ビットコインを買いたい。でも「どこで買えばいいのか」「どうやって買えばいいのか」がわからない。
取引所は10社以上あるし、同じ取引所の中にも「販売所」と「取引所(板取引)」という2つの購入方法がある。これを知らないまま買うと、同じビットコインを同じ金額で買っても、手数料で数千円の差が出ます。
この記事では、おすすめの取引所3社を実際に比較した上で、500円からビットコインを買う具体的な手順までまとめました。
「どこで買うか」「どう買うか」「買った後に何をすべきか」。ビットコインの買い方に必要な情報をこの1記事で完結させます。
ビットコインの買い方は2つある。販売所と取引所の違いを最初に知っておく
ビットコインの「正しい買い方」は、購入方法の違いを理解するところから始まります。ここを知らずに買うと、無意識のうちに高い手数料を払うことになります。
販売所はスマホで10秒。ただしスプレッドが3〜6%乗っている
販売所は、取引所が直接ビットコインを売ってくれる方式です。ボタンひとつで買えるので操作はとにかく簡単です。
ただし、販売所の価格にはスプレッドと呼ばれる実質的な手数料が含まれています。スプレッドは取引所によって異なりますが、おおむね3〜6%。10万円分のビットコインを販売所で買うと、3,000〜6,000円分がスプレッドとして差し引かれる計算です。
なふと「手数料無料」と書いてあっても、スプレッドという見えない手数料がかかっています。ここを知らないまま買ってしまう初心者はかなり多いです。
取引所(板取引)ならスプレッドはほぼゼロ。画面が少し違うだけ
もう一つの購入方法が、取引所(板取引)です。これは他のユーザーと直接売買する方式で、スプレッドがほぼ発生しません。手数料は取引所によって異なりますが、Maker/Takerで0〜0.15%程度。10万円分なら手数料は0〜150円です。
「板取引は上級者向け」と思われがちですが、実際にやることは「数量を入力して注文ボタンを押す」だけです。販売所と比べて画面の見た目は違いますが、操作の難易度に大きな差はありません。
10万円分のビットコインを買うと、買い方でこれだけ差がつく
同じ10万円を出して、販売所と取引所でビットコインを買った場合の違いを見てみます。
| 購入方法 | コスト | 実質の購入額 | 差額 |
|---|---|---|---|
| 販売所(スプレッド5%想定) | 約5,000円 | 約95,000円分のBTC | — |
| 取引所・板取引(手数料0.05%想定) | 約50円 | 約99,950円分のBTC | 約4,950円お得 |
同じ10万円を出しても、買い方を変えるだけで約5,000円の差がつきます。これが「正しい買い方」を知る意味です。
ビットコインがいくらから買えるのか詳しく知りたい方は、以下の記事でまとめています。

おすすめ取引所3社の比較【コインチェック vs GMOコイン vs bitFlyer】
国内の仮想通貨取引所は10社以上ありますが、初心者がビットコインを買うなら選択肢はコインチェック、GMOコイン、bitFlyerの3社に絞れます。理由は、どれも金融庁に登録済みで、板取引に対応していて、少額から始められるからです。
3社のスペック比較
| 比較項目 | コインチェック | GMOコイン | bitFlyer |
|---|---|---|---|
| 最低購入額(販売所) | 500円 | 約100円 | 1円 |
| 板取引 | あり(BTC手数料無料) | あり(BTC等主要4銘柄:Maker -0.01% / Taker 0.05%) | あり(Lightning:取引量ベースの変動制) |
| 販売所スプレッド目安 | 約3〜6%(変動制) | 比較的狭め | 変動制(やや広め) |
| 日本円の出金手数料 | 407円 | 無料 | 220〜770円 |
| 取扱銘柄数 | 30種類以上(変動) | 25〜28種類(変動) | 39種類 |
| 口座開設スピード | 最短即日 | 最短即日 | 最短即日 |
| アプリの使いやすさ | 直感的で初心者向き | 機能的だがやや情報量多め | Lightning以外は使いやすい |
迷ったらコインチェック。コストを下げたいならGMOコイン
3社の中からどれを選ぶかは、何を優先するかで決まります。
