「コインチェックの手数料、なんか高くない?」
販売所でビットコインを買ってみたら、思ったより金額が減っていた。出金するたびに407円取られる。ネットで調べたら「GMOコインなら無料」って書いてある。そんな経験をした人は少なくないと思います。
ただ、「高い」と一言で片付けるのはちょっと雑です。コインチェックの手数料には「確かに高い部分」と「実は安い部分」があって、それを知らずに損している人がかなり多い。
この記事では、コインチェックの全手数料を整理した上で、GMOコイン・SBI VCトレード・bitbank・bitFlyerの4社と徹底比較。「どこが高くて、どこが安いのか」を正直に解説します。
コインチェックの手数料一覧【2026年最新】
まずはコインチェックの手数料を全体像として把握しましょう。「手数料無料」と書かれている項目でも、実際にはコストが発生しているケースがあります。
入金手数料は銀行振込なら無料
日本円の入金方法は3つあります。銀行振込、コンビニ入金、クイック入金。このうち銀行振込だけが手数料無料です。
コンビニ入金は3万円未満で770円、3万円以上30万円以下で1,018円。クイック入金も同水準の手数料がかかります。50万円以上のクイック入金になると「入金額×0.11%+495円」という計算式になるため、高額になるほどコストも膨らみます。
入金は銀行振込一択です。ネットバンキングを使えば振込手数料も無料にできるケースが多いので、わざわざコンビニ入金を使う理由はありません。
出金手数料は一律407円
コインチェックから銀行口座に日本円を出金する場合、どの銀行でも一律407円がかかります。
この407円、1回だけなら気にならないかもしれません。でも月に2〜3回出金すると、年間で約1万円。地味に大きい金額です。GMOコインやSBI VCトレードが出金無料なのを知ると、余計に気になってきます。
販売所の取引手数料は「無料」だけどスプレッドがかかる
コインチェックの販売所では「取引手数料無料」と明記されています。これは嘘ではありません。ただし、ここには大きな落とし穴があります。
コインチェックの販売所スプレッドは約0.1%〜5.0%とされていますが、ビットコインの場合は概ね3〜6%程度になることが多いです。10万円分のBTCを販売所で買って、すぐに売ると、3,000〜6,000円が消えている計算になります。
なふとこれ、最初まったく気づかなかったんですよね。「手数料無料」って書いてあるから安心してたのに、いざ売ろうとしたら買った時より明らかに安い。それがスプレッドだと知ったのはだいぶ後でした。
取引所(板取引)のBTC手数料は完全無料
一方、コインチェックの取引所(板取引)でビットコインを売買する場合、Maker・Taker ともに手数料0%です。完全無料。
取引所では、ユーザー同士が直接売買するため、販売所のようなスプレッドの上乗せがありません。板に表示されている価格がそのまま取引価格になります。
コインチェックでビットコインを買うなら、取引所を使えば手数料は実質ゼロ。これを知っているかどうかで、年間のコストが数万円変わります。
2026年2月時点で、コインチェックの取引所は34銘柄に対応しています。ビットコインだけでなく、ETH、XRP、SHIB、SOL、DOGEなど主要なアルトコインも板取引で売買可能です。
送金手数料は通貨によって大きく違う
コインチェックから外部のウォレットや他の取引所に仮想通貨を送金する場合、通貨ごとに手数料が異なります。主な銘柄の送金手数料は以下の通りです。
| 通貨 | 送金手数料 | 日本円換算の目安 |
|---|---|---|
| BTC | 0.0005 BTC | 約7,500円(BTC=1,500万円の場合) |
| ETH | 0.005 ETH | 約2,500円(ETH=50万円の場合) |
| XRP | 0.15 XRP | 約60円(XRP=400円の場合) |
| SOL | 0.01 SOL | 約250円(SOL=25,000円の場合) |
BTCの送金手数料0.0005BTCは、2026年2月時点のBTC価格で換算すると約7,500円。正直、かなり高いです。一方、XRPなら約60円で送金できるので、送金目的であれば通貨を選ぶことでコストを大幅に下げられます。
なお、コインチェックユーザー同士の送金は無料です。
コインチェックの手数料が「高い」と言われる3つの理由
