Bitgetは安全?金融庁未登録の海外取引所を使う前に確認すべきこととBitgetの始め方

「Bitget(ビットゲット)って最近よく聞くけど、海外の取引所って安全なの?」——日本のユーザーにとって、これが最初に引っかかるポイントでしょう。

結論を先に言うと、Bitgetは金融庁に登録されていない海外取引所です。日本の法的保護は受けられません。しかし、保護基金4億ドル超、準備金証明の毎月公開、マルチシグ・MPC技術の採用など、独自のセキュリティ対策は業界トップクラスです。

この記事では、リスクを正直に提示した上で、それでもBitgetを使う価値がある理由と、口座開設からコピートレードまでの全手順を解説します。

「安全だから使え」とも「危険だからやめろ」とも言いません。判断材料を揃えるので、自分で決めてください。

目次

Bitgetとは何か。基本スペックを確認する

Bitgetは2018年にセーシェルで設立された海外の暗号資産取引所です。世界1億2,500万人以上のユーザーを抱え、取扱銘柄は1,300種類以上。日本語に完全対応しており、海外取引所の中ではトップクラスの使いやすさです。

  • 取扱銘柄:1,300種類以上(現物取引)
  • 現物手数料:Maker/Taker 0.1%(BGB保有で割引あり)
  • 先物手数料:Maker 0.02% / Taker 0.06%
  • 先物レバレッジ:最大125倍(ゼロカット対応)
  • コピートレード:現物・先物の両方に対応
  • 日本語対応:サイト・アプリ・サポート全て日本語

国内取引所の取扱銘柄が20〜30種類程度であることを考えると、1,300種類以上という品揃えは圧倒的です。そしてBitget最大の特徴は、プロトレーダーの取引を自動でコピーできるコピートレード機能です。

Bitgetは安全?金融庁未登録のリスクを理解する

Bitgetを使うかどうかを判断する上で、最も重要なのがこのセクションです。メリットの話は後にして、まずリスクから正直に書きます。

金融庁の「警告」は何を意味するのか

日本の金融庁は、Bitgetを含む複数の海外取引所に対して「無登録で暗号資産交換業を行っている」として警告を出しています(2023年・2024年)。

ただし、これは「日本人がBitgetを使うことが違法」という意味ではありません。警告は取引所側に対するもので、ユーザーの利用を禁止する法律は現時点では存在しません。

とはいえ、金融庁の監督下にないことは事実です。万が一取引所が閉鎖した場合や、ハッキング被害に遭った場合、国内取引所のような法的な資産保護は受けられません。

Bitgetのセキュリティ対策

法的保護がない分、Bitgetは独自のセキュリティ対策に力を入れています。

  • 保護基金4億ドル超(2026年2月時点で平均約4.47億ドル):ハッキングや市場急変時にユーザーを補償するための基金。ウォレットアドレスが公開されており、誰でも残高を検証可能
  • 準備金証明(PoR):毎月公開。2026年2月時点の総合準備率は169%で、業界基準の1:1を大幅に上回る
  • コールドウォレット分離:大部分の資産をオフラインで保管
  • マルチシグ・MPC技術:複数の承認なしでは資産を移動できない仕組み

国内取引所との安全性の違い

国内取引所の安全性
Bitgetの安全性
  • 金融庁の監督下で運営
  • 分別管理が法律で義務化
  • トラブル時は日本の法的枠組みで保護
  • 金融庁未登録(法的保護なし)
  • 保護基金4億ドル超で独自に補償
  • PoR毎月公開、準備率169%(2026年2月)
なふと

「金融庁未登録=危険」と短絡的に判断するのは正確ではありません。ただし「法的保護がない」のは事実です。Bitgetに預ける資金は、最悪の場合すべて失っても生活に支障が出ない金額に留めるのが大前提です。

Bitgetを使うメリットは3つ

リスクを理解した上で、Bitgetを使う価値があるのはどういう場面か。メリットは大きく3つです。

①コピートレード — 初心者でもプロの取引を自動コピー

Bitget最大の特徴がコピートレードです。世界中のエリートトレーダーの取引を自動でコピーでき、現物取引・先物取引の両方に対応しています。

従来の自動売買ツールと違い、実際に利益を出しているトレーダーの判断をそのまま反映できるため、「取引の知識はないけど、プロに任せたい」という人に向いています。コストはトレーダーへの利益シェア(最大10%)のみで、別途手数料はかかりません。

