「ネットを見るだけで仮想通貨がもらえる」。こう聞くと怪しさ全開ですが、Braveブラウザの仕組みはまっとうです。
Braveはプライバシー重視のWebブラウザで、広告をブロックする代わりに、ユーザーが自分で選んだ広告を見ると報酬として仮想通貨BAT(Basic Attention Token)がもらえます。広告費の一部がユーザーに還元される仕組みで、詐欺でもねずみ講でもありません。
ただし「じゃあいくら稼げるの?」と聞かれると、正直に言って金額は大きくない。2026年現在の現実は月数百円程度です。
この記事では、BATの稼ぎ方を3ステップで解説し、効率よく稼ぐコツ、換金方法、そして月いくらもらえるかのリアルな数字までまとめます。
そもそもBATとは何か
BATを稼ぐ方法を知る前に、まずBATがどういう仮想通貨なのかを押さえておきましょう。仕組みを理解しておくと、「なぜ無料でもらえるのか」が腑に落ちます。
Braveブラウザの広告モデルから生まれた仮想通貨
BAT(Basic Attention Token)は、Braveブラウザのエコシステム内で使われる仮想通貨です。
従来のWeb広告は、ユーザーの行動データを追跡して広告を表示し、広告収入はサイト運営者とプラットフォームが総取りしていました。Braveはこのモデルを根本から変え、広告を見たユーザー自身にも報酬(BAT)を配分する仕組みを作りました。
広告主がBraveに支払った広告費の約70%がユーザーに還元されます。つまり、BATは「あなたの注意(Attention)に対して支払われるトークン」というわけです。
なふと「無料で仮想通貨がもらえる」と聞くと詐欺っぽいけど、要するに広告費の一部がユーザーに回ってきてるだけ。テレビCMの視聴料をもらってるようなもの。ビジネスモデルとしてはまっとうです。
BATの基本スペック
- 正式名称 — Basic Attention Token
- ティッカー — BAT
- ブロックチェーン — Ethereum(ERC-20)
- 最大供給量 — 15億BAT
- 2026年の価格帯 — 約18〜29円($0.10〜$0.20前後)
- Braveブラウザの月間ユーザー — 1億人以上(2025年9月時点)
BATは怪しいコインではなく、1億人以上が使うBraveブラウザの広告エコシステムの中核を担う仮想通貨です。
BATの稼ぎ方を3ステップで解説
BATを稼ぐのに難しい知識は一切不要です。ブラウザをインストールして、設定をいくつかオンにするだけ。初期投資もゼロ。以下の3ステップで完了します。
Braveブラウザをインストールする
まずはBrave公式サイトからブラウザをダウンロードしてインストールします。Windows、Mac、Android、iOSに対応しています。
Chromeとほぼ同じChromiumベースなので、操作感は違和感なし。Chrome拡張機能もそのまま使えます。ブックマークやパスワードもChromeからワンクリックでインポート可能です。
iOSデバイス(iPhone / iPad)ではBraveのインストールは可能ですが、BAT報酬の獲得はできません。Appleのアプリ内報酬ポリシーによる制限です。BATを稼ぐにはPC版またはAndroid版を使ってください。
Brave Rewardsを有効化して広告表示をオンにする
Braveをインストールしたら、ブラウザ内の「Brave Rewards」を有効にします。設定画面から「Brave Rewardsの使用を開始」をクリックし、国として「日本」を選択。これでBraveのプライベート広告が表示されるようになります。
広告は新しいタブの背景画像やプッシュ通知として表示されます。邪魔な広告とは違い、控えめな形式なので作業の妨げにはなりません。広告を見るたびに自動的にBATが蓄積されていきます。
bitFlyerと連携してBATを受け取る
稼いだBATを実際に受け取るには、日本の仮想通貨取引所bitFlyerのアカウントとの連携が必須です。事前にbitFlyerで口座開設と本人確認(KYC)を済ませておきましょう。
Brave Rewardsの設定画面から「アカウントに接続」→ bitFlyerを選択 → ログイン → 認証を許可、で連携完了。連携後は毎月5日頃に、蓄積されたBATがbitFlyerアカウントへ自動入金されます。
bitFlyerの使い勝手や手数料が気になる方は、こちらの比較記事も参考にしてみてください。

始めるのに必要なのは「Braveのインストール」「Rewards有効化」「bitFlyer連携」の3ステップだけ。初期費用ゼロ、プログラミング不要です。
効率よくBATを稼ぐ5つのコツ
Braveを普通に使うだけでもBATは貯まりますが、少しの工夫で獲得量を増やせます。以下の5つのコツを押さえておきましょう。
広告表示頻度を最大に設定する
Brave Rewardsの設定で、広告の表示頻度を1時間に最大10件に設定してください。デフォルトでは低めに設定されていることがあるので、手動で上げることで広告表示の機会が増え、BAT獲得量もアップします。
