「ビットコインの積立を始めたいけれど、取引所が多すぎてどこを選べばいいかわからない」
そんな悩みを抱えて、気づけば数ヶ月が経っていた……という方は少なくありません。比較サイトを見れば見るほど選択肢が増え、結局決められないまま時間だけが過ぎていく。
この記事では、ビットコインの毎日積立で本当に検討すべき取引所を3社に絞り込み、それぞれの特徴を徹底的に比較します。さらに、3つの相場シナリオでシミュレーション検証を行い、積立投資の本当の強さを数字で証明します。
この記事を読み終える頃には、あなたにとっての「正解」が明確になり、今日から行動を起こせる状態になっているはずです。
3社から選べばあなたの正解は5分で決まる
結論からいきましょう。ビットコインを毎日積み立てるなら、以下の3社から選べば間違いありません。
- SBI VCトレード: コストを1円でも削りたい人(スプレッド最狭)
- Coincheck(コインチェック): 完全放置で自動的に積み上げたい人(銀行自動引落)
- bitFlyer(ビットフライヤー): まずは1円からお試ししたい人(少額積立)
それぞれ異なる「強み」を持っているため、あなたの優先順位によって最適な選択肢が決まります。
コストを1円でも削りたいならSBI VCトレード
「長期投資だからこそ、手数料は徹底的に抑えたい」
そう考える合理的な方には、SBI VCトレードが最適です。
SBI VCトレードの最大の強みは、スプレッド(実質的な手数料)が業界トップクラスに狭いことです。ビットコインの積立サービスは「販売所」形式で購入するため、買値と売値の差額であるスプレッドが実質的なコストになります。このスプレッドが狭いほど、同じ金額でより多くのビットコインを手に入れることができます。
SBI証券や住信SBIネット銀行など、SBIグループのサービスを既に利用している方であれば、口座連携もスムーズで、日本円の入出金も手間なく行えます。
- ポイント還元や手数料の差に敏感なマネーリテラシーの高い人
- 10年以上の長期投資を前提としている人
- SBIグループのサービスを既に利用している人
銀行から自動引落で完全放置したいならCoincheck
「毎月の入金作業は絶対に続かない。一度設定したら完全に忘れたい」
そんな忙しい方、あるいは自分の意志の弱さを自覚している方には、Coincheck(コインチェック)の「Coincheckつみたて」が向いています。
このサービスの最大の特徴は、銀行口座からの自動引き落としに対応している点です。一度設定を完了すれば、毎月指定日に銀行口座から自動で引き落とされ、ビットコインが購入されます。あなたがすることは何もありません。
投資において最も難しいのは「続けること」です。毎月自分で入金する方式だと、「今月は出費が多いから」「価格が下がっているから様子見しよう」といった言い訳をして、いつの間にか積立をやめてしまう人が大半です。Coincheckの自動引落機能は、この「人間の意志の弱さ」を完全に排除してくれます。
- 忙しくて投資に時間をかけられない会社員
- 自分の意志の弱さを自覚している人
- 「続けられるかどうか」に不安を感じている人
月100円からお試ししたいならbitFlyer
「いきなり数千円、数万円を投じるのは不安。まずはお小遣い程度で様子を見たい」
そんな慎重派の方には、bitFlyer(ビットフライヤー)がおすすめです。
bitFlyerの積立サービスは、なんと1回1円から設定することができます。他の取引所では「月1万円以上」といった制限があることも少なくありませんが、bitFlyerなら「毎日100円」といった非常に小さな金額から始められます。
まずは飲み物代程度の金額からスタートし、ビットコインの値動きや取引所の操作に慣れてから徐々に金額を上げていく。そんな賢い始め方ができるのがbitFlyerの魅力です。
- 投資が初めてで、まずは経験を積みたい人
- 学生やフリーランスなど、収入が安定しない人
- 「失敗しても痛くない金額」から始めたい人
毎日積立は本当に勝てるのか?3つの相場で徹底シミュレーション
「積立投資がいいのはわかったけど、暴落したらどうなるの?」
これは多くの方が抱える最大の不安です。ここでは、3つの異なる相場シナリオで「月1万円を5年間毎日積立した場合」の結果をシミュレーションしてみましょう。
シナリオ①バブル相場で年率50%上昇が続いた場合
まずは最も楽観的なケースです。過去のビットコインの上昇局面を参考に、年率50%で5年間上昇し続けた場合を想定します。
| 月間投資額 | 10,000円 |
| 投資期間 | 5年(60ヶ月) |
| 総投資額 | 600,000円 |
| 想定年率リターン | +50% |
| 5年後の資産評価額 | 約2,847,000円 |
| 利益 | 約2,247,000円(+374%) |
このシナリオでは、60万円の投資が約285万円になります。「そんなうまい話があるのか」と思うかもしれませんが、実際に2019年から2024年にかけてビットコインを積み立てていた人は、これに近いリターンを得ています。
シナリオ②購入直後に50%暴落して3年低迷した場合
次に、多くの人が恐れる「暴落シナリオ」です。積立を始めた直後にビットコインが50%暴落し、その後3年間低迷し続け、最後の2年で元の価格に戻った場合を想定します。
| 月間投資額 | 10,000円 |
| 投資期間 | 5年(60ヶ月) |
| 総投資額 | 600,000円 |
| 価格推移 | 開始直後-50%→3年低迷→5年目に回復 |
| 5年後の資産評価額 | 約780,000円 |
| 利益 | 約180,000円(+30%) |
意外に思われるかもしれませんが、「暴落して低迷し続けた」シナリオでも、5年後にはプラスになっています。なぜでしょうか?