コインチェックは、アプリのUIが国内で最もわかりやすいと評価されている取引所です。ビットコインの板取引手数料が無料なので、販売所ではなく板取引を使えばコストもかなり抑えられます。「初めてだから操作に迷いたくない」という人に向いています。
GMOコインは、日本円の出金手数料が無料という大きな特徴があります。少額で始めて途中で出金したくなったとき、出金手数料がかからないのは地味に大きい。板取引の手数料もBTC等主要銘柄はMaker -0.01%/Taker 0.05%と低く、全体的なコストが最も低い取引所です。
bitFlyerは、1円からビットコインが買えるという最小単位の小ささが特徴です。Lightning(板取引)の手数料は取引量に応じた変動制で、セキュリティの実績が長い。ただしアプリのUIは他2社と比べるとやや古さを感じます。
- 初めてビットコインを買う → コインチェック(UIが直感的・BTC板取引手数料無料)
- コストを徹底的に下げたい → GMOコイン(出金手数料無料・板取引手数料も低い)
- 1円単位で超少額から試したい → bitFlyer(最小購入額が業界最小クラス)
なふと僕は最初コインチェックで始めて、慣れてからGMOコインも開設しました。複数の取引所を使い分けるのは珍しいことではありません。最初の1社で悩みすぎるより、まず始めてみることの方が大事です。
どの取引所を選んでも大きな失敗はありません。迷ったらコインチェック、コストを下げたいならGMOコイン。まずは1社で始めてみてください。
コインチェックの手数料を他社と比較した詳細は、以下の記事で解説しています。

口座をまだ持っていない方は、コインチェックの口座開設手順を以下の記事で詳しくまとめています。

500円からビットコインを買う手順
取引所が決まったら、実際にビットコインを買ってみます。ここではコインチェックを例に、口座開設から購入までの流れを説明します。
コインチェックの公式サイトからメールアドレスとパスワードを登録します。スマホからでもPCからでも手続きできます。
まだ取引所の口座を持っていないなら、初心者におすすめのコインチェックでサクッと開設しておきましょう。
運転免許証またはマイナンバーカードをスマホで撮影して提出します。「かんたん本人確認」を使えば、最短で即日に口座が開設されます。郵送でのやり取りは不要です。
銀行振込またはコンビニ入金で日本円を口座に入金します。銀行振込なら振込手数料以外のコストはかかりません。まずは500〜1,000円で十分です。
最初の1回は「販売所」で買ってみることをおすすめします。操作画面がシンプルで、金額を入力してボタンを押すだけで購入が完了します。操作に慣れたら、2回目以降は「取引所(板取引)」に切り替えてコストを抑えましょう。
販売所の場合は「BTC」を選択→購入金額を入力→「購入」ボタンを押すだけです。取引所(板取引)の場合は「BTC/JPY」を選択→「成行注文」で数量を入力→「注文」を押します。どちらも30秒もあれば完了します。
なふと本人確認は運転免許証かマイナンバーカードがあれば5分で終わります。以前は数日かかっていましたが、今は即日で取引開始できるケースがほとんどです。
- 最初の1回は販売所でOK(操作に慣れることが目的)
- 2回目以降は取引所(板取引)に切り替えてコストを下げる
- 迷ったら成行注文(価格指定なしで即購入)を使えば板取引でも簡単
ビットコインの買い方は「口座開設→入金→購入ボタンを押す」だけ。難しい操作は一つもありません。
ビットコインを買った後にやるべき2つのこと
ビットコインを買ったら終わり、ではありません。買った直後にやるべきことが2つあります。
二段階認証は買った直後に設定する
取引所アプリの「セキュリティ設定」から、二段階認証(2FA)を必ずオンにしてください。Google Authenticatorなどの認証アプリを使います。
仮想通貨のハッキング被害は、取引所のシステムが突破されるケースだけではありません。個人アカウントが乗っ取られて資産を抜かれるケースも多く発生しています。二段階認証を設定するだけでこのリスクは大幅に下がります。
一括購入と積立購入、自分に合う方を選ぶ
ビットコインの買い方には、大きく分けて「一括購入」と「積立購入」の2つの運用スタイルがあります。
一括購入は、自分のタイミングで好きな金額を買う方法です。「今が安い」と判断できる人に向いています。ただし、購入タイミングが結果に直結するため、初心者にはプレッシャーが大きくなりがちです。
