楽天市場や楽天カードで貯まったポイント、何となく放置していませんか?実は、その楽天ポイントを使ってビットコインを購入できるサービスがあります。
それが「楽天ウォレット」です。楽天IDがあれば口座開設は最短即日、100ポイントからビットコインに交換できます。
ただし、手軽さの裏にはコスト面の注意点もあります。楽天ウォレットは販売所形式のみで、スプレッド(実質的な手数料)が約4〜5%。これは他社と比べると割高です。
この記事では、楽天ポイントでビットコインを買う具体的な手順と、事前に知っておくべきデメリットを正直に解説します。
楽天ポイントでビットコインを買う手順
まずは実際の購入手順を確認しましょう。楽天ウォレットの口座開設から購入までは、楽天ユーザーなら非常にシンプルです。
楽天ウォレットの口座開設
楽天ウォレットの口座開設は、楽天IDを使ってオンラインで完結します。楽天銀行の口座を持っている場合は、本人確認書類の提出が不要になるため、最短即日で開設が完了します。
楽天ウォレットの公式サイトから「口座開設」ボタンをタップし、楽天IDでログインします。楽天市場で使っているIDがそのまま使えます。
氏名・住所・職業などの基本情報を入力します。楽天IDに登録済みの情報が一部自動で反映されるため、手間は少ないです。
楽天銀行の口座を持っていれば本人確認書類の提出は不要です。持っていない場合は、マイナンバーカードや運転免許証を使った「らくらく本人確認」で手続きできます。
審査は最短即日で完了します。楽天ウォレットアプリをダウンロードし、楽天IDでログインすればすぐにビットコインを購入できます。
口座開設手数料・口座維持手数料はどちらも無料です。
楽天ポイントまたは日本円で購入する流れ
口座が開設できたら、楽天ウォレットアプリからビットコインを購入できます。購入方法は2つあります。
方法1:楽天ポイントで購入する
アプリ内の「ポイント交換」から、通常の楽天ポイントをビットコインに交換します。100ポイント(100円相当)から1ポイント単位で交換可能。期間限定ポイントは使えません。
方法2:日本円で購入する
楽天銀行から日本円を入金し、アプリ内でビットコインを購入します。楽天銀行からの入金は手数料無料で、24時間365日リアルタイム反映です。最低100円から購入できます。
なふと楽天ポイントが毎月余っている人は、放置するよりもビットコインに変えてみるのは面白いと思います。100ポイントからなので、失敗しても痛くない。まずはポイントで試してみて、感覚をつかむのがおすすめです。
楽天ウォレットのメリット
楽天ウォレットには、楽天経済圏のユーザーにとって明確なメリットがあります。
楽天ポイントで100円から始められる
最大の魅力は、楽天ポイントを使って100円相当からビットコインを購入できること。現金を使わずに仮想通貨デビューができるため、心理的なハードルが非常に低い。
楽天市場の買い物や楽天カードの利用で日常的にポイントが貯まる人なら、元手ゼロでビットコイン投資を始められます。
楽天銀行との連携で入金が無料かつ即時
楽天銀行の口座を持っていれば、楽天ウォレットへの日本円入金は手数料無料、24時間365日リアルタイムで反映されます。他の取引所では、入金に数時間〜翌営業日かかることもあるため、この即時性は大きなメリットです。
楽天キャッシュに戻せば出金コストもゼロ
保有しているビットコインを売却した後、日本円を銀行口座に出金すると300円の手数料がかかります。しかし、楽天キャッシュにチャージすれば手数料は無料。楽天市場や楽天ペイ加盟店でそのまま使えるため、楽天経済圏の中で完結できます。
楽天ポイント → ビットコイン → 楽天キャッシュ。この流れなら、入金も出金も手数料ゼロで完結します。
知っておくべきデメリット
ここからが重要です。楽天ウォレットには、始める前に必ず知っておくべきデメリットがあります。競合の記事ではあまり触れられていませんが、正直に解説します。
スプレッドが約4〜5%と割高
楽天ウォレットは取引手数料が「無料」と表示されていますが、実際には「スプレッド」が発生します。スプレッドとは、買値と売値の差額のこと。これが実質的な手数料です。
楽天ウォレットのビットコインのスプレッドは約4〜5%。つまり、1万円分のビットコインを買った時点で、約400〜500円がコストとして差し引かれている計算です。