コインチェックの手数料体系を見てきましたが、ではなぜ「高い」と言われるのか。理由は主に3つです。
販売所のスプレッドが実質3〜6%もかかっている
これが最大の原因です。仮想通貨を始めたばかりの人は、アプリを開いて「購入」ボタンを押す。これは「販売所」での購入です。操作が簡単な分、スプレッドという見えないコストが上乗せされています。
多くの初心者は「取引所(板取引)」の存在を知らないまま、スプレッド3〜6%を払い続けている。月に数回取引すれば、年間で数万円の差になります。これが「コインチェックは高い」という印象の正体です。
「コインチェックが高い」のではなく、「販売所が高い」のです。どの取引所でも販売所のスプレッドは広い。コインチェックに限った話ではありません。
出金手数料407円は他社が無料の中で目立つ
GMOコインは出金手数料無料(大口出金は400円)。SBI VCトレードも無料。この2社と比較すると、コインチェックの一律407円はどうしても見劣りします。
頻繁に出金する人にとっては、年間で数千円の差になります。逆に「年に1〜2回しか出金しない」という人にとっては、814円の差でしかありません。出金頻度によって、このデメリットの影響度は変わります。
BTC送金0.0005BTCは地味に高い
ビットコインの送金手数料0.0005BTCは、BTC価格が上がれば上がるほど日本円ベースでの負担が増えます。1BTC=1,500万円なら約7,500円、1BTC=2,000万円になれば約1万円です。
GMOコインやSBI VCトレードは仮想通貨の送金手数料が無料なので、他の取引所やウォレットへの送金が多い人にとっては、コインチェックのBTC送金コストは確かに高いと言えます。
なふとただ、正直に言うと初心者のうちは送金する場面ってそんなにないんですよね。Coincheck内で買って持っておくだけなら、送金手数料は関係ない。海外取引所やウォレットに移す段階で初めて気になるコストです。
- 「高い」と感じる最大の原因は販売所のスプレッド(3〜6%)
- 出金手数料407円はGMOコイン・SBI VCトレード(無料)と比べて割高
- BTC送金手数料は0.0005BTC(約7,500円)で他社より高い
- ただし取引所(板取引)のBTC手数料は無料で、むしろ安い
他社4社と手数料を比較してみた
「高い」「安い」は他社と比べて初めて意味を持ちます。ここでは、国内の主要取引所であるGMOコイン、SBI VCトレード、bitbank、bitFlyerの4社とコインチェックの手数料を比較します。
入出金手数料の比較
| 項目 | Coincheck | GMOコイン | SBI VCトレード | bitbank | bitFlyer |
|---|---|---|---|---|---|
| 日本円入金 | 銀行振込:無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 住信SBI:無料 / 他行:330円 |
| 日本円出金 | 407円 | 無料(大口400円) | 無料 | 550円 / 770円 | 220〜770円 |
| BTC送金 | 0.0005 BTC | 無料 | 無料 | 0.0006 BTC | 0.0004 BTC |
入出金の手数料で見ると、GMOコインとSBI VCトレードが圧倒的に有利です。入金・出金・送金すべて無料。コインチェックは出金407円とBTC送金0.0005BTCがかかるため、これらの項目では明確に負けています。
ただし、bitbankの出金手数料は550〜770円でコインチェックより高いし、bitFlyerも銀行によっては770円かかります。「コインチェックだけが高い」わけではありません。
取引手数料(Maker/Taker)の比較
| 取引所 | BTC/JPY Maker | BTC/JPY Taker |
|---|---|---|
| Coincheck | 0% | 0% |
| GMOコイン | -0.01%(報酬あり) | 0.05% |
| SBI VCトレード | -0.01%(報酬あり) | 0.05% |
| bitbank | 0% | 0.10% |
| bitFlyer | 0.01〜0.15% | 0.01〜0.15% |