仮想通貨の自動売買全般についてはこちらの記事でも解説しています。

②取扱銘柄1,300種類以上

国内取引所では20〜30種類程度しか取引できませんが、Bitgetは1,300種類以上に対応しています。国内で取り扱いのないアルトコインやミームコイン、新興プロジェクトのトークンに投資したい場合、Bitgetのような海外取引所が選択肢になります。

また、ローンチパッド機能では新規上場前のトークンに早期アクセスできるため、将来性のあるプロジェクトに初期段階から参加できる可能性もあります。

③手数料が安い

現物取引の基本手数料はMaker/Taker 0.1%で、これだけでも国内取引所の販売所スプレッドと比べれば安い水準です。さらにBitgetの独自トークンBGBを保有・利用すれば手数料割引が適用され、条件次第で0.01%まで下がります。

コピートレード × 豊富な銘柄 × 低手数料。この3つが揃っている点が、Bitgetが他の海外取引所と差別化されるポイントです。

Bitgetの始め方(口座開設から初取引まで)

Bitgetの口座開設から初めての取引までの流れを解説します。所要時間はKYCの審査を除けば約10分です。

STEP
アカウント登録(約2分)

Bitget公式サイトにアクセスし、メールアドレスまたは電話番号で登録します。パスワードを設定すればアカウント作成は完了です。

STEP
本人確認(KYC)を完了させる

運転免許証やパスポートなどの身分証明書を撮影し、セルフィー(自撮り)を提出します。KYCを完了しないと入出金や取引に制限がかかるため、必ず済ませてください。審査は通常数時間で完了します。

STEP
二段階認証(2FA)を設定する

Google Authenticatorを使った二段階認証を設定します。SMS認証はSIMスワップ攻撃のリスクがあるため、必ずアプリベースの2FAを選択してください。これを設定しないまま取引を始めるのはNGです。

STEP
仮想通貨を入金する

Bitgetは日本円の銀行振込に対応していません。入金は以下の2つの方法があります。

方法①(推奨):国内取引所から仮想通貨を送金する
国内取引所でXRP(リップル)を購入し、Bitgetに送金するのが最安です。XRPは送金手数料が安く、着金も速いため最適です。送金時はトラベルルール対応の入力が求められる場合があります。

方法②:クレジットカードで直接購入する
Bitgetのプラットフォーム内でクレジットカードを使って仮想通貨を購入できます。手軽ですが、手数料が割高になるため、金額が大きい場合は方法①を推奨します。

STEP
現物取引を始める

入金が完了したら、「現物取引」画面で取引したいペアを選び、成行注文または指値注文で購入します。スマホアプリでも全く同じ操作が可能です。まずは少額で操作に慣れてからBitgetの金額を増やしていきましょう。

コピートレードの始め方

Bitgetを選ぶ理由の大半が「コピートレード」にある方も多いはずです。ここでは、コピートレードの始め方とトレーダーの選び方を解説します。

エリートトレーダーの選び方

Bitgetのコピートレード画面では、エリートトレーダーのランキングが表示されます。ここで重要なのは、勝率や利益率だけでなく「最大ドローダウン」を確認することです。

  • 利益率:高いほど良いが、短期間の集中利益は要注意
  • 勝率:70%以上が目安だが、損切り幅とのバランスを見る
  • 最大ドローダウン:過去にどれだけの含み損を抱えたか。これが30%以上のトレーダーはリスクが高い
  • 運用期間:最低3ヶ月以上の実績があるトレーダーを選ぶ

フォロワー数が多いトレーダーが必ずしも優秀とは限りません。まずは数千円程度の少額でコピーを開始し、1〜2週間の結果を見てから金額を増やすのが安全な進め方です。

コピートレードの注意点

コピートレードは「放置で稼げるツール」ではありません。トレーダーが損をすれば、あなたも同額の損失を被ります。

また、利益が出た場合はエリートトレーダーへの利益シェア(最大10%)が発生します。これがコピートレードの実質的なコストです。複数のトレーダーに分散してコピーすることで、特定のトレーダーに依存するリスクを減らすことができます。