PC・Androidの複数デバイスで使う
1つのbitFlyerアカウントには最大4台までデバイスを連携可能です。デスクトップPC、ノートPC、Androidスマホなど複数の端末でBraveを使えば、その分だけ広告表示の機会が増えます。
新しいタブとBraveニュースを活用する
新しいタブを開くたびにBraveの広告画像が表示されることがあります。また、Braveニュース(ブラウザ内蔵のニュースフィード)を閲覧するとスポンサー広告が表示されるので、日常的にニュースを見る習慣がある人はBraveニュースに切り替えるだけでBAT獲得量が増えます。
VPNを使わずに日本の広告を表示させる
Braveの広告は地域ごとに配信されます。VPNを使って海外サーバーに接続していると、日本向けの広告が表示されなくなったり、広告の配信自体が不安定になることがあります。BAT獲得が目的なら、VPNをオフにして日本のIPアドレスで使いましょう。
貯めてから一括で換金して手数料負けを防ぐ
後述しますが、bitFlyerからの日本円出金には手数料がかかります。毎月こまめに出金すると手数料が報酬を食いかねません。数ヶ月分をまとめてから一括で換金・出金するのが賢い運用です。
なふと正直、この5つを全部やったとしても劇的に稼ぎが増えるわけではない。でも「同じブラウザを使うなら少しでも多くもらいたい」という気持ちには十分応えられるレベルの差は出ます。
最大の稼ぎ方は「複数デバイス × 広告頻度最大」の掛け合わせ。あとはBraveを普段使いのブラウザにするだけです。
月いくら稼げるのか。2026年のリアルな収益
ここが一番気になるところでしょう。結論から先に言います。期待しすぎないでください。
月1〜3 BAT(数十円〜数百円)が現実的なライン
2026年現在、一般的なユーザーが1台のデバイスで月間に獲得できるBATは1〜3 BAT程度です。BATの価格は約20〜25円前後で推移しているため、日本円にすると月数十円〜数百円。複数デバイスをフル活用しても月500〜1,000円に届けば上出来、というのが現実です。
「副業」や「不労所得」として期待するのは無理があります。あくまで「ブラウザを使うついでにもらえるおまけ」として捉えるのが正解です。
なふとぶっちゃけ「月数百円のためにここまでやるか?」って思う人もいると思う。でも考え方を変えれば、投資リスクゼロで仮想通貨が手に入る唯一の方法。BATの価格が将来上がれば、コツコツ貯めた分がそのまま利益になる。そこに賭ける人にとっては意味がある。
報酬が減っている理由
実は2025年以降、BATの報酬額は大幅に減少しています。Reddit等では「500件の広告を見て14セント(約21円)しか稼げなかった」という報告もあるほどです。
減少の主な理由は以下のとおりです。
- ユーザー数の急増 — 1億人以上のユーザーが同じ広告予算のパイを奪い合う構図
- 広告単価の低下 — 広告市場全体の景気に左右される
- ハウス広告への支払い停止 — Brave自身を宣伝する広告に報酬が出なくなった
- Brave News広告の廃止 — 有料広告枠が減少
- 推定収益表示の廃止 — 2024年12月からいくら貯まるか事前にわからなくなった
「以前は月1,000円くらい稼げた」という情報は古い。2026年の現実は厳しめですが、初期投資ゼロである点を考えれば文句は言えません。
稼いだBATを日本円に換金する方法
BATが貯まったら、次は日本円に換える方法を知っておきましょう。手順はシンプルですが、出金手数料には要注意です。
bitFlyerでBATを売却して日本円にする手順
毎月5日頃にbitFlyerへ自動入金されたBATは、bitFlyerの販売所で日本円に換金できます。
- bitFlyerにログインし、販売所で「BAT」を選択
- 「売る」をタップし、売りたい数量を入力
- 注文を確定 → 日本円残高に反映
- 日本円を銀行口座へ出金
なお、BATをそのまま保有して値上がりを待つのも一つの選択肢です。換金は自分のタイミングで行えます。
出金手数料に注意。三井住友銀行がベスト
bitFlyerから銀行口座へ日本円を出金する際には、以下の手数料がかかります。
| 出金先 | 3万円未満 | 3万円以上 |
|---|---|---|
| 三井住友銀行 | 220円 | 440円 |
| その他の銀行 | 550円 | 770円 |
月数百円のBAT報酬に対して、出金手数料が550円もかかると完全に赤字です。三井住友銀行を登録しておくか、数ヶ月分をまとめて出金するのが鉄則です。
なふと積極的にBATを稼ぐ気なら、三井住友銀行の口座は持っておいた方がいい。この220円と550円の差、BAT換算だと10BAT以上の差になることもある。地味だけどデカい。
BATの換金はbitFlyer販売所で数タップ。ただし出金手数料を考えると、こまめに引き出すのは非効率です。
BATを稼ぐ前に知っておくべき5つの注意点