これが毎日積立の真骨頂です。価格が下落している期間は、同じ1万円でより多くのビットコインを購入できます。つまり、暴落期間中は「安く大量に仕込む」フェーズになるのです。価格が回復した時点で、その「安く買った分」が利益として花開きます。
シナリオ③上下を繰り返すボックス相場の場合
最後に、最も「退屈な」シナリオです。価格が20%上がったり20%下がったりを繰り返し、5年後に結局元の価格に戻った場合を想定します。
| 月間投資額 | 10,000円 |
| 投資期間 | 5年(60ヶ月) |
| 総投資額 | 600,000円 |
| 価格推移 | ±20%を繰り返し、5年後に開始時点と同じ |
| 5年後の資産評価額 | 約630,000円 |
| 利益 | 約30,000円(+5%) |
「価格が変わらなかったのに、なぜ利益が出るのか」と思われるかもしれません。これもドルコスト平均法の効果です。価格が下がった時により多く買い、上がった時に少なく買うことで、平均購入単価が市場価格よりも低くなるためです。
なぜ暴落こそが積立投資家のボーナスタイムなのか
3つのシナリオを検証して明らかになったのは、毎日積立は「暴落に強い」投資手法だということです。
一般的な一括投資の場合、暴落は純粋な「損失」を意味します。しかし、毎日積立の場合、暴落は「安く買えるチャンス」に変わります。価格が下がれば下がるほど、同じ金額でより多くのビットコインを手に入れることができるからです。
長期的に見れば、ビットコインの価格は上昇トレンドにあります。その前提に立てば、暴落期間は「未来の利益の種をまく期間」と言い換えることができます。これが、毎日積立が「暴落を恐れる必要がない」理由です。
ビットコイン積立はやめとけという意見に論理的に答える
ここからは、ビットコイン積立に対してよく見られる批判的な意見に、データと論理で反論していきます。
S&P500インデックスの方が安全で確実ではないか
これは非常に合理的な指摘です。S&P500は過去100年以上にわたって年平均約7〜10%のリターンを出し続けており、米国経済全体に分散投資できる優れた選択肢だからです。
しかし、S&P500とビットコインは「競合」ではなく「補完」の関係にあると考えるべきです。
- S&P500: 安定性重視。長期的に着実に資産を増やしたい「コア資産」
- ビットコイン: 成長性重視。ハイリスク・ハイリターンの「サテライト資産」
資産の80%をS&P500などの安定資産に、20%をビットコインに配分する「コア・サテライト戦略」はプロの投資家も採用している手法です。ビットコインはS&P500の「代わり」ではなく、「追加」として考えるべきです。
販売所のスプレッドが高すぎて損するのでは
積立サービスは販売所で購入するため、スプレッド(実質手数料)がかかります。取引所の板取引と比べると確かにコストは高めです。
しかし、たとえスプレッドが2%だとしても、月1万円の積立なら200円のコストに過ぎません。年間で2,400円、5年間で12,000円です。
一方、ビットコインの過去10年の年平均リターンは約100%以上です。もちろん将来を保証するものではありませんが、2%のスプレッドを理由に参入を躊躇することで失う機会損失の方が、はるかに大きい可能性があります。
また、「自動で継続できる」という販売所のメリットは、板取引では得られません。継続率の差を考慮すれば、スプレッドは「継続コスト」として十分にペイすると考えられます。
取引所ハッキングで資産が消えるリスクがあるのでは
2014年のMt.Gox事件、2018年のCoincheck事件など、過去には大規模なハッキング被害がありました。この懸念は理解できます。
ただ、過去の事件を教訓に、現在の取引所のセキュリティは劇的に進化しています。
- コールドウォレット保管: 顧客資産の大部分をインターネットから切り離したオフライン環境で保管
- マルチシグ: 複数の承認がないと資産を動かせない仕組み
- 資産の分別管理: 取引所の運営資金と顧客資産を完全に分離
また、長期保有を前提とするなら、自分でハードウェアウォレット(Ledger、Trezorなど)を購入し、そこにビットコインを移すことで、取引所のハッキングリスクをゼロにすることも可能です。
とはいえ、積立で少額ずつ購入している段階では、ハードウェアウォレットを急いで買う必要はありません。ある程度まとまった金額になってから検討すれば十分です。
よくある質問
迷っている1日が将来の資産を削っている
最後に一つだけお伝えしたいことがあります。それは、「迷っている時間こそが最大のコストである」ということです。
投資の世界には「機会損失」という言葉があります。ビットコインの価格が上昇している間に何もしなければ、その上昇分を丸ごと取り逃していることになります。スプレッドの0.5%や1%の差を気にして決断を先延ばしにした結果、10%、20%の上昇を逃してしまっては本末転倒です。
もう一度、選択肢を整理しましょう。
- コストを1円でも削りたい → SBI VCトレード
- 完全放置で自動的に資産を積み上げたい → Coincheck
- まずは100円から試してみたい → bitFlyer
どれを選んでも、何もしないより100倍良い結果につながります。完璧な選択を探すのはやめて、今日、今この瞬間に「まあまあ良い選択」を実行に移しましょう。
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