コピートレードの本質は「プロに任せる」ことではなく「プロの判断を参考にしながら学ぶ」ことです。丸投げではなく、なぜそのトレーダーがその取引をしたのかを考える習慣を持ちましょう。

Bitgetを使う上での注意点

Bitgetは便利なツールですが、海外取引所ならではの落とし穴もあります。特に以下の2点は、使い始める前に必ず押さえておいてください。

レバレッジ取引は初心者には非推奨

Bitgetでは最大125倍のレバレッジ取引が可能ですが、初心者がいきなりレバレッジに手を出すのは絶対にやめてください。ゼロカットシステムにより証拠金以上の損失は発生しませんが、証拠金がすべて消える可能性は十分にあります。

まずは現物取引で仮想通貨の値動きに慣れてからレバレッジを検討してください。

レバレッジ取引の仕組みとリスクについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

税金は日本の法律に従う

海外取引所を使っていても、日本居住者は日本の税法に従って確定申告が必要です。Bitgetでの利益は「雑所得」として申告します。

Bitgetでは取引履歴をCSVでダウンロードできます。確定申告の時期に慌てないよう、月に1回はCSVをエクスポートしておきましょう。損益計算ツール(CryptactやGtax)に取り込めば自動で計算できます。

海外取引所の税金と確定申告については、仮想通貨FXの記事でも詳しく解説しています。

よくある質問

Bitgetは日本人でも使える?違法じゃない?

日本人がBitgetを利用すること自体は現時点では違法ではありません。金融庁の警告は取引所側に対するもので、ユーザーの利用を禁止する法律は存在しません。ただし、将来的な規制変更の可能性はあるため、動向の確認は必要です。

Bitgetでの利益に税金はかかる?

はい。海外取引所であっても、日本居住者は日本の税法に従って確定申告する必要があります。利益は雑所得に分類され、他の所得と合算して累進課税(最大55%)が適用されます。取引履歴のCSVダウンロードを忘れずに。

Bitgetから出金できない場合はどうする?

出金トラブルの多くは、KYC未完了、2FA未設定、出金アドレスの入力ミスが原因です。まずこれらを確認してください。それでも解決しない場合は、Bitgetの日本語カスタマーサポート(24時間対応)に問い合わせましょう。

コピートレードは本当に稼げる?

「稼げるかどうか」は、選ぶトレーダーとタイミングに依存します。過去に高い勝率を出しているトレーダーでも、将来の利益を保証するものではありません。まずは数千円の少額で試し、最低でも1ヶ月は結果を観察してから判断してください。

MEXCとBitgetはどちらがおすすめ?

目的によります。コピートレードを使いたいならBitgetが明確に優位です。一方、取扱銘柄の多さや上場スピードではMEXCも強みがあります。両方の口座を持ち、用途で使い分けるのが合理的です。MEXCについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

まとめ

Bitgetは金融庁に登録されていない海外取引所です。日本の法的保護は受けられません。しかし、保護基金や準備金証明、マルチシグ技術など、独自のセキュリティ対策は業界トップクラスの水準にあります。

  • 金融庁未登録だが、利用自体は違法ではない。ただし法的保護はない
  • 保護基金4億ドル超、PoR毎月公開(準備率169%)と独自のセキュリティ対策は充実
  • 最大の強みはコピートレード機能。初心者でもプロの取引を自動コピーできる
  • 取扱銘柄1,300種類以上、現物手数料0.1%(BGB利用でさらに割引)と低コスト
  • 入金は国内取引所からXRP送金が最安。日本円の銀行振込は非対応
  • レバレッジ取引は初心者非推奨。まずは現物取引から
なふと

Bitgetは「使うか使わないか」ではなく「どう使うか」が大事です。リスクを理解した上で、まずは数千円の少額から始める。レバレッジには手を出さない。コピートレードも丸投げしない。この3つを守れば、国内取引所では得られない投資の選択肢が手に入ります。

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