左は1000万円。右は4000万円。
どちらも、NFT業界のトップを走るコレクションの1つです。
NFT初心者からすると、
なるほど!NFTはドット絵が売れやすいのか!
そう思ってしまう人も多いかもしれませんね。
ただ、そのままNFT初心者がアプリか何かでドット絵を描いて販売したとする。
まず売れません。99.9%売れない。これは断言できます。
なぜなら、NFTはドット絵が売れやすいんじゃない。
「ジェネラティブNFT」がすごいだけなんです。
ジェネラティブNFTは、プログラムによって自動生成されている
世の中で高額で売れているドット絵のNFT。
Moonbirds、nouns、CryptoPunks…
これらは、全てジェネラティブのNFTコレクションです。
何も知らない人からすると、衝撃の事実かもしれません。
例えばイーサリアムチェーン上で最古のNFTコレクション、「CryptoPunks」。
一枚当たり数千万円の値を付ける超高級NFTですが、アイテム数はなんと10000枚もあります。
こんなの、どう考えても人間の手で作るのは不可能です。
ジェネラティブNFTの最大のメリットは、「大量に自動で作れること」です。
単純に売り上げが増えるし、イラストを作る労働力もかからないから利益も高くなる。
なぜドット絵のNFTが高額で売れるのか?
でもなぜ、大量に自動生成されただけのドット絵がそんなに高額で売れるのか。
- 単純に欲しいから
- 転売して利益を得たいから
- コミュニティに入りたいから
NFTが売れるパターンは、コレクションによってそれぞれです。
この辺りについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。
ドット絵のNFTを、なぜ買うか。
正直、この絵を「単純に欲しい」って思う人はあんまりいないんじゃないでしょうか。
それなら、可愛い女の子のイラストの方が欲しい。
となると当てはまるのは、
- 転売して利益を得たいから
- コミュニティに入りたいから
このどちらかになりますよね。
「Moonbirds」は転売して利益を得たい。
例えば、この「Moonbirds」というNFTコレクション。
このコレクションは、NFTやクリプトの界隈では著名な2人組によって設立されました。
NFTコレクションと絡めて、あるプロジェクトを進行する。そう宣言したんです。
すると、
あぁ、この人たちが始めるプロジェクトなら成功しそうだ。応援しよう。
そうやって、世界中の「投資家」たちがNFTを購入し、このプロジェクトの動向を見守るわけです。
そう、これは「投資」なんですね。事業投資です。
今後このプロジェクトが成功した時、このNFTは今の価格とは比べ物にならない程の高値を付ける。
勘の良い人なら分かるでしょう。
NFTを使って、事業の資金調達をする。この流れは、今後もどんどん加速していくでしょう。
「Nouns」はコミュニティに入りたい。
もう一つ、「Nouns」というコレクションですね。
このNounsのNFTを持っているホルダーは、「Nounders」と呼ばれます。
そして、このNounders専用のdiscordコミュニティに招待されるんです。
このコミュニティのことを、「DAO(自律分散型組織)」って言います。
ちょっとややこしくなってきたけど、付いてきてください!
DAOの中では、同じ思想を持った人たちがそれぞれ、様々なプロジェクトを進めています。
このDAOに入りたい人が増えると、NFTの価格もどんどん上がっていく。
それに伴って、コミュニティも盛り上がっていく。
いわゆる「会社」のようなものができているんです。
そしてさっき、NFTは株式と同じ役目を担っているって言いましたよね。
そうなんです。
NFTは、ただのアートの域を超えた価値を持っているんです。
NFTは「売り方」がめちゃくちゃ大事です。
NFT運営において、一番大事なことはなんだと思いますか?
イラストのクオリティ、クリエイターの人柄。もちろん大事です。
ただその中でも、「売り方」がめちゃくちゃ大事なんです。
- 将来性がありそうな事業テーマを掲げる
- 入りたくなるようなコミュニティのチケットにする
- 前例がないような斬新な売り方をする
需要を考えてマーケティングをして物を売る。商売の基本です。
ぶっちゃけドット絵のNFTなんて、NFTその物に大して価値はないはずなんです。
10000枚のNFTを自動生成してるわけですからね。
なら、なぜ売れるか。
それを手に入れることで、何か大きなリターンが臨めるって考えるからですね。
そう考えてもらえるように、売り方を考えないといけないわけです。