コインチェックのトレードビューは何がいい?販売所より安く買える仕組みと使い方

コインチェックで仮想通貨を買っていると、ふと「なんか割高じゃないか?」と感じる瞬間があります。

それ、たぶん気のせいではありません。販売所で買っている限り、スプレッドという見えないコストが毎回上乗せされています。10万円分のビットコインを買うだけで、5,000〜6,000円ほど余計に払っている計算です。

この差を大幅に縮められるのが、コインチェックの「トレードビュー」です。いわゆる取引所の注文画面で、指値・成行どちらで注文しても取引手数料はゼロです。

この記事では、トレードビューが販売所より安い理由を実際の数字で示しつつ、初めての人でも迷わず指値注文を出せるところまで解説します。

目次

販売所で買うと何が「高い」のか

トレードビューの使い方に入る前に、そもそもなぜ切り替える必要があるのかを整理しておきます。ここが腹落ちしないと、わざわざ画面を変える気にならないと思います。

販売所のスプレッドは往復で5〜6%かかっている

コインチェックの販売所画面を開くと「手数料無料」と書いてあります。これは嘘ではありません。ただし、表示されている購入価格は市場価格より高く設定されていて、その差額がコインチェック側の利益になっています。

この差額が「スプレッド」です。

スプレッドはタイミングや銘柄によって変動しますが、ビットコインの場合で往復およそ5〜6%が目安です。たとえば市場価格が1BTC = 1,500万円のとき、販売所の購入価格は1,537万円〜1,545万円あたりになることがあります。

10万円分のBTCを販売所で買うと、実質的なコストはおよそ5,000〜6,000円。これが「手数料無料」の実態です。

なふと

僕も最初は販売所でポチポチ買っていましたが、後からスプレッドの存在を知って「あの差額を毎回払ってたのか…」とかなりショックでした。

トレードビューなら取引手数料はゼロ

一方、トレードビュー(取引所)で売買する場合は、スプレッドではなく取引手数料が適用されます。

コインチェックの取引所手数料は以下の通りです。

注文タイプ手数料率
Maker(指値で板に並ぶ注文)0.000%
Taker(成行・即約定する注文)0.000%

つまり、指値注文でも成行注文でも手数料は完全にゼロです。販売所のスプレッド(5,000〜6,000円)とは比較にならない差があります。

具体的に比較してみます。

トレードビュー(取引所)
販売所
  • 指値注文で手数料0円
  • 成行注文も手数料無料
  • 板情報を見て自分で価格を決められる
  • スプレッドが往復5〜6%
  • 10万円あたり5,000〜6,000円のコスト
  • 提示された価格でしか買えない

同じコインチェックで同じビットコインを買うのに、販売所とトレードビューではコストが数十倍も違います。これがトレードビューを使う最大の理由です。

コインチェックの手数料体系をもっと詳しく知りたい方は、以下の記事でまとめています。

トレードビューを使う前に確認しておくこと

トレードビューは非常にお得ですが、誰でもすぐに使えるわけではありません。いくつか前提条件があるので、先に確認しておきます。

まずは口座開設と日本円の入金から

トレードビューを使うには、コインチェックの口座開設が完了していて、日本円が入金済みである必要があります。まだの方は先に済ませてください。

口座開設の手順と入金方法は以下の記事にまとめています。

まだ取引所の口座を持っていないなら、初心者におすすめのコインチェックでサクッと開設しておきましょう。

スマホアプリからは使えない(PC版ブラウザ限定)

2026年3月時点で、コインチェックのスマホアプリにはトレードビュー機能が搭載されていません。PC版のブラウザ(ChromeやSafari)からコインチェックのWebサイトにログインして使います。

タブレットのブラウザでもアクセスは可能ですが、画面が小さいと操作しにくいので、できればPCがおすすめです。

なふと

「じゃあ外出先で急いで買いたいときは?」という場合は、スマホアプリの「取引所」タブを使う手もあります。トレードビューほど高機能ではありませんが、指値注文は出せます。

トレードビューで買える銘柄は販売所より少ない

コインチェックの販売所では30銘柄以上を取り扱っていますが、取引所(トレードビュー)で対応しているのはその一部です。

BTC、ETH、LSK、MONAなどの主要銘柄は問題ありませんが、マイナーなアルトコインは販売所でしか買えないことがあります。買いたい銘柄が対応しているかどうか、トレードビューの通貨ペア一覧で事前に確認してください。