「無料でもらえる」という魅力的な話には、当然ながら裏もあります。始める前に以下の5つのデメリットを把握しておきましょう。
iPhoneではBATを稼げない
Appleのアプリ内報酬ポリシーにより、iOS版BraveではBrave Rewardsによる広告閲覧報酬が受け取れません。BATを稼ぐにはデスクトップ版またはAndroid版のBraveが必要です。iPhoneがメイン端末の人にとっては大きなハードルです。
報酬は年々減少傾向にある
前述のとおり、2025年以降BATの報酬は大幅に減少しています。「昔は月1,000円くらい稼げた」というブログ記事を鵜呑みにすると、現実とのギャップに落胆するかもしれません。今後も回復する保証はないため、過度な期待は禁物です。
BATの価格が下がれば稼いだ分も目減りする
BATは仮想通貨なので、価格は常に変動します。せっかく貯めたBATも、換金するタイミングで価格が下がっていれば実質的な報酬は減ります。もちろん逆に上がれば得をしますが、価格変動リスクがゼロではないことは理解しておきましょう。
bitFlyer以外の取引所では連携できない
日本でBrave RewardsのBATを受け取れるのはbitFlyerだけです。CoincheckやGMOコインなど他の取引所とは連携できません。bitFlyerの口座開設が面倒だと感じる人にとってはハードルになります。
少額でも雑所得として課税対象になる可能性がある
BATを日本円に換金して利益が出た場合、税法上は雑所得として課税対象になる可能性があります。会社員の場合、雑所得が年間20万円以下なら確定申告は不要ですが、住民税の申告は必要です。BATの報酬額なら超える心配はほぼありませんが、知識としては持っておくべきです。
仮想通貨の税金対策について詳しくはこちらの記事で解説しています。

「無料」には必ず制約がある。iOSの壁、報酬の減少、出金手数料、bitFlyer限定。これらを受け入れた上で始めるなら後悔はしません。
BATの将来性はあるのか
「今は月数百円でも、将来BATの価格が上がれば…」と考える人もいるでしょう。BATの将来性を左右する動きをまとめます。
Brave Rewards 3.0で報酬モデルが変わる可能性
Braveは「Brave Rewards 3.0」として、報酬モデルの大幅な刷新を計画しています。抽選イベント、オンチェーンクエスト、アンケート回答報酬など、広告閲覧以外にもBATを稼ぐ手段が増える見込みです。
また、セルフカストディ(自分のウォレットで直接BATを管理)のオプションも検討されており、bitFlyer一択という現状が将来的に変わる可能性もあります。
Brave Gamesなど新しいユーティリティの登場
2026年1月には「Brave Games」というWeb3ゲームが開始されました。BATのエコシステムへのユーザー誘導を目的としたもので、ゲームを通じてBATの需要が高まる可能性があります。
さらに「.braveオンチェーンドメイン」など、BAT自体のユーティリティ(使い道)を拡大する取り組みも進行中です。ただし、1億人のユーザーを抱えながらも価格が伸びていない現状を見ると、ユーティリティ主導の需要がまだ不十分とも言えます。
なふと正直なところ、BATの将来性に全賭けするのはリスキー。でも「タダでもらったコインが将来化ける可能性に賭ける」というスタンスなら面白い。投資資金ゼロなので、仮に価値がゼロになっても損失は出ません。
BATの将来性はBraveのエコシステム拡大にかかっています。少なくとも「タダでもらって放置する」リスクは限りなくゼロです。
Brave×BATが向いている人・向いていない人
ここまでの内容を踏まえて、Brave×BATの仕組みが合う人と合わない人を整理します。
なふと僕は「ブラウザなんてどれ使っても同じなら、ちょっとでもお得な方がいい」という理由でBraveを使ってます。月数百円でも、年単位で見れば数千円。コーヒー数杯分にはなる。
よくある質問
まとめ
Braveブラウザで仮想通貨BATを稼ぐのは、「投資リスクゼロで仮想通貨を体験できる」という一点において唯一無二の方法です。ただし「稼ぐ」という期待値が月数千円以上なら、確実に裏切られます。
- BATはBraveの広告モデルから生まれた、広告費の一部がユーザーに還元される仕組み
- 始め方は「インストール → Rewards有効化 → bitFlyer連携」の3ステップ
- 2026年の現実は月1〜3 BAT(数十円〜数百円)。報酬は減少傾向
- iOSでは稼げない。日本ではbitFlyer連携が必須
- 効率化のコツは広告頻度最大 × 複数デバイス × まとめて換金
- 出金手数料で手数料負けしないために三井住友銀行を推奨
- BATの将来性はBrave Rewards 3.0やBrave Gamesの動向次第
BATは「稼ぐ」ために始めるものではなく、「普段のブラウジングのついでにもらっておく」もの。その割り切りができる人にとっては、損するリスクがゼロのいい仕組みです。

