「ビットコインはもう遅い」。この言葉は、2013年にも、2017年にも、2021年にも言われていました。
そして2026年の今も、同じことが言われています。そろそろ気づいてもいい頃です。「遅い」と言った人が毎回間違えていたという事実に。
この記事では、過去の「もう遅い」が全てハズレだった歴史を振り返りつつ、なぜビットコインは「遅い」が通用しにくい構造なのかを解説します。ただし、「だから今すぐ買え」とは言いません。本当に遅い人もいるからです。
最後まで読めば、遅いかどうかを「タイミング」ではなく「自分の投資スタイル」で判断できるようになります。
「もう遅い」と言われたのに、毎回上がった歴史
まず事実を並べます。ビットコインの歴史で「もう遅い」と言われた主要なタイミングと、その後の価格を見てみましょう。
2017年「200万円で天井」→ その後1,000万円超え
2017年12月、ビットコインは約230万円の最高値をつけました。テレビでも連日報道され、「バブルだ」「もう天井だ」「今から買うやつは養分」という声が溢れた。実際に、その後2018年には約35万円まで暴落しています。
「ほら見ろ、やっぱり遅かった」と言いたくなる展開です。でも結果はどうなったか。2021年には700万円を超え、2017年の「天井」の3倍以上になりました。
2017年の最高値で買った人ですら、4年待つだけで3倍になった。「天井」は天井ではなかった。
2021年「700万円で天井」→ その後1,800万円到達
2021年11月、ビットコインは約776万円をつけました。今度こそ天井だ、と。その後は2022年にFTXの破綻もあり、230万円台まで急落。この時点で「やっぱりビットコインは終わった」「今から買うのは遅い」と言う人はさらに増えました。
しかし2025年10月、ビットコインは1,800万円に到達。2021年の「天井」の2.3倍です。
過去のどのタイミングで買っても、4年待てばプラスだった
| 「遅い」と言われた時期 | 当時の価格 | 4年後の価格 | 結果 |
|---|---|---|---|
| 2013年末 | 約12万円 | 約230万円(2017年) | 約19倍 |
| 2017年末 | 約230万円 | 約776万円(2021年) | 約3.4倍 |
| 2021年末 | 約776万円 | 約1,800万円(2025年) | 約2.3倍 |
倍率は年々小さくなっています。これは市場が成熟している証拠。100倍になる時代は確かに終わった。でも「プラスにならなかった時期」は、4年スパンで見れば一度もありません。
暴落時の価格推移について詳しく分析した記事はこちらです。

「もう遅い」は、これまで一度も正解だったことがない。これがデータの出した答えです。
なぜビットコインは「遅い」がハズレ続けるのか
「過去は上がったけど、今回は違うかもしれないじゃないか」。その疑問は正当です。過去の実績は未来を保証しない。それは大前提。でも、ビットコインが上がり続けた背景には構造的な理由があります。
発行上限2,100万枚という絶対的な希少性
ビットコインは最大でも2,100万枚しか発行されません。これはプログラムで決まっていて、誰にも変更できない。2026年2月時点で約1,970万枚がすでに発行済みです。
法定通貨は中央銀行がいくらでも刷れる。金(ゴールド)は新しい鉱脈が見つかれば増える。でもビットコインの供給量は絶対に増えない。需要が増え続ける限り、希少性から価格は上がりやすい構造になっています。
半減期サイクルが4年ごとに供給を絞る
約4年ごとに「半減期」というイベントがあり、新規に発行されるビットコインの量が半分になります。2024年4月に4回目の半減期を迎え、マイニング報酬は6.25BTCから3.125BTCに減少しました。
供給が絞られるのに需要が変わらない(もしくは増える)なら、価格は上がる。過去3回の半減期後、いずれもビットコイン価格は半減期から1〜1.5年後に最高値を更新しています。
ETF承認で機関投資家が参入し始めた
2024年1月、米国でビットコイン現物ETFが承認されました。これによって、ブラックロックやフィデリティといった世界最大級の資産運用会社がビットコインを正式に投資対象として扱い始めた。
ETF以前のビットコインは個人投資家が中心。ETF以降は機関マネーが流入する構造に変わった。これは「仮想通貨がようやく金融商品として認められた」ということ。この構造変化はまだ始まったばかりです。
なふと「もう遅い」って言う人の多くは、この構造変化に気づいてない。2024年にETFが承認されてから、ゲームのルール自体が変わったんです。
希少性・半減期・ETFの3つの構造的要因がある限り、「遅い」が正解になるシナリオは限定的です。
それでも「今からじゃ遅い」が正しい人はいる
ここまで「遅くない」根拠を並べましたが、全員に当てはまるわけではありません。投資スタイルによっては、確かに遅い人もいます。
短期で2倍3倍を狙う人には確かに遅い
2013年にビットコインを買っていれば100倍になった。2017年初頭に買っていれば20倍になった。でも2026年のビットコインが今から100倍になることは、現実的にはない。時価総額で考えると、金(ゴールド)の時価総額を大きく超える水準になってしまう。
「数ヶ月で資産を何倍にもしたい」という目的であれば、確かにビットコインはもう遅い。初期の爆発的なリターンの時代は終わっています。
全財産を一括投入する人には遅いも早いもない(シンプルに無謀)
「遅いですか?」と聞く人の中に、全財産をビットコインに突っ込もうとしている人が一定数います。これは遅いかどうか以前の問題。ビットコインに限らず、どんな資産でも全財産を一点に集中させるのは無謀です。
仮に明日ビットコインが50%下がったらどうしますか。生活資金がなくなり、底で売る羽目になる。タイミングが良くてもこのやり方は破綻します。
仕組みを理解せずに「とりあえず」買う人
「みんな買ってるから」「上がるって聞いたから」。理由がこれだけの人は危険です。仕組みを理解していないから、暴落した瞬間にパニックになる。なぜ価格が動くのかを知らないから、合理的な判断ができず、一番損をするタイミングで売ってしまう。
「やめとけ」と言われる理由と、やめたほうがいい人の特徴はこちらで整理しています。