「ビットコインやイーサリアムを安く買いたい」という目的なら、トレードビューで十分対応できます。

トレードビューで指値注文を出す手順

ここからは実際にトレードビューを使って指値注文を出す手順を説明します。初めて触る方でも、この流れに沿えば問題なく注文を出せます。

STEP
コインチェックにログインしてトレードビューを開く

PC版ブラウザでコインチェックにログインし、左側メニューから「トレードビュー」をクリックします。画面が切り替わると、左側にチャート、右側に注文パネル、中央下に板情報(オーダーブック)が表示されます。

STEP
買いたい通貨ペアを選ぶ

画面左上の通貨ペア選択から、買いたい銘柄を選びます。初めての方はBTC/JPYがおすすめです。最も取引量が多く、板も厚いので指値が通りやすいです。

STEP
注文タイプを「指値」にする

注文パネルの上部で「指値」を選択します。成行注文(今すぐ約定する注文)もありますが、指値なら自分で価格を決められますし、手数料もゼロです。まずは指値で慣れましょう。

STEP
価格と数量を入力する

「レート」欄に買いたい価格を入力します。板情報を見て、現在の売り注文の最安値付近を参考にするとスムーズです。「注文量」欄にはBTCの数量を入力します。すると概算の日本円金額が自動で表示されるので、金額を確認してください。

STEP
注文を確定して約定を待つ

「買い」ボタンをクリックすると確認画面が出るので、内容に問題がなければ確定します。指値注文は即座に約定するわけではなく、設定した価格まで相場が下がってきたときに初めて成立します。注文が通ると残高にBTCが反映されます。

なふと

最初は少額(0.005 BTCくらい)で試してみるのがおすすめです。操作ミスしても被害が小さいですし、一回やってしまえば「こんなもんか」となります。

手順はたったの5ステップ。販売所のボタンを押すのと大して手間は変わらないのに、コストは桁違いに安くなります。

指値が通らないときの対処法と注意点

トレードビューで指値注文を出してみたけれど、なかなか約定しない。初心者の方が最初にぶつかりやすいポイントです。いくつかのパターンと対処法を知っておけば、慌てずに済みます。

板が薄い時間帯は約定しにくい

仮想通貨は24時間取引できますが、時間帯によって注文量にかなりの差があります。深夜〜早朝は日本人ユーザーが少なく、板が薄くなりがちです。

狙い目は日本時間の夕方〜夜。ヨーロッパやアメリカの市場が動き始める時間帯で、取引量が増えて指値が通りやすくなります。

「数時間待っても約定しない」という場合は、指値の価格が現在の相場から離れすぎている可能性があります。板情報の売り注文を見て、現実的な価格に調整してみてください。

最低注文量に満たないとエラーになる

コインチェックの取引所には最低注文量があります。BTCの場合は0.005 BTCから注文可能です。1BTC = 1,500万円のときで約75,000円分に相当します。

「もっと少額で試したい」という場合は、販売所を使うほうが現実的です。販売所なら500円から購入できるので、まずは販売所で少額を買い、慣れてきたらトレードビューに切り替えるという段階的なアプローチもありです。

なふと

実際のところ、まとまった金額を買うときだけトレードビューを使い、少額の積立は販売所や積立機能で対応するという併用パターンが一番合理的だと思っています。

成行注文は便利だがスリッページに注意

「指値だといつ約定するか分からない。今すぐ買いたい」という場合は成行注文を使います。成行注文は板に出ている注文にぶつけるので即座に約定します。手数料はMaker・Taker共に無料です。

また、板が薄いタイミングで大きめの成行注文を出すと、スリッページ(想定価格からのズレ)が発生することがあります。BTCなら数十万円単位の注文でも問題ありませんが、取引量の少ないアルトコインでは注意が必要です。

