NFTとブロックチェーンの違いと関係性について分かりやすく解説する。

なふと

最近話題のNFTだけど、いまいちよく分かってないんだよね。

安心してください。

今の段階でNFTに興味を持って自分で調べている時点で、あなたは最先端の人材です。


まだまだNFTの市場は立ち上がったばかりで、その仕組みを理解している人なんて日本では1%もいません。

  • データの複製ができなくなるんでしょ?
  • 「ブロックチェーン」とか「仮想通貨」と関係があるらしい。

これくらいの知識を持っているだけでも十分です。ほんとに。


でも、せっかくこの記事を読んでくれているあなたには、もう少し掘り下げて理解してもらいたい。

今回は、NFTと「ブロックチェーン」の違いと関係性について、分かりやすく解説していきます。


この記事を読んだ後は、とりあえずNFTやブロックチェーンが得体の知れないものではなくなっているはずです。

なふと

何も知らない人に聞かれた時に答えられるくらいにはなりますね。


目次

そもそもNFTって何なの?

さて、そもそもNFTって何なのか。

そう思ってネットで調べてみても、一番初めに出てくるのは大抵これ。


NFTとは、Non-Fungible Token(非代替性トークン)の略です。

いや分かるかい。


ってことで、この記事では敢えて難しい話はしません。

大事なのはこのテクノロジーを実際に使えるようになることなんで、最初はイメージで十分。

難しいことは、その後興味を持った時に勉強すればいいんです。


Bored Ape Yacht Club

こちらは、世界で最も有名なNFTコレクションである、Bored Ape Yacht Club(BAYC)です。

なんとも、初めて見た時は少し気持ちが悪いというか、お世辞にも可愛いとは言えないイラストですよね。


でも僕は、このBAYCのNFTが喉から手が出るほど欲しい。

なぜならこのNFT、一枚当たり2000万円以上で取引されている超高額のデジタル上のアートだから。


  • ジャスティン・ビーバー
  • マドンナ
  • パリス・ヒルトン

なんと、誰もが知る海外セレブたちも、このBAYCのホルダーなんです。

まさにブランド物の車や時計のように、お金持ちのステータスの1つになっているんですね。


でも、普通はここでこう思うはず。

なふと

いや、デジタルアートを所有するってどういうこと?

そこですよね、知りたいのは。ここがNFTの根幹ですからね。


別にBAYCだって、右クリックして「名前をつけて画像を保存」なら誰だってできる。

なふと

これで俺もBAYCホルダーだーっ

そうはならないんです。なぜか。


NFTの情報は全て「ブロックチェーン」上に刻まれている。

現実のアートの話と比較しながら考えてみましょう。


Wikipedia

例えば、誰もが知る「レオナルド・ダ・ヴィンチ」の「モナリザ」

実に数億円の価値を持ち、世界で最も高額なアートであると言われています。


さて、モナリザにここまでの価値が付いている理由を考えてみましょう。

ダ・ヴィンチが描いた本物は世界で1枚しかなく、それを世界中の人が欲しがるから。

そしてその所有権は、「ルーヴル美術館」ただ一つにあるんです。


ここで大事なことは、

  • 世界中で1つしかないという「希少性」
  • 「所有権」が特定の誰かにある。

この2つの条件が揃った時に、アートは価値を持つということ。


さてここで、デジタルアートであるNFTに話を戻しましょう。

従来のデジタル上の画像というのは、インターネットの仕様上、右クリックで無限に複製可能だった。

だから「希少性」なんてあるわけがないし、そもそも「所有権」なんて概念すら存在しなかったわけです。


ここで登場したのが、ブロックチェーンの技術。

ブロックチェーンの技術的な話について話し出すと難しすぎるので本当にざっくり説明すると、


ブロックチェーンとは、一般に、「取引履歴を暗号技術によって過去から1本の鎖のようにつなげ、正確な取引履歴を維持しようとする技術」とされています。

全国銀行協会

あくまでこれは、ただの「技術」です。

ブロックチェーンが発明された当初は、NFTなんてものができるなんて誰も想像してはいなかった。


しかし、この技術をデジタルアートに応用してみるとどうでしょう。

ある1つのアートをデータとして管理し、それを取引することができ、その履歴を維持することができる。

そうなんです。「希少性」と「所有権」というデジタルアートの2つの問題を、一気に解決することができたんですね。


BAYC #3001

例によって、このBAYCのNFT。実は取引履歴って誰でも見ることができて、


いつこのNFTが発行され、誰が誰にいつ、いくらで売られ、今誰が持っているのか。

全てがブロックチェーン上に刻まれているんです。

なふと

JustinBieberNFTs、ジャスティン・ビーバーが所有していますね。


そしてこの取引履歴は、ブロックチェーンの仕様上、技術的に絶対に改ざんすることはできない。

だからこそみんな信頼性を持って、NFTに価値を見出すことができるんです。


NFTは「失われていた価値」を取り戻す。

そもそも、今までが間違ってたんです。

リアルであろうがデジタルであろうが、アートであることに変わりはない。

クリエイターの労力は同じくらいかかっているし、ただ媒体が違うだけなはず。


なのに従来のデジタルアートには、技術的な問題からどうしても価値をつけることが難しかった。

「デジタルデータは簡単に複製することができる。」これが問題だったわけです。


それが、ブロックチェーンという技術の登場によって全てが変わった。

NFT、ブロックチェーンは、今まで失われていた価値をテクノロジーで取り戻すことに成功したんです。


この技術の可能性にいち早く気付いた人たちは、億単位の資産を投資し、新しい世界の訪れを楽しんでいる。

恐らく彼らは、今後NFTの市場が拡大することで、更に大きなリターンを得ることができるのでしょう。


我々も、このテクノロジーの発展を横目で眺めているだけではいけない。

何もBAYCを買えと言っているわけではない。僕にも到底手の届かない代物です。

ただ、黎明期の今の段階から、NFT、ブロックチェーンの技術に触れておくことが大事なんです。


  • コレクターとしてNFTに投資をする
  • クリエイターとしてNFTコレクションを運営する
  • エンジニアとして技術的な面を極める

なんでもいい。いち早くこの市場に参入して、勉強して、何かしらのアウトプットをする。

実際に触れている人と、言葉だけ知っている人。この間には、大きな壁がある。


僕も、NFTをいくつも売買し、投資をし、そこで得た知見をこうやって発信しています。

情報感度の高いあなたなら、今何をすれば良いのか、言わなくても分かるはずです。

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