BTC取引手数料に関しては、コインチェックのMaker/Taker 0%は非常に競争力が高いです。GMOコインやSBI VCトレードはMakerで-0.01%の報酬がありますが、Takerは0.05%かかる。bitFlyerは最大0.15%かかります。
「コインチェックは手数料が高い」というイメージとは裏腹に、板取引のBTC手数料は国内最安水準です。
送金手数料の比較
送金手数料はGMOコインとSBI VCトレードが全銘柄無料で最強です。コインチェックはBTC 0.0005BTC、bitbankは0.0006BTC、bitFlyerは0.0004BTC。日本円に換算するとどれも数千円規模のコストになります。
仮想通貨を頻繁に送金する人は、GMOコインかSBI VCトレードを送金用の口座として使うのが合理的です。
なふと僕も送金するときはGMOコインを使ってます。CoincheckでBTCを買って、送金はGMOコイン経由。ちょっと面倒だけど、送金手数料7,500円を払うよりはマシです。
10万円分のビットコインを買ったら実際いくらかかるのか
数字を並べてもピンとこないかもしれないので、実際のシミュレーションで比較してみます。10万円分のビットコインを買って日本円に出金するまでの「トータルコスト」を計算しました。
販売所で買った場合(スプレッド込み)
コインチェックの販売所でBTCを10万円分購入した場合、スプレッドが約4%だとすると、実際に購入できるBTCの価値は約96,000円分。購入した瞬間に4,000円が「見えないコスト」として消えています。
売る時も同様にスプレッドがかかるので、往復で約8,000円。さらに出金手数料407円を加えると、合計約8,407円。10万円に対して約8.4%がコストになります。
取引所(板取引)で買った場合
同じコインチェックでも、取引所(板取引)を使えば手数料は0%。10万円分のBTCをそのまま10万円分購入できます。売る時も0%。
かかるのは出金手数料の407円だけ。トータルコストは407円。販売所の約8,407円と比べると、その差は歴然です。
GMOコインで同じ取引をした場合との差額
GMOコインの取引所でBTCを売買した場合、Maker手数料は-0.01%(報酬)、Taker手数料は0.05%。出金手数料は無料。
10万円分のBTCをTakerで購入・売却した場合のトータルコストは、100円(往復)。出金無料なので、合計100円です。
| 購入方法 | トータルコスト |
|---|---|
| Coincheck 販売所 | 約8,407円 |
| Coincheck 取引所 | 407円 |
| GMOコイン 取引所 | 約100円 |
同じCoincheckでも、販売所と取引所で8,000円の差。まずは取引所を使う習慣をつけるだけで、コストは劇的に下がります。
コインチェックの手数料を安くする5つの方法
ここまで読んで「じゃあコインチェックやめよう」と思った人、ちょっと待ってください。使い方を変えるだけで、手数料は大幅に下げられます。
販売所ではなく取引所(板取引)を使う
これが最も効果の大きい方法です。コインチェックのアプリには販売所と取引所の両方がありますが、デフォルトで表示されるのは販売所。意識して取引所画面に切り替える必要があります。
取引所ではBTCの売買手数料が0%。スプレッドもほぼゼロに近い。販売所の3〜6%と比べれば、これだけで手数料を95%以上カットできます。
入金は必ず銀行振込を選ぶ
コンビニ入金やクイック入金は770〜1,018円の手数料がかかります。銀行振込なら無料。ネットバンキング対応の銀行口座を持っていれば、振込手数料込みでも無料にできるケースが多いです。
住信SBIネット銀行やPayPay銀行など、振込手数料が無料になる回数が多い銀行を活用しましょう。
出金をまとめて回数を減らす
出金手数料は1回あたり407円の固定額なので、出金回数を減らすほど年間のコストは下がります。毎月こまめに出金するのではなく、3〜6ヶ月に1回まとめて出金する方がお得です。
そもそも長期投資でBTCを積み立てているなら、頻繁に出金する必要はないはずです。
送金手数料が安い通貨(XRPなど)を利用する
BTCの送金手数料0.0005BTC(約7,500円)は高いですが、XRPなら0.15XRP(約60円)で送金できます。他の取引所やウォレットに資金を移したい場合は、BTCをXRPに変えてから送金し、到着先でBTCに戻すという方法もあります。
