「ビットコイン暴落いつまで」と検索したあなたへ。焦って売る前に見てほしいデータがある

ビットコインが下がり続けてる。どこまで下がるのかわからない。

そんな状況でこの記事にたどり着いた人が多いと思います。

2025年10月に1,800万円をつけたビットコインが、2026年2月には約1,100万円台。最高値から約40%の下落。Xを開けば「もう終わり」みたいな投稿ばかり目に入ってくる。

そりゃ不安になります。

なふと

正直に言うと、僕も含み損です。だからこの記事は「大丈夫ですよ」って無責任に安心させるために書いてるわけじゃない。

ただ、感情で判断する前に見てほしいデータがあります。過去のビットコイン暴落がどう始まって、どう終わったか。そのパターンを知ると、今の状況の「見え方」が少し変わるはずです。

目次

2026年2月、ビットコインに何が起きているのか

まず、現状を数字で整理しておきます。感情的な議論が多いからこそ、ここは冷静にいきましょう。

最高値1,800万円から40%下落。数字で見る現在地

2025年10月、ビットコインは約1,800万円(およそ118,000ドル)の史上最高値を記録しました。ETFの資金流入、機関投資家の本格参入、半減期後の上昇期待ーーすべてが重なった結果のピークです。

そこから4ヶ月。2026年2月時点の価格は約1,100万円台(70,000ドル前後)。下落率は約40%。

市場のセンチメントを測る「Fear & Greed Index(恐怖・強欲指数)」は2月中旬時点で8。これは「Extreme Fear(極度の恐怖)」にあたります。数字の意味は単純で、ほぼ全員が怖がっている状態です。

暴落を引き起こした5つの要因

今回の下落は、1つの大事件がきっかけではありません。複数の要因が同時に重なっています。

  • FRBの金融政策 — 次期FRB議長にタカ派のウォーシュ元理事が指名される可能性が浮上。利上げ長期化の懸念から、リスク資産全体に売りが広がった
  • トランプ政権の関税政策 — 追加関税がインフレを再燃させるとの見方が強まり、市場全体がリスクオフに傾いた
  • 地政学リスクの拡大 — イラン情勢の緊迫化、米政府機関の再閉鎖リスクなど、複数の不確実要素が重なった
  • ビットコインETFからの資金流出 — 2026年1月下旬の4日間で約12.2億ドル(約1,900億円)が流出。機関投資家のリスク回避姿勢が鮮明に
  • ハイテク株との連動 — クアルコムの売上見通し下振れを契機にハイテク株が売られ、ビットコインにも波及

どれか1つだけが原因というわけではなく、マクロ経済・政治・市場構造のすべてが同時に逆風になっている。これが今の状況です。

過去の暴落はどうだったのか。データで振り返る

「今回はもう終わりなのか」を考える前に、ビットコインが過去にどんな暴落を経験してきたかを見てみましょう。結論から言うと、ビットコインは何度も「終わった」と言われて、何度も戻ってきています。

2018年 — 80%下落から回復まで3年

2017年末、ビットコインは約230万円まで急騰しました。ICOバブルと呼ばれた時期です。「仮想通貨で億り人」という言葉がメディアを席巻し、投資経験のない人まで参入していました。

その後の下落は壮絶でした。2018年末には約35万円まで下落。下落率は約85%。そしてこの水準で約1年半ほど停滞し、2017年末の水準に戻ったのは2020年末。つまり回復には約3年かかったことになります。

2022年 — Terra-LunaとFTX崩壊が招いた「冬の時代」

2021年11月に約770万円の最高値をつけた後、2022年は「クリプトの冬」と呼ばれる暗黒期に入りました。

きっかけは2つの大事件です。まず2022年5月のTerra-Luna崩壊。ステーブルコインUSTのデペッグが引き金となり、約6兆円の資産が数日で蒸発しました。続いて11月、世界第2位の取引所だったFTXが経営破綻。顧客資産の不正流用が発覚し、業界全体の信用が失墜しました。

ビットコインは約220万円まで下落。最高値からの下落率は約77%。その後2024年初頭にETFが承認されるまで、長い回復期間を過ごしています。

なふと

2022年のFTX崩壊の時は、さすがに「もうダメかもしれない」と思いました。取引所ごと消える可能性を目の当たりにすると、チャートの上下とは次元の違う恐怖があります。

今回は過去2回と決定的に違う点がある

では2026年の暴落は、2018年や2022年と同じなのか。実はいくつかの点で明確に異なります。

比較項目2018年2022年2026年(現在)
下落率約85%約77%約40%
暴落のトリガーICOバブル崩壊Terra-Luna・FTX破綻マクロ経済要因
プラットフォーム破綻なしあり(FTX)なし
ETFの存在なしなしあり
機関投資家の参入ほぼなし限定的本格化

