ビットコインに興味はあるけど、やっぱり一番気になるのは「結局どれくらいの利回りが期待できるの?」ってとこですよね。分かります。株のように配当があるわけでもなく、預金のように金利がつくわけでもない。それなのにネットでは「年20%」だの「3年間で何倍」だのといった言葉が飛び交うので、初心者ほど混乱しがちです。
結論から言うと、実はビットコインには「確定した利回り」という概念はありません。その代わりに「どれくらい値上がりしてきたか(=キャピタルゲイン)」が実質的なリターンになります。つまり、ビットコインの利回りは「過去の値動き」を見ればOKです。
この記事ではビットコインの過去の値動きをわかりやすく整理しつつ、
- 平均利回りの考え方
- 直近〜長期の動きの特徴
- 今後の価格に期待が集まる理由
- 初心者が実際にとるべき投資戦略
までをシンプルに解説します。
ビットコインに利回りの「平均」ってあるの?
「ビットコインって、結局どれくらいの利回りが期待できるの?」これは初心者がほぼ必ず抱く疑問です。
でも結論から言うと、ビットコインには株や債券のような「決まった利回り」はありません。なぜなら、「ビットコインには配当も金利も存在しないから」 です。
ただし、これで「リターンが見えない」「結局どう判断すればいいの?」となる人も多いので、まずは『利回り』という言葉をどう捉えるべきかを整理しておきましょう。
株や債券と違って配当や金利がない
株なら毎年配当金が入ったり、債券なら決まった金利が受け取れたりします。「利回り◯%」と表示されているのは、この安定収益があるからです。
ところがビットコインは金(ゴールド)と同じで 持っているだけではお金を生みません。銀行のように利息がつくこともなく、会社のように配当を出すこともありません。
この時点で「利回り」という言葉の意味が株や債券とはまったく違うのが分かるはずです。
値上がり益(キャピタルゲイン)が実質的な利回り
ではビットコインの利回りとは何か?それは 「値上がりしたぶんがそのままリターンになる 」という非常にシンプルな仕組みです。
- 100万円で買って200万円になれば +100%
- 100万円で買って50万円になれば −50%
それだけの話です。
言い換えると、ビットコインでは価格の動きそのものが利回りの代わり になります。
「過去の価格推移からの年平均リターン」が目安になる
「じゃあ平均利回りってどう出すの?」と思うかもしれませんが、難しい計算は必要ありません。ビットコインの場合、「過去にどれくらい値上がりしてきたか”をざっくり振り返る。」これが一番現実的な目安になります。
- 10年以上の長期では大きく成長してきた
- ただし途中の数年は大きく下がることもあった
- 短期で見るとプラスの年もマイナスの年もある
この「長期では右肩上がり、短期はジェットコースター」という特徴を理解することが、ビットコインの利回りを考える上で一番重要です。
ビットコインの過去利回りをシミュレーション
ビットコインの利回りを考えるときに一番参考になるのが「これまで実際どう動いてきたか」です。もちろん過去が未来を保証するわけではありませんが、どんな値動きをしてきたのかを知るだけで、ビットコインという資産の“性格”がかなり見えてきます。
ここでは、長期の動き・直近の動き・年ごとのブレ、この3つをシンプルに見ていきます。
2010年〜2025年の長期平均リターン
ビットコインは誕生して10年以上が経ちますが、長期のチャートを眺めると“右肩上がり”という言葉がしっくりきます。もちろん、途中には
- 「価格が10分の1になった」
- 「数ヶ月で半値になった」
ってケースも山ほどありました。
それでも長い目で見ると、「気づいたら前より上がっている」というのがビットコインの大きな特徴です。
株式より上がった時期もあれば、金より弱かった時期もある。でも、10年単位で見ると世界中で最も成長した資産の1つ――これがビットコインの長期的な姿です。
直近5年(2019〜2024年)の利回り
「最近どうだったの?」と気になる人も多いはず。
直近5年はまさにジェットコースターのようで、
- コロナショックで大きく下落
- その後、最高値を更新するほど上昇
- さらにそこから急落
- その後また回復
という、上下の波がはっきりした期間でした。
ポイントは、短期は本当に読みにくい。でも長期ではだいたい戻ってくる。この“戻る力の強さ”が、ビットコインが投資対象として注目され続けている理由のひとつです。
1年単位の平均利回りはあてにならない理由
「じゃあ今年の平均利回りは?」と聞かれることがありますが、はっきり言って1年単位の数字はあまり参考になりません。その理由はシンプルで、
ビットコインは年ごとに性格が変わる資産だから。
特に大きいのが「半減期」と呼ばれるイベント。4年ごとに新しく生まれるビットコインの量が半分になるため、その前後は上がりやすくもなり、下がりやすくもなります。
- 上がる年はものすごく上がる
- 下がる年はしっかり下がる
この振れ幅が極端なので、1年ごとの数字だけを見ると誤解してしまうことが多いのです。
ビットコインの利回りをどう捉えるべきか
では結局、どう利回りを考えればいいのでしょうか?