「遅いですか?」の答えは、市場ではなくあなたの投資スタイルが決める。タイミングで悩むこと自体が、実は的外れです。
「遅くない」にするための3つの始め方
構造的には遅くない。でも始め方を間違えれば、結果的に「遅かった」になる。ここでは、タイミングに左右されない3つの始め方を紹介します。
積立投資でタイミングを気にしない
「今が高値じゃないか」「もう少し下がってから買おう」。こう考えている限り、永遠に買えません。プロでもタイミングは読めない。だからこそ、毎月一定額を自動で買い付ける積立投資が有効です。
積立なら高値でも安値でも関係ない。長期で見れば平均取得単価が平準化されるので、「今が高いかどうか」を気にする必要がそもそもなくなります。
積立投資のメリット・デメリットを正直にまとめた記事はこちらです。

余剰資金の5%以内で始める
ビットコインは数百円から買えます。まずは貯金の5%以下、もっと言えば1,000円でも5,000円でもいい。少額で始める最大のメリットは、暴落しても冷静でいられること。10万円が5万円になったら焦るけど、1,000円が500円になっても別に困らない。
少額から始めた体験談はこちらにまとめています。
口座の開設手順からビットコインの買い方まで、一連の流れはこちらで解説しています。

最低3年は売らない前提で持つ
先ほどのテーブルで示した通り、ビットコインは4年スパンで見れば過去全てプラスです。逆に言えば、短期で売るなら損をする可能性が十分にある。
買ったら最低3年は売らない。この前提を持つだけで、日々の値動きに振り回されなくなります。「明日の価格」ではなく「3年後の価格」を見る。それだけでメンタルの安定度がまったく違う。
なふと僕も最初は毎日チャート見てたけど、「3年は売らない」と決めてからは本当にラクになった。見ても意味ないって気づくんですよね。
「遅くない」にするための3つのルール
- 積立投資でタイミングの悩みを消す
- 余剰資金の5%以内、少額から始める
- 最低3年は売らない前提で持つ
この3つを守れる人にとって、ビットコインは「今からでも遅くない」資産です。
よくある質問
まとめ
「ビットコインはもう遅い」。これは過去何度も繰り返されてきた言葉で、そして毎回間違っていました。
なふと「遅いかどうか」を気にしてる時間が一番もったいないと、始めてから気づきます。少額で始めて、3年放置すればいい。それだけのことなんですよね。
- 過去の「もう遅い」は全てハズレ。4年スパンで見れば常にプラスだった
- 希少性・半減期・ETFの3つの構造的要因が価格を支えている
- 短期で爆益を狙う人や全財産投入する人には、確かに向かない
- 積立・少額・3年ホールドの3ルールを守れば「遅くない」に変わる
- 遅いかどうかはタイミングではなく、投資スタイルが決める
遅いかどうかを決めるのは、市場でもチャートでもない。あなたの始め方です。