「まずは指値で練習。慣れてきたら成行も併用する」くらいのスタンスが、初心者にはちょうどいいバランスです。

トレードビューをもっと使いこなすコツ

基本的な売買操作に慣れたら、トレードビューの周辺機能も活用してみてください。チャートの読み方を少し覚えるだけでも、エントリーのタイミングが格段に良くなります。

チャートの時間足とインジケーターを変えてみる

コインチェックのトレードビューにはTradingViewのチャートが内蔵されています。チャート上部のメニューから時間足(1分・5分・1時間・日足など)を切り替えられます。

短期で売買するなら1時間足や4時間足、中長期で見るなら日足を使うのが一般的です。

また、「インジケーター」ボタンから移動平均線やRSIなどのテクニカル指標を表示できます。完璧に使いこなす必要はありませんが、移動平均線を1本表示しておくだけでも「今の価格が高いのか安いのか」の目安にはなります。

おすすめは「25日移動平均線」。チャートに1本表示するだけで、価格が平均より上か下かがひと目で分かります。

積立と取引所を使い分けるという選択肢

トレードビューは「安く買える」という大きなメリットがありますが、毎月のコツコツ投資には向いていません。毎回PCを開いて指値を出す手間がかかりますし、最低注文量の制約もあります。

毎月1万円ずつ定額で積み立てたいなら、コインチェックの積立機能のほうが手軽です。逆に、「ボーナスが入ったからまとまった額を一括で買いたい」というときはトレードビューの出番です。

積立と取引所、どちらかに絞る必要はありません。場面に応じて使い分けるのが最も合理的です。

積立の手数料(スプレッド)がどれくらいかかるかは、以下の記事で検証しています。

送金するなら取引所で買ったほうがトータルで安い

買った仮想通貨を他のウォレットや取引所に送る予定がある場合、トレードビューで買うメリットはさらに大きくなります。

送金手数料自体は、販売所で買っても取引所で買っても同じです。ただし、購入時にスプレッドで多く払っている分、販売所経由のほうがトータルのコストが高くなります。「安く買って、安く送る」ためには、取引所で指値購入がベストです。

送金の具体的な手順は以下の記事にまとめています。

「購入コスト + 送金コスト」のトータルで考えると、取引所で買うほうが確実に安上がりです。

よくある質問

コインチェックのトレードビューはスマホアプリで使えますか?

2026年3月時点では使えません。PC版ブラウザからのアクセスが必要です。ただし、スマホアプリの「取引所」タブからも指値注文は出せるので、外出先ではそちらを利用できます。

販売所とトレードビュー、結局どっちで買えばいいですか?

まとまった金額(数万円以上)を買うならトレードビューが断然お得です。少額(数百円〜数千円)で手軽に始めたい場合は販売所のほうが操作は簡単です。慣れてきたら併用するのがおすすめです。

指値注文を出したのに約定しません。なぜですか?

指値注文は、設定した価格まで相場が動いたときに初めて約定します。現在の相場からかけ離れた価格を設定していると、いつまでも約定しません。板情報を確認して、現実的な価格に調整してみてください。

トレードビューの取引手数料はいくらですか?

指値注文(Maker)・成行注文(Taker)ともに0%で無料です。販売所のスプレッド(往復5〜6%)と比べると、コストは桁違いに低くなります。

トレードビューで買った仮想通貨はそのまま送金できますか?

はい、できます。販売所で買った場合と同じように、コインチェックの送金画面から外部ウォレットや他の取引所に送金可能です。購入方法によって送金に制限がかかることはありません。

まとめ

コインチェックのトレードビューは、販売所で見えないコストを払い続けている人にとって、最もシンプルな解決策です。

  • 販売所のスプレッドは往復5〜6%。10万円分の購入で5,000〜6,000円のコスト
  • トレードビューなら指値・成行どちらも手数料無料(0%)
  • PC版ブラウザ限定。スマホアプリには非対応
  • 対応銘柄は販売所より少ないが、BTC・ETHなど主要銘柄はカバー
  • 指値注文は5ステップで完了。操作は販売所と大差ない
  • 積立と取引所は場面に応じて使い分けるのが合理的
なふと

一回トレードビューで指値注文を出してみれば、「なんで今まで販売所で買ってたんだろう」と思うはずです。まずは少額で試してみてください。

販売所の「手数料無料」に安心していると、毎回数千円ずつ損をし続けます。トレードビューを使えば、その差額をまるごと投資に回せます。

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