債券や銀行預金との根本的な違い
まず大前提として、ビットコインは安定した利回りをもらう資産ではないということ。銀行預金や債券は、毎年ほぼ決まったパーセンテージで利息を受け取れますが、ビットコインはそういう仕組みではありません。
「平均利回り◯%」のようにイメージすると、期待と実際の差が大きくなりすぎて失敗の原因になります。
実際は「長期で平均して右肩上がり」が本質
ビットコインの本質は、「短期はブレまくるけど、長期で見ると伸びてきた」というシンプルなもの。
だからこそ、
- 急に下がって焦る
- 急に上がると欲が出る
こうした短期の感情に振り回されやすい資産でもあります。逆に言えば、長期で見れば“平均して上昇してきた”という事実だけを淡々と評価すればOKです。
今後の利回りを期待できる3つの要素
ここまでで「ビットコインの利回り=値動きそのもの」という前提がわかったと思います。では、今後の値動き(=利回り)に期待できる理由は何なのでしょうか?
ビットコインには、長期的に「価値が上がりやすい」と言われる背景がいくつかあります。その中でも特に重要なのが次の3つです。
半減期による供給減
ビットコインには「発行上限(2100万枚)」が決まっており、新しく生まれる量も4年ごとに半分になります。この“半減期”は過去3回あり、そのたびに価格が大きく動きました。
ざっくり言えば、
新しく増える量が少なくなる → 希少性が高まる → 価格が上がりやすい
という、とてもシンプルな仕組みです。
もちろん絶対上がるわけではありませんが、「供給が毎年急に増える」という株式や法定通貨とは正反対の性質を持っています。
機関投資家・ETFによる需要増
ここ数年で大きく変わったのが、「個人投資家だけの市場ではなくなったこと」です。特に米国のビットコインETFの登場は象徴的で、
- 年金ファンド
- 企業の資産運用部門
- 大型の投資ファンド
といった“巨額のお金”がビットコイン市場に入りやすくなりました。
資産運用の世界では、「多くのお金が入る=価格が支えられる」という非常に大きな意味を持ちます。
デジタルゴールドとしての地位の確立
ビットコインはよく“デジタルゴールド”と言われます。その理由は、
- 発行量が決まっている(希少性)
- 個人が保有しやすい
- 政府の影響を受けにくい
- 国境を越えて価値が通用する
という、金(ゴールド)とよく似た特徴を持つためです。
そして今、世界全体で「資産の一部をビットコインにしておく」という考え方が広がりつつあります。金と同じように“長期でじわじわ価値を保つ資産”として、市場に組み込まれ始めています。
初心者がとるべき投資戦略
ここまで読むと「じゃあ結局どう投資すればいいの?」と思うはず。
初心者の場合、無理に価格を予想する必要はありません。むしろ予想しようとするほど、ビットコインの値動きには振り回されてしまいます。そこで大切なのが次の3つです。
ドルコスト平均法でリスク分散
毎月決まった金額をコツコツ買う方法です。値動きの激しいビットコインとは相性が良く、
- 高いときは少なく
- 安いときは多く
自然とバランスよく購入できます。
「タイミングを間違えたらどうしよう」という悩みがなくなるのも大きなメリットです。
長期目線での保有が前提
短期の価格変動に一喜一憂すると、ほぼ確実に投資は失敗しやすくなります。ビットコインの本質は、「長期でゆっくり育っていく資産」だということ。数ヶ月〜1年単位では荒れやすいけれど、数年単位では成長してきたというのがビットコインの特徴です。
利回りを追うより「資産全体の分散の一部」として捉える
ビットコインだけに全力で投資する必要はありません。むしろ、
- 株
- 債券
- 現金
と組み合わせることで、ビットコインの“ボラティリティ(激しい動き)”をうまく中和できます。
ビットコインはあくまで、全体のポートフォリオの一部として組み込むのが理想形です。
まとめ
最後に、この記事のポイントを整理します。
- ビットコインに「確定した平均利回り」は存在しない
- リターンは値上がり益(キャピタルゲイン)が中心
- 長期で見ると右肩上がりだが、短期では上下が激しい
- 半減期・ETF・デジタルゴールド化など、将来的に需要を支える要素が多い
- 初心者は“コツコツ買う+長期保有”が最適解
ビットコインは、「期待値」と「リスク」をセットで理解する資産です。数字だけを追ってしまうと本質を見失いますが、長期の視点とシンプルな戦略を持てば、初心者でも無理なく取り組めます。