ただし、通貨を変える際に売買手数料やスプレッドがかかる可能性があるため、少額の送金ならそのまま手数料を払った方が結果的に安くなる場合もあります。
本当にコスト重視なら用途で取引所を使い分ける
コストを徹底的に抑えたいなら、複数の取引所を目的別に使い分けるのが最適解です。
- BTC売買 → コインチェック取引所(手数料0%)
- 日本円の入出金 → GMOコインかSBI VCトレード(入出金無料)
- 仮想通貨の送金 → GMOコインかSBI VCトレード(送金無料)
- 自動積立 → コインチェック(銀行口座引き落とし対応)
口座開設はどの取引所も無料。維持費もゼロ。1つに絞る必要はまったくありません。
まずはメイン口座として一番使い勝手の良いCoincheckから始めてみたいという方は、具体的な手順を以下の記事で解説しています。

また、積立投資のメリットとデメリットを詳しく知りたい方はこちらも参考にしてください。

それでもコインチェックを使う価値がある3つの理由
手数料だけを見れば、GMOコインやSBI VCトレードが有利なのは事実です。でも、手数料だけで取引所を選ぶのは片手落ちです。コインチェックには、手数料では測れない価値があります。
アプリの使いやすさは初心者にとって大きな価値
コインチェックのスマホアプリは、ダウンロード数国内No.1(App Ape調べ)。開いた瞬間に価格が見え、買うのも売るのも数タップで完了します。
GMOコインやbitbankのアプリは高機能ですが、チャートや注文方法の選択肢が多く、初めて仮想通貨を触る人には情報量が多すぎるかもしれません。
「使い方がわからなくて挫折する」ことの機会損失は、手数料407円どころの話ではありません。使いやすさは、初心者にとって最大のコスト削減です。
取引所(板取引)で34銘柄に対応している
コインチェックの取引所は2026年2月時点で34銘柄に対応。BTC、ETH、XRP、SOL、DOGE、SHIB、AVAXなど主要銘柄を板取引で売買できます。
販売所でしか買えない銘柄を板取引で買えるということは、スプレッド3〜6%を節約できるということ。対応銘柄数が多いほど、そのメリットは大きくなります。
銀行口座引き落としの自動積立が便利すぎる
コインチェックの「Coincheckつみたて」は、銀行口座からの自動引き落としに対応した国内唯一のサービスです。設定すれば、毎月決まったタイミングで銀行口座から引き落とし→自動でBTCを購入してくれます。
bitFlyerやGMOコインの積立サービスは、事前に取引所へ日本円を入金しておく必要があります。入金を忘れると積立が実行されず、「ほったらかし」のメリットが台無しになります。
「投資は続けることが一番大事」という原則を考えると、完全自動化できるCoincheckつみたての価値は、手数料の差額以上に大きいかもしれません。
なふと結局、安い取引所を選んでも使いこなせなければ意味がないし、面倒で投資をやめてしまったら元も子もない。「自分が続けられる仕組み」に投資するという考え方もアリだと思います。
取引所の選び方についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの比較記事もどうぞ。

まだ取引所の口座を持っていないなら、初心者におすすめのコインチェックでサクッと開設しておきましょう。
よくある質問
まとめ
「コインチェックの手数料は高い」という声は、半分正解で半分間違いです。
確かに出金手数料407円やBTC送金手数料0.0005BTCは、他社と比べて割高です。販売所のスプレッドも広い。でもそれは「販売所を使い続ける」「頻繁に出金する」という使い方をした場合の話です。
- 「高い」の正体は販売所のスプレッド。取引所を使えば手数料0%
- 出金407円・BTC送金0.0005BTCは確かに他社より高い
- GMOコインやSBI VCトレードは入出金・送金すべて無料で最強
- コインチェックはアプリの使いやすさ・34銘柄の板取引・自動積立が強み
- 「乗り換え」ではなく「使い分け」がコスパ最強の選択
取引所の手数料で損をしている人の大半は、「使い方を知らなかった」だけ。正しい使い方を知った今のあなたは、もう同じ失敗はしません。
なふと手数料を気にするのは大事なことです。でも、手数料を気にしすぎてなかなか始められないのが一番もったいない。まずは少額から試してみて、慣れてきたら使い分けを考えればいいと思いますよ。