積立購入(ドルコスト平均法)は、毎月・毎週・毎日など決まったタイミングで自動的にビットコインを買い続ける方法です。価格が高いときには少なく、安いときには多く買えるため、購入単価が平均化されます。
コインチェック、bitFlyer、GMOコインのいずれも自動積立機能に対応しています。
なふと「いつ買えばいいかわからない」という人は、積立設定をしておけば考えなくて済みます。僕も積立と一括を半々で使い分けています。
買ったらすぐに二段階認証を設定する。そして、一括か積立か自分に合った運用スタイルを選ぶ。この2つをやっておけば、初心者でも安心して保有を続けられます。
大きな金額のビットコインを保管する場合は、取引所ではなくウォレットの利用も検討してください。

初心者がやりがちな3つの失敗
最後に、ビットコインを買った初心者がやりがちな失敗を3つ挙げておきます。「正しい買い方」を知っていても、ここで引っかかる人は少なくありません。
販売所で大量購入してスプレッドで数千円損する
最も多い失敗がこれです。販売所の「手数料無料」という表記を見て、そのまま10万円、20万円と大きな金額を投入してしまう。結果、スプレッドで5,000〜10,000円を無駄に支払うことになります。
最初の1回は操作に慣れるために販売所を使っても構いません。しかし2回目以降は必ず取引所(板取引)に切り替えること。これだけで年間のコストが数万円単位で変わります。
なふと僕も最初は販売所で買っていました。あとから板取引の存在を知って「最初からこっちで買えばよかった」と後悔した記憶があります。
値動きに焦って短期売買を繰り返す
ビットコインは1日で3〜5%動くことは珍しくありません。買った直後に価格が下がると、慌てて売ってしまいたくなります。そして少し上がったらまた買って、また下がったら売って。これを繰り返すと手数料だけが積み上がり、結局マイナスになるケースが非常に多い。
さらに忘れてはいけないのが、売買のたびに課税イベントが発生するということ。利益が出た売却には雑所得として税金がかかります。短期売買を繰り返すと確定申告も複雑になります。
- 初心者の短期売買はほぼ負ける
- 売買のたびに課税イベントが発生し、確定申告が複雑になる
- 最初は「買って放置」が最適解。積立設定して画面を見ない
なふと初めてビットコインを買った日、5分おきに価格を確認していました。あれは完全に時間の無駄でした。
税金のことを後から知って焦る
ビットコインで利益が出ると、雑所得として最大55%(所得税+住民税)の税金がかかります。会社員の場合、年間利益が20万円を超えると確定申告が必要になります。
「利益が出てから調べよう」ではなく、買う前に税金の仕組みを知っておくのが正しい順序です。税金を理解していれば、いくら利益確定すべきか、いつ売るべきかの判断が変わってきます。
なふと税金の仕組みを先に知っておくだけで、売るタイミングの判断が変わります。利益確定の前に一度確認しておくことをおすすめします。
「販売所での大量購入」「短期売買の繰り返し」「税金の見落とし」。この3つを避けるだけで、初心者が損するリスクは大幅に減ります。
よくある質問
まとめ
ビットコインの買い方は、仕組みさえわかってしまえば難しくありません。大事なのは「どこで」「どう買うか」を最初に正しく選ぶことです。
- ビットコインの買い方は「販売所」と「取引所(板取引)」の2種類。コストを抑えるなら取引所
- おすすめ取引所は3社。迷ったらコインチェック、コスト重視ならGMOコイン、超少額ならbitFlyer
- 500円から始められる。最初は販売所で操作に慣れ、2回目から板取引に切り替える
- 買った直後に二段階認証を設定する。積立機能を使えば購入タイミングで悩まなくて済む
- 販売所での大量購入・短期売買の繰り返し・税金の見落としが初心者の3大失敗
ビットコインの買い方を調べている時点で、すでに多くの人より一歩先に進んでいます。知識を得たら、あとは500円で実際に買ってみるだけです。
「いつか買おう」と思っている間に、ビットコインの価格は待ってくれません。まずは500円から。正しい買い方で、最初の一歩を踏み出してみてください。
なふとビットコインを買う手順自体は、ネットショッピングとそこまで変わりません。大事なのは「販売所と取引所の違い」を理解した上で買うこと。それだけで、ほとんどの初心者が陥る無駄なコストを避けられます。

