最近、インターネットの世界を揺るがす新たなバズワードとして、メタバースが注目を集めています。
この記事では、メタバースの定義からサマーウォーズとの関係性や違い、そしてメタバースを題材にした他のアニメや映画5選も紹介していきます。
メタバースが題材の作品ってあまりハズレないですよね。
\ 簡単5分 /
メタバースとは?
最近よく耳にするようになったメタバース。いまいちよく分かっていないって人も多いでしょう。
ここでは、まずメタバースの基本的な概念について説明します。
メタバースの定義
メタバースは、現実の世界を超越した仮想的な世界を指します。メタバースでは、ユーザーがデジタル空間内で様々な活動を行うことができます。
なぜ今、メタバースが話題に?
近年、メタバースが急速に注目を集めています。その理由の一つとして、テクノロジーの進化が挙げられます。仮想現実(VR)、拡張現実(AR)、AI(人工知能)などの技術が急速に進化し、これらを利用した新たなサービスが増えてきました。
サマーウォーズとメタバースの関係性
さて、いよいよ本題である映画「サマーウォーズ」とメタバースの関係について迫っていきます。
それを探る前に、サマーウォーズについて少し見ていきましょう。
サマーウォーズとは?
サマーウォーズは、2009年に公開されたアニメ映画です。物語の中で描かれている「OZ」は、インターネット上の仮想世界として、生活のあらゆる側面をカバーする大規模なオンライン空間です。
作中では、ユーザーがアバターを通じて仮想空間内での交流やゲーム、仕事など、さまざまな活動を行うことができました。
サマーウォーズが描く仮想世界OZとメタバース
サマーウォーズ自体は15年も前の作品ですが、OZは、メタバースと非常に似た概念を描いています。OZでは、各ユーザーが自分のアバターを通じて仮想空間で活動でき、リアルタイムで他のユーザーと交流ができます。
これはまさにメタバースが目指す形態と非常に近いもので、物語中ではそれが全世界的な規模で展開されています。
メタバースとサマーウォーズの違い
しかし、サマーウォーズのOZと現在のメタバースの概念とには、もちろん違いも存在します。
メタバースは、OZの世界を更に『拡張』したような概念だと思ってもらえればOKです。
メタバースを題材にした他のアニメや映画5選
メタバースの概念はサマーウォーズだけでなく、他のアニメや映画の中でも取り上げられています。
ここでは、メタバースを題材にしたアニメや映画などの人気作品を5つピックアップしてみました。
ソードアート・オンライン
「ソードアート・オンライン」は2022年にリリースされたフルダイブ型仮想現実MMORPG。しかし、ゲーム開始後、プレイヤーはゲームからログアウトできなくなり、ゲームの開発者カヤバ・アキヒコから、ゲーム内で死ぬと現実でも死ぬというルールと、100階層のタワー「アインクラッド」をクリアしなければログアウトできないという事実を告げられる。主人公のキリトは、この過酷なゲームを生き抜くために他のプレイヤーと協力し、タワーの最上階を目指すが、その道中、アスナという女性プレイヤーと出会い…
ソードアート・オンラインは、メタバースを題材にしたアニメ作品の中ではトップクラスの人気があり、ファンもとても多いです。
ゲーム内での冒険や闘争がリアルな生活と混ざり合う形で描かれており、まさに現実と仮想が融合した世界をスリリングに感じさせてくれます。
川原礫先生の他作品である「アクセル・ワールド」も仮想世界が舞台になっていて、個人的に好きな作品です。
竜とそばかすの姫
高知県の田舎町に住む17歳の女子高生・すずは、全世界で50億人以上が集うインターネット空間の仮想世界「U」と出会い、ベルというアバターで参加する。すずは、ベルとして並外れた歌声と華やかな美貌で絶大な人気を誇る歌姫となるが、竜の姿をした忌み嫌われる謎の存在と出会って…
竜とそばかすの姫は2021年公開の映画で、サマーウォーズと同じ「細田守」監督の作品です。
主人公が現実世界とは異なる自由な自己表現をバーチャル空間で行う様子がよく描かれています。
サマーウォーズから12年経っているため、メタバースに対する解像度も高くなっているように感じます。
マトリックス
ネオは、日常生活では普通のプログラマーとして働きながら、裏ではハッカーとして活動していた。ある日、彼はモーフィウスとトリニティに出会い、自分が住んでいる世界が「マトリックス」という巨大な仮想現実システムであることを知らされます。そして彼は、人類をマトリックスから解放するための闘いに巻き込まれていく…
マトリックスは、さすがに名前くらいは誰でも聞いたことがあるでしょう。
この作品は、メタバースの暗い側面を示す一方で、仮想世界と現実世界の間の境界について深く考えさせてくれます。
レディ・プレイヤー1
2045年、荒廃した近未来。多くの人々が「OASIS」と呼ばれる仮想現実世界に没頭していた。そんな時、OASISの創設者であるホールデイ博士が死去し、彼の遺産とOASISの支配権を得るための「イースターエッグ」ハントが始まる。主人公ウェイド・ワッツは、他のハンターたちと共に、このイースターエッグを探し求め、企業の陰謀からOASISを守るために戦う…
レディ・プレイヤー1は、経済的に荒廃した未来世界で、人々が仮想現実「OASIS」で生活する様子が描かれています。
俗に言う「ディストピア」の世界観ですね。
この作品、なんだか妙なリアリティがあって、2045年にもなると本当にこんな世界になっていてもおかしくないんじゃないかって思ってしまいます。
フリー・ガイ
主人公は、ゲーム内で「背景」のNPC(非プレイヤーキャラクター)として生きる銀行員ガイ。彼はある日、自分が”フリーシティ”というオープンワールドのビデオゲームの一部であることに気付く。彼はNPCにも関わらず、プレイヤーにまで影響を与え始め…
・・・あらすじだけでめちゃくちゃ面白そうじゃないですか?
フリー・ガイは、オンラインゲームのNPC(非プレイヤーキャラクター)が自我を持ち、自身の運命を変えていくという他のメタバース作品とは一風違った角度から攻めた作品です。
昨今、AIの進化が凄まじいですが、ゲーム内のNPCにAIが搭載されると、こんなことも割と起こり得そうですよね。
まとめ
サマーウォーズを始めこんなにたくさんの作品でメタバースが題材として扱われ、ヒット作品も多いということは、やはり人類はメタバースに希望を抱いているということの現れだと思うんです。
今はまだ、技術的な側面やその他諸々が追いついていないだけ。
これらの作品を通じてメタバースについて理解し、その進化と発展を楽しみにしていきましょう。