注目すべきなのは、今回の暴落が「業界内の事故」ではなく「マクロ経済の逆風」が原因だということです。2022年のように取引所が破綻したわけでも、プロジェクトが詐欺だったわけでもない。金融政策や地政学といった、仮想通貨の外側の要因で動いています。

さらに、ETFと機関投資家の存在が市場構造を根本から変えています。過去の暴落ではETFという「受け皿」がなく、個人投資家のパニック売りがそのまま価格に直結していました。今は機関投資家という大口の買い手が存在し、下落幅を一定程度抑制するクッションになっています。

だからこそ、過去の暴落と同列に語って「80%下がるぞ」と煽る意見には、慎重になったほうがいい。前提が違います。

「4年サイクル」を知ると、暴落の見え方が変わる

ビットコインには、価格の動きに一定のパターンがあると言われています。「4年サイクル」と呼ばれるもので、これを知っているかどうかで暴落の受け止め方がまったく変わります。

半減期のあとに毎回起きていること

ビットコインには約4年ごとに「半減期」というイベントがあります。マイニング報酬が半分になることで新規供給が減り、需給バランスが変化する仕組みです。

過去の半減期とその後の値動きを並べてみると、パターンが浮かび上がります。

  • 2012年 半減期 → 2013年にピーク → 2014-2015年に調整(約85%下落)
  • 2016年 半減期 → 2017年にピーク → 2018年に調整(約85%下落)
  • 2020年 半減期 → 2021年にピーク → 2022年に調整(約77%下落)
  • 2024年 半減期 → 2025年にピーク → 2026年に調整?(現在約40%下落)

毎回同じリズムで「半減期 → 翌年にピーク → その翌年に調整」が繰り返されています。もちろん過去のパターンが必ず未来に当てはまる保証はないですが、少なくとも「いきなり突然変なことが起きている」わけではない、ということが見えてきます。

2026年が「調整の年」だとしたら、今はどこにいる?

過去の調整局面では、ピークから50%〜85%の下落を経験し、底打ちまでに6ヶ月〜1年半程度かかっています。そして底にしばらくいた後、次の上昇サイクルに入る。

現在の下落率は約40%。過去のパターンに当てはめると、調整局面の「序盤〜中盤」にいる可能性があります。ただし先ほどの比較表で見たように、ETFと機関投資家の存在が下落幅を圧縮している可能性も高い。

暴落を知っている人は暴落を怖がらない。怖いのは「初めて見る下落」だけです。

なふと

4年サイクルを恒例行事みたいに言うと楽観的すぎかもしれないけど、少なくとも「今回が初めてのこと」ではないっていうのは、精神的にだいぶ楽になるポイントだと思います。

専門家の価格予想は「最安〜最高」のレンジで見るのが正解

「で、結局いくらまで下がるの?」というのが一番知りたいところだと思います。主要な機関や専門家の2026年予想を並べてみました。

強気・中立・弱気、3つのシナリオを並べてみた

予想元強気シナリオ中立シナリオ弱気シナリオ
マネクリ(松嶋氏)約3,100万円($200K)約2,170万円($140K)約1,160万円($75K)
楽天ウォレット(松田氏)約2,800万円($180K)約1,400万円($90K)
Standard Chartered約1,550万円($100K)約775万円($50K)
InvestingHaven約3,100万円($200K)約2,325万円($150K)約1,240万円($80K)
Ali Martinez約580万円($37.5K)

見ての通り、弱気シナリオだけでも580万円〜1,400万円と2倍以上の開きがあります。強気シナリオでは3,100万円を超える予想もある一方、最悪ケースでは現在地からさらに半値になる可能性も指摘されている。

ただし、予想を鵜呑みにすると判断を誤る

ここで大事なのは、どの予想が「正解」かを当てようとしないことです。

専門家の価格予想には必ず前提条件があります。「FRBが利下げに転じたら」「ETFへの資金流入が回復したら」「景気後退が起きなければ」。前提が変われば、予想も変わる。

この表から読み取るべきなのは、「いくらになるか」ではなく「どのレンジで動く可能性があるか」です。最安580万円〜最高3,100万円。この幅を頭に入れた上で、自分のリスク許容度に合った行動を取る。それが唯一の合理的な対応です。

「いくらまで下がる?」に正確な答えを出せる人間は、この世に一人もいません。

暴落中にやるべきこと、やっちゃダメなこと

ここまで、現状のデータ・過去の暴落・4年サイクル・専門家の予想を見てきました。ここからは「じゃあ自分はどうすればいいのか」という行動の話をします。

データを見ただけで終わったら意味がない。ここが一番大事なパートです。

パニック売りが最悪手である理由

暴落の最中に感情で売ること。これが投資で最も損する行動です。歴史が証明しています。

2018年の暴落で底値(約35万円)付近で売った人は、その後ビットコインが2021年に770万円、2025年に1,800万円に到達するのを見届けることになりました。底値で手放した資産は、3年後に22倍、7年後に51倍になっていた計算です。

もちろん「もっと下がるかもしれない」という恐怖は理解できます。でも、その恐怖の正体は「もう二度と戻らないんじゃないか」という思い込みです。

ビットコインはこのまま終わるんじゃないですか?

