機能が充実していても、画面がわかりにくいと操作ミスにつながります。仮想通貨は「送金先アドレスを間違えたらお金が消える」世界なので、直感的に使えるかどうかは安全性に直結します。

コインチェックはスマホアプリのダウンロード数が国内トップクラスで、画面設計が初心者寄りに作られています。一方、ビットフライヤーやGMOコインは取引所形式の機能が充実していて、慣れてくると使い勝手がよくなります。

どちらにせよ、口座開設は無料なので、2つ作って比べてみるのが一番早いです。

セキュリティと運営会社の信頼性

2018年にコインチェックで約580億円相当のNEMが流出した事件を覚えている人もいるかもしれません。あの事件以降、日本の取引所は金融庁の監督下で大幅にセキュリティを強化しました。

現在、金融庁に登録された取引所はすべてコールドウォレット(インターネットから切り離した保管方法)で顧客資産を管理する義務があります。つまり、登録済みの取引所を選べば、セキュリティの最低ラインは担保されています。

海外取引所は金融庁に未登録のものがほとんどです。トラブルが起きても日本の法律で保護されないリスクがあるため、初心者にはおすすめしません。

取引所ごとの手数料・機能・セキュリティを比較した記事はこちらにまとめています。

【5ステップ】口座開設から最初のビットコイン購入まで

取引所が決まったら、あとは手を動かすだけです。ここではコインチェックを例に、登録から購入、売却までの流れを解説します。全体の所要時間は、本人確認の審査を除けば30分もかかりません

STEP
取引所に登録する(10分)

コインチェックの公式サイトにアクセスし、メールアドレスとパスワードで会員登録します。その後、スマホで本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカード)を撮影してアップロード。早ければ数時間、遅くても翌営業日には審査が完了します。

口座開設の費用は一切かかりません。維持費もゼロです。

まだ取引所の口座を持っていないなら、初心者におすすめのコインチェックでサクッと開設しておきましょう。

STEP
日本円を入金する

口座が開設できたら、日本円を入金します。入金方法は銀行振込・コンビニ入金・クイック入金の3種類。銀行振込なら手数料が無料になる取引所がほとんどです。

ネット銀行(住信SBIネット銀行など)を使えば、振込手数料も無料にできます。最初は1,000円〜5,000円くらいで十分です。

入金方法の詳しい手順はこちらの記事で画像付きで解説しています。

STEP
ビットコインを買う(取引所形式・成行注文)

入金が反映されたら、いよいよビットコインを購入します。ここでは取引所形式の「成行注文」を使います。

成行注文は「今の市場価格で買う」という意味です。金額を入力して「買い」ボタンを押すだけなので、初めてでも迷うことはありません。指値注文(自分で価格を指定する方法)もありますが、最初は成行で問題ないです。

「販売所」ではなく「取引所」タブから注文することだけ、忘れずに。スプレッドの差で数千円変わります。

STEP
買ったあとにやること

購入が完了したら、「資産」画面でビットコインの保有量と現在の評価額を確認できます。

買った直後に値下がりしても慌てないでください。ビットコインは1日で5〜10%動くことが珍しくない資産です。短期の値動きに一喜一憂するよりも、まずは数週間そのまま持って、値動きのリズムに慣れることを優先してください。

やるべきことは2つだけ。二段階認証が有効になっているかの確認と、購入日時・金額の記録です。特に記録は確定申告のときに必要になるので、スプレッドシートやメモ帳でいいので残しておきましょう。

STEP
売りたくなったときの手順

売るときも取引所形式の成行注文が基本です。「売り」を選んで数量を入力し、注文するだけ。売却した日本円は取引所の口座に反映されるので、銀行口座に出金すれば現金化できます。

出金手数料は取引所によって異なりますが、コインチェックは407円、GMOコインは無料です。頻繁に出金する予定があるなら、出金手数料も取引所選びの判断材料になります。

なふと

売却して利益が出た場合は税金が発生します。このあとの税金セクションで詳しく説明しますので、先にそちらも読んでおいてください。

ビットコインの購入タイミングや保有戦略については、こちらの記事が参考になります。

初心者がやりがちな失敗5つ

仮想通貨は少額から始められる反面、知識がないまま突っ込むとお金を失うリスクもあります。僕自身の経験や周囲の失敗談をもとに、初心者がやりがちなミスを5つ紹介します。

SNSの煽りに乗って全額を一括投入する

X(旧Twitter)やYouTubeで「今が最後のチャンス!」「乗り遅れるな!」といった投稿を見て、貯金を一気に投入する人がいます。

ビットコインは過去に何度も30〜80%の暴落を経験しています。2021年に約770万円の最高値をつけたあと、2022年末には約220万円まで下落しました。もし高値で全額投入していたら、資産が3分の1以下になった計算です。

仮想通貨に使っていいのは「最悪なくなっても生活に支障がない金額」だけです。

レバレッジ取引に手を出す

国内取引所では最大2倍のレバレッジ取引ができます。少ない元手で大きな利益を狙えるように聞こえますが、損失も2倍になります。

さらに、ポジションを持っているだけで日々「建玉管理料」がかかります。仮想通貨の値動きの激しさでレバレッジをかけるのは、初心者にとってはリスクが大きすぎます。まずは現物取引で経験を積んでください。

送金アドレスの入力ミスで資産が消える

仮想通貨を別のウォレットや取引所に送金するとき、送金先アドレスを1文字でも間違えると、その資産は二度と戻ってきません。銀行振込のように「間違えたから取り消してください」ができないのです。

送金するときは必ずコピー&ペーストを使い、最初に少額でテスト送金する習慣をつけてください。

確定申告を忘れて追徴課税される

仮想通貨で年間20万円以上の利益が出たら確定申告が必要です。「少額だから大丈夫」と思っていても、税務署は取引所のデータを把握できます。

申告を怠ると、無申告加算税(最大20%)や延滞税が上乗せされます。利益が出た年は必ず申告する。これは鉄則です。

よくわからないコインに手を出す

「1枚0.01円の通貨が100倍になれば……」という夢を見る気持ちはわかります。でも、マイナーなアルトコインの多くは流動性が低く、買えても売れない状況になることがあります。

最初はビットコインとイーサリアムだけで十分です。この2つで仮想通貨市場全体の時価総額の約70%を占めています。基本を理解してから選択肢を広げても、まったく遅くありません。

なふと

僕も最初の半年はビットコインしか買いませんでした。値動きの感覚がつかめてから他の通貨を調べ始めて、結果的にそれがよかったと思っています。

仮想通貨のリスクについてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

税金の話は「20万円ルール」だけ覚えておけばいい

仮想通貨と税金。初心者が最も不安に感じるテーマですが、最初に覚えるべきことは1つだけです。

仮想通貨の利益は「雑所得」に分類され、給与所得のある会社員の場合、年間の利益が20万円以下なら確定申告は不要です。

ここで言う「利益」とは、売却額から購入額を引いた差額のことです。10万円で買って12万円で売ったら、利益は2万円。この場合は申告の必要はありません。

ただし注意点が2つあります。

  • 仮想通貨を「売ったとき」だけでなく、「別の通貨に交換したとき」も利益確定とみなされる
  • 住民税には20万円以下の免除ルールがないため、利益が1円でも住民税の申告は必要

2026年3月現在、仮想通貨の利益にかかる税率は所得税と住民税を合わせて最大約55%です。株式やFXの一律約20%と比べるとかなり高い。ただし、年間利益が数万円程度なら実効税率は15%前後に収まるケースがほとんどです。

なお、2026年度税制改正大綱で申告分離課税が正式に決定済みです。2028年1月から税率が一律約20%に引き下げられる見込みで、損失の3年繰越控除も創設されます。投資環境は今後大きく改善される方向に動いています。

いずれにしても、利益が出た年は購入・売却の記録をしっかり残しておく。これだけやっておけば、あとから慌てることはありません。

なふと

確定申告が必要なラインや具体的な計算方法については、専用の記事を用意しています。利益が出そうになったタイミングで読んでおくと安心です。

よくある質問

未成年でも仮想通貨は買えますか?

多くの国内取引所は18歳以上を条件にしています。コインチェックやビットフライヤーも同様で、18歳未満は口座を作れません。18歳以上であれば、親の同意なしで開設できる取引所がほとんどです。

口座開設の審査に落ちることはありますか?

あります。本人確認書類の不備(顔写真がぼやけている、住所が一致しないなど)が主な原因です。反社チェックに引っかかるケースを除けば、書類を正しく提出すればほぼ通ります。落ちた場合は再申請も可能です。

ビットコイン以外に初心者が買ってもいい通貨はありますか?

イーサリアム(ETH)は時価総額がビットコインに次いで2位で、多くのアプリやサービスの基盤になっている通貨です。ビットコインとイーサリアムの2つに絞っておけば、初心者のうちは十分です。

持っているだけで税金はかかりますか?

かかりません。仮想通貨は売却・交換・使用した時点で初めて課税対象になります。買って持っているだけ(いわゆる「ガチホ」)なら、いくら含み益が出ていても税金は発生しません。

まとめ

仮想通貨を始めること自体は、難しくありません。やるべきことを整理すると、実はたった数ステップで完結します。

  • 仮想通貨は500円から購入できる。まずは少額で「買う体験」をするのが最短ルート
  • 取引所は「手数料」「アプリの使いやすさ」「セキュリティ」の3点で選ぶ
  • 販売所ではなく取引所形式で買うことで、スプレッド(隠れコスト)を大幅に減らせる
  • SNSの煽りに乗らない。レバレッジは使わない。なくなっても困らない金額で始める
  • 年間利益20万円以下なら確定申告は不要だが、取引記録は必ず残しておく

僕自身、最初は「怖い」「難しそう」という気持ちが先行していました。でも実際にやってみると、口座開設は10分、最初の購入は数クリックで終わります。

大事なのは、完璧に理解してから始めることではなく、少額でいいからまず触ってみること。実際に自分のお金でビットコインを持ってみると、ニュースの見え方も変わりますし、「なぜ値上がりするのか」「なぜ暴落するのか」を自然と調べるようになります。

なふと

口座開設は無料で、維持費もかかりません。「やっぱり向いてない」と思ったら放置すればいいだけなので、まずは一歩踏み出してみてください。

この記事を読み終えた今が、始めるタイミングとしてはちょうどいいはずです。

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