販売所形式のみで取引所形式がない
仮想通貨の取引には「販売所形式」と「取引所形式」の2種類があります。
販売所形式は、運営会社から直接購入する方式で、操作が簡単な代わりにスプレッドが広い。取引所形式は、ユーザー同士で売買する方式で、スプレッドが狭く有利な価格で取引できる可能性が高い。
楽天ウォレットは販売所形式のみ。取引所形式は提供していません。bitFlyerやGMOコインのように取引所形式を併設しているサービスと比べると、コスト面で不利です。
送金手数料が他社より高い
楽天ウォレットからビットコインを外部のウォレットや取引所に送金する場合、0.001BTCの手数料がかかります。2026年2月時点のレートでは約15,000円相当です。
GMOコインやSBI VCトレードは全通貨の送金手数料が無料のため、外部への送金を頻繁に行う人にとっては、この差は大きい。
なふと正直に言うと、楽天ウォレットは「仮想通貨を本格的に取引する」ための場所ではないと思っています。スプレッドも送金手数料も割高。でも「余った楽天ポイントでビットコインを体験する」という使い方なら、これ以上に手軽なサービスはなかなかない。用途の割り切りが大事。
他社との手数料比較
楽天ウォレットのコストが実際にどれくらい他社と違うのか、具体的に比較してみましょう。
GMOコイン・SBI VCトレードとの比較表
| 項目 | 楽天ウォレット | GMOコイン | SBI VCトレード |
|---|---|---|---|
| 取引形式 | 販売所のみ | 販売所 + 取引所 | 販売所 + 取引所 |
| BTC スプレッド目安 | 約4〜5% | 販売所3〜4% / 取引所0.1%以下 | 販売所3〜4% / 取引所0.1%以下 |
| 日本円入金 | 無料(楽天銀行) | 無料 | 無料 |
| 日本円出金 | 300円 | 無料 | 無料 |
| BTC送金手数料 | 0.001BTC(約15,000円) | 無料 | 無料 |
| 楽天ポイント利用 | 可能 | 不可 | 不可 |
| 現物取扱銘柄数 | 9種類 | 26種類以上 | 24種類以上 |
手数料の安さで選ぶなら、GMOコインやSBI VCトレードが圧倒的に有利。楽天ウォレットの強みは「楽天ポイントで買える唯一の取引所」という一点に集約されます。
楽天ウォレットが向いている人、向いていない人
ここまでの内容を踏まえて、楽天ウォレットが合う人と合わない人を整理します。
「楽天ポイントでビットコインを体験する入り口」としては最高のサービスですが、「本格的に仮想通貨投資をする場所」としては物足りない。この割り切りができる人に最適です。
なふと僕がおすすめする使い方は「楽天ポイントで少額のビットコインを買って仮想通貨に慣れる → 本格的にやりたくなったらGMOコインやSBI VCトレードに口座を開く」という2段階ステップです。最初から本格的な取引所を使うのが怖い人にとって、楽天ウォレットは最高の練習場所になる。
仮想通貨を少額から始める具体的な方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。
また、購入したビットコインをウォレットで自分で管理する方法については、こちらの記事を参考にしてください。

よくある質問
まとめ
楽天ウォレットは、楽天ポイントで手軽にビットコインを始められるサービスです。ただし、手軽さの代償としてコスト面にはデメリットがあります。
- 楽天ポイント100ptからビットコインを購入可能。元手ゼロで始められる
- 楽天銀行からの入金は無料・即時。楽天キャッシュへの出金も無料
- ただし、スプレッドは約4〜5%と割高。販売所形式のみで取引所形式はない
- BTC送金手数料は約15,000円。GMOコインやSBI VCトレードは無料
- 「余った楽天ポイントでビットコインを体験する」が最適な使い方
楽天ウォレットは「仮想通貨の入り口」としては最高のサービスです。ポイントで気軽に始めてビットコインの値動きに慣れたら、次のステップとしてコストの安い取引所への移行を検討してみてください。
なふとどんな投資も最初の一歩が一番ハードルが高い。楽天ポイントなら「失敗しても痛くない金額」で始められるので、仮想通貨に少しでも興味があるなら試してみる価値はあると思います。