ビットコインは過去に400回以上「死んだ」と宣告されています。2018年の暴落時も、2022年のFTX破綻時も「もう終わり」と言われました。しかし毎回復活し、前回の最高値を更新しています。「今回こそ本当に終わり」は、過去400回すべて外れてきた予測です。

感情で売ったら、回復の果実を手放すことになる。これだけは覚えておいてください。

長期保有の考え方についてはこちらの記事で詳しく書いています。

積立投資は暴落時こそ効く

暴落が怖いなら、積立という選択肢があります。むしろ暴落は積立投資家にとって「安く仕込めるボーナスタイム」です。

たとえば毎月1万円の積立を続けているとします。ビットコインが1,800万円の時に買える量と、1,100万円の時に買える量は全然違います。価格が下がっている時期にコツコツ買い続けることで、平均取得単価が下がる。これがドルコスト平均法の力です。

なふと

僕は暴落中でも積立を止めてません。むしろ安く買えるチャンスだと思ってます。もちろんこれ以上下がる可能性もあるけど、長期で見れば今の価格帯で買えること自体がラッキーかもしれない。

積立投資のメリット・デメリットについて正直に全部書いた記事がこちらです。

情報収集先を絞る。SNSに振り回されない

暴落中のSNSは地獄です。「まだ下がる」「底値は〇〇万円」「損切りした報告」。こういう情報に浸かり続けると、冷静な判断ができなくなります。

完全に遮断する必要はないですが、情報源は絞ったほうがいい。おすすめは、リアルタイムの価格や煽りツイートではなく、マクロ経済の動向を追える信頼性の高いメディア(CoinPost、coindesk JAPAN、日経など)に絞ることです。

暴落時に必要なのは「最新情報」ではなく「判断の軸」です。

  • パニック売りしない。感情ではなくデータで判断する
  • 積立を続けている人は止めない。暴落は平均取得単価を下げるチャンス
  • SNSの煽りから距離を置く。情報源を信頼できるメディアに絞る
  • 余剰資金の範囲を再確認する。生活費を投資に回しているなら、そこは見直す

暴落をきっかけにビットコインへの投資を始めたいという方には、少額から始める具体的な方法を解説した記事もあります。

よくある質問

ビットコインの暴落はいつまで続きますか?

過去のパターンでは、ピークから底打ちまでに6ヶ月〜1年半、そこから前回高値への回復にさらに1〜2年かかっています。2026年が「調整の年」だとすると、底打ちは2026年後半〜2027年前半になる可能性があります。ただし、ETFや機関投資家の存在により、過去より回復が早まるシナリオもあります。

今からビットコインを買っても大丈夫ですか?

「大丈夫かどうか」は投資期間によります。短期で利益を出したいなら、まだ下がるリスクがあるのでタイミングは難しい。長期(3年以上)で考えるなら、過去の暴落後はすべて前回高値を更新しているため、現在の価格帯は「安い」と見ることもできます。いずれにしても、余剰資金かつ少額からが鉄則です。

損切りすべきですか?

判断基準は「その資金が生活費かどうか」です。生活費を投入してしまっているなら、損切りしてでも現金に戻すべきです。余剰資金であれば、過去の暴落パターンを踏まえて長期保有を選択するのも合理的な判断です。「含み損が辛いから売る」は最も損する行動パターンなので、感情ではなく自分の資金状況で判断してください。

ビットコインはゼロになる可能性はありますか?

技術的にはゼロになる可能性を完全に否定することはできません。しかし現実的には、ETFに組み込まれ、複数の国家が準備資産として保有を検討している状況で、価値がゼロになるシナリオは極めて考えにくいです。仮に大規模な規制が入った場合でも、過去の中国の全面禁止でさえビットコインを消滅させることはできませんでした。

まとめ

ビットコインの暴落は今回が初めてではないし、おそらく最後でもありません。過去には80%以上の下落を経験しながらも、毎回前回の最高値を更新して戻ってきています。

「いつまで下がるのか」を正確に当てられる人はいません。でも、過去のパターンと今の市場構造を理解した上で行動を決めることはできます。

  • 2026年2月時点でBTCは最高値から約40%下落。主因はマクロ経済の逆風
  • 過去の暴落(2018年・2022年)と比べると、下落率は小さく、業界内の破綻も起きていない
  • 4年サイクルで見ると、2026年は「調整の年」に位置する可能性がある
  • 専門家の予想は580万円〜3,100万円と幅広い。一つの数字を信じすぎないこと
  • パニック売りは最悪手。積立は止めない。SNSの煽りから距離を置く

暴落相場で一番大事なのは「最新情報」ではなく「自分の行動指針」を持つこと。それが、次の上昇サイクルで後悔しない唯一の方